私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
上の空(うわのそら)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
ああ、ネコさんはなんて言ってくれるんだろう。
うさぎさん、ねえ、ちょっとこっち来て。
ああ:勢いで好きって言っちゃったけど、返事は明日ってドキドキするなあ。
うさぎさん、君の作った作品壊されてるよ。
う~、心配だけど、OKだったらどうしよ~。
うさぎさん・・・、だめだ、何を言っても上の空だ。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「上の空」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
上の空の意味や語源とは?
上の空とは
こんな意味があります。
「うわの空なる心」といったように、心の位置が遠く離れた空にある、心が離れているといった状態を表すことから来ていると言われています。
これが省略されて、「上の空」というように呼ばれ始めたのだそうです。
上の空の使い方や例文は?
さて、この上の空という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
上の空という言葉の使い方は、
- 「上の空だ」「上の空になる」といった使い方が多い。
- 「心ここにあらず」といった状態
- 何か別のことを考えてボーっとしている様子
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
上の空を使った例文は
- 今日の夕食のことを考えていると楽しくなって、大事な会議中に上の空だった
- 新しい彼女のことで頭がいっぱいになり、今日は一日中上の空だった。
- 明日発表されるテストの結果が心配で、運転中も上の空になって事故を起こしかけた。
このような感じでしょうか。
1つのことに一切集中できずに、違う事ばかり考えているようなことが例文からも感じ取れると思います。
上の空の類義語は?
さて、この「上の空」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
英語では、
- Absentminded:上の空
- space out:ぼーっとする
- head in the clouds:空想にふける・ぼんやりする
このような言葉が当てはまるようですね。
あとがき
上の空とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして上の空を簡単にまとめますね。
意味他のことに気を取られてしまい、集中できない様子。
類義語心ここにあらず
英語では、
Absentminded:上の空
space out:ぼーっとする
head in the clouds:空想にふける・ぼんやりする
今日の夕食のことを考えていると楽しくなって、大事な会議中に上の空だった
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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