私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
羽目を外す(はめをはずす)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
ああー、やっとテストが終わったよ!
長かったねえ。これで夏休みが待ってるよ。
うおー、もう我慢できないよ、今からプールに行こう!
うさぎさん、走ったら危ない!
うわぁぁぁぁぁぁぁ。
派手に転んだねえ。大丈夫?ちょっと羽目を外しすぎだよ・・・。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「羽目を外す」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
羽目を外すの漢字や意味とは?
羽目を外すとは、
このような意味があります。
羽目(はめ)とは、
板を並べて張り付けた壁
という意味ですが、これが転じて「羽目を外す」となったとは考えにくいことから別の語源があります。
他にも、
こんな羽目になるなんて・・・。
などのように、
- 好ましくない状態
- 逃れられない状態
という意味もあります。
羽目を外すの語源
羽目を外すの語源には、馬に取り付ける馬具の「馬銜(はみ)」が転じたものだと考えられています。
ハミは馬を操るための馬具で、これがないと馬は自由に動いてしまい、言うことをきかせることができません。
ですので、このハミがない馬は暴れて好き勝手走ってしまいますよね。
その様子から
「ハミを外す」
これが「羽目を外す」というようになったと言われています。
「ハミ」が「羽目」になったのは音が似た言葉であったことと、馬を使った生活から遠ざかったことで認識できる人が少なくなっていった。
こういう理由で「羽目」という言葉に間違って置き換えられていったと考えられています。
羽目を外すの使い方や例文は?
さて、この羽目を外すという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
羽目を外すという言葉の使い方は、
- 気分が高まってしまい普段できないようなことをしたとき
- 特別な状況で調子に乗ってしまった
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
羽目を外すを使った例文は
- 試験が終わって羽目を外しすぎて警察のお世話になってしまった。
- 今日は羽目を外して思いっきり遊ぶぞ!
- 飲み会の席で酒を飲みすぎてしまい、羽目を外して部長に怒られた。
このような感じでしょうか。
解放感からはしゃいでしまう、少し度を越した行動をとってしまうようなことが感じ取れると思います。
羽目を外すの類義語は?
さて、この「羽目を外す」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
羽をのばす
羽をのばすの意味は、抑圧された状態から解放され、気ままに行動することの意味ですが、これが度を過ぎると羽目を外すことになります。
このあたりの強弱で使い分けれればいいと思います。
あとがき
羽目を外すとはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして羽目を外すを簡単にまとめますね。
意味調子に乗って度を越してしまう。
補足羽目を外すの語源には、馬に取り付ける馬具の「馬銜(はみ)」が転じたものだと考えられています。
使い方・例文試験が終わって羽目を外しすぎて警察のお世話になってしまった。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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