私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
懺悔(ざんげ)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
また、花壇が壊されてるねえ。いったい誰なんだろう。
・・・、ひよこさん、実は誰がやったか知ってるんだ。
誰なんだい?言いたくないなら無理しないでいいよ。
いや、懺悔するよ。実は僕がサッカーの練習で花壇を何度も荒らしてしまったんだ。ごめんよ。
・・・、お前かー!
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「懺悔」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
懺悔の漢字や意味とは?
懺悔(ざんげ)とは、
- 過去に犯した罪悪を神仏の前で告白し許しを請う、悔い改めること。
- 罪やあやまちを他人に告白して、許しを請うこと。
このような意味があります。
「懺」には「忍」という意味が込められていて、
とされています。
懺悔の語源
もともとは神仏の前で、自分の罪を悔い改め許しを請うことの意味でしたが、次第にこれが、他の宗教や人と人との間でも使われるようになりました。
懺悔は仏教用語であり、仏教においては「さんげ」と読むようですね。
懺悔という言葉は、インドの言葉でサンスクリット語の「クシャマ」を語源にしているとされてます。
音写すると「懺摩(サンマ)」
意訳すると「悔過(ケカ)」
「懺摩」の「懺」
「悔過」の「悔」
これを合わせて「懺悔」という言葉としたようですね。
懺悔の使い方や例文は?
さて、この懺悔という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
懺悔という言葉の使い方は、
- 神仏の前で自分の罪を許してもらいたい。
- 自分の過ちや隠し事など他人に言うことで、許しや理解を得たい。
- 「懺悔する、懺悔しなさい」などといった使い方。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
懺悔を使った例文は
- 彼女に自分の間違った交遊を懺悔したいのに、一向に取り合ってくれない。
- 神前で懺悔することで、神はすべてお許しになるだろう。
- 友達に懺悔した内容が周りに広まってしまい、みんなから避けられてしまった。
このような感じでしょうか。
何か罪の意識や後ろめたいことを感じていて、それを人に話すことで楽になろうという様子が思い浮かびます。
あとがき
懺悔とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして懺悔を簡単にまとめますね。
意味過去に犯した罪悪を神仏の前で告白し許しを請う、悔い改めること。
罪やあやまちを他人に告白して、許しを請うこと。
懺悔は仏教用語で、インドの言葉でサンスクリット語の「クシャマ」が語源。
使い方・例文彼女に自分の間違った交遊を懺悔したいのに、一向に取り合ってくれない。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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