私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
曲者
この言葉の読み方は曲者(くせもの)と読みます
この言葉の意味をご存知でしょうか?
このサッカーの試合はぜったい負けられないけど、どうして相手は急に攻めが弱くなったんだろう。
・・・!もしかしたら、今僕らに攻めさせておいて疲れるのを狙ってるのかもしれないよ。
でも、このままだったら僕らの勝ちなのに・・・、もしかして控えに残ってるエースを入れなかったのもこれを見越してなのかな。
だとしたら相手の監督はかなりの曲者だ。よっぽど展開が読めてないと無理だよ。
これはこのあと何かが起こるね。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「曲者」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文、その語源などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
曲者の漢字や意味とは?
曲者(くせもの)とは、
このような意味があります。
曲者の語源
誰にでも何かしらの癖を持っているように、悪い癖、良い癖があります。
そのどちらでも、昔は個性的な癖の持ち主として「癖者」とよばれていました。
この「癖」はおかしい性癖を持った者を指していたと言われています。
それが時代とともに悪い癖を持つ者だけがピックアップされて、「くせもの」と呼ばれるようになり、それがさらに
という意味に変わったと言われています。
曲者の「曲」は、心の曲がった者という意味で使われていたため、このような感じとして現代に残っているようですね。
曲者の使い方や例文は?
さて、この曲者という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
曲者という言葉の使い方は、
- 怪しい人
- 正体がわからない者
- 油断ならないもの、事柄
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
曲者を使った例文は
- どうやら屋敷に曲者が紛れ込んだが、捕えられたようだ。
- まさかここでこんな大胆な選手起用をするとは、あの監督はかなりの曲者だ。
- 毎年ひっかけ問題を入れてくるから、このテストはなかなか曲者だ。
このような感じでしょうか。
油断ならないことや得体のしれないものについて、曲者という言葉がしっくりとあてはまっていると思います。
また、人だけではなくて何か事柄についても使われることが多いので、幅が広いと思います。
あとがき
曲者とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして曲者を簡単にまとめますね。
意味あやしい人、油断できない人、得体の知れないもの
補足人だけではなくて何か事柄についても使われることが多い
使い方・例文どうやら屋敷に曲者が紛れ込んだが、捕えられたようだ。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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