私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
医者の不養生(いしゃのふようじょう)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
インフルエンザの予防接種ってもう受けた?
うけたよ、ちょっといやだったけど。
今日受けに行ったんだけど、なんだか担当のお医者さんがインフルエンザで倒れたらしくて、急に場所が変わったんだよ。
まさに医者の不養生だね。気を付けないと怖いね。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「医者の不養生」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
医者の不養生の漢字や意味とは?
医者の不養生とは、
このような意味があります。
不養生
という言葉が、健康に気を使わないことを表しています。
医者は人の健康についていろいろと注意をするが、自分の健康についてはあまり注意しないことからきています。
ですので、医者という職業を例えとして、
専門家はいろいろ他人にアドバイスや忠告をするけれど、実際に自分のこととなるとそんなにきちんとできていないことが多いですよ。
といったことですね。
わかってはいるのだけれど、なかなかできないことって多いですよね。
医者の不養生の使い方や例文は?
さて、この医者の不養生という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
医者の不養生という言葉の使い方は、
- わかってるけどなかなかできない。
- 専門的な知識はあるが自分は出来ていない
- 人にはいろいろアドバイスするが、自分はなかなかしない
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
医者の不養生を使った例文は
- 肥満は病気になりやすいから痩せなさいと言うが、その医師が一番太っている。まさに医者の不養生だ。
- 医者の不養生というのか、管理栄養士の彼女の食事が一番管理されていない。
- タクシー運転手なのにプライベートの運転が荒い彼は、まさに医者の不養生だ。
このことわざでは「医者」という言葉が出てきますが、医者のことを例えていう言葉なので、実際には医者以外の時に使われることも多いです。
仕事がらいろいろと人に対して言うけれど、そういう自分は実はしっかりできていないというときに使われることが多いですね。
医者の不養生の類義語は?
さて、この「医者の不養生」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
棚に上げる
少し意味合いは違いますが、自分のことはさておき、相手に対してはいろいろと言ってくるときに使われる言葉です。
- 坊主の不信心
- 易者の身の上知らず
- 紺屋の白袴
また、こういった類義語があります。
あとがき
医者の不養生とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして医者の不養生を簡単にまとめますね。
意味頭では理解できてはいるけれど、実行のともなわないたとえ
類義語坊主の不信心
易者の身の上知らず
紺屋の白袴
肥満は病気になりやすいから痩せなさいと言うが、その医師が一番太っている。まさに医者の不養生だ。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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