私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
一気呵成(いっきかせい)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
よしよし、この試合で最大のチャンスが巡ってきたよ。
そうだね、ここは一気呵成にエースを投入だよ。
これならこの試合も逆転で勝てるぞ!
よし、がんばれ、・・・、って、あ~!!ぜんぜんだめだ~!
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「一気呵成」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
一気呵成の漢字や意味とは?
一気呵成とは、
このような意味があります。
それぞれに分けて考えると
一気:ひと息
呵成:成し遂げる
このようになります。
一気呵成の「呵」は「可」ではないので注意しましょう。
このときの「呵」は、息を吹きかけることを意味しています。
一気呵成の語源
もともと一気呵成は、凍った筆に息を吹きかけて温め、一気に文章を書き上げることから来ていました。
今では文や文字を書く時以外にもいろいろなことに使われますが、勢いに乗って集中した様子がうかがえます。
一気呵成の使い方や例文は?
さて、この一気呵成という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
一気呵成という言葉の使い方は、
- 勢いよく、一気に行うとき
- 休まずに続けざまに行動する
- 力の入った様子
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
一気呵成を使った例文は
- 試合の重要な局面で、チャンスと見るやいなや一気呵成に攻め込んだ。
- アイデアがあふれているうちに、一気呵成に文章を書き上げた。
一気に行うという意味の一気呵成ですが、その中身は気持ちがこもったり集中した様子がうかがえます。
てきとうでもいいから一気に行うといった感じではないので、使い分けれるようにしましょう。
一気呵成の類義語は?
さて、この「一気呵成」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
- 息つく間もなく
- 息もつかせぬ
先ほどあったように一気呵成には意思があります。
だからこの類義語も同じような意味ではありますが、意思のないときにも使われます。
雨が急に降ったと思ったら、息をつかせぬ間もなく土砂が襲い掛かってきた。
土砂に意思はないので、こういった時に使い分けは必要ですね。
あとがき
一気呵成とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして一気呵成を簡単にまとめますね。
意味間髪入れずいっぺんに
補足一気呵成の「呵」は「可」ではない
一気呵成には意思が込められている。
使い方・例文試合の重要な局面で、チャンスと見るやいなや一気呵成に攻め込んだ。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
関連ページ