四字熟語

付和雷同の意味とは?その使い方や例文、類義語や対義語は?

2017年7月1日

付和雷同

私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な

「四字熟語」や「ことわざ」、「慣用句」

それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。

あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。

そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、

付和雷同(ふわらいどう)

この言葉の意味をご存知でしょうか?

 

僕は次はこっちの道に行くけど、うさぎさんはどうするの?

 

考えてもわからないな~?もうひよこさんと一緒でいいかな。

 

次は右の道だね。うさぎさんはこのスタンプを集めるなら右の道以外だね。

 

よくわからないから、僕も右に行くよ。

 

それじゃ意味ないよ!いつも付和雷同してばっかりじゃ、いつまでもスタンプ集まらないよ?

 

もういいんだよ、よくわからないし。

 

だめだ、完全にお疲れモードだ・・・。

「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。

そこで今回は、この「付和雷同」という言葉の意味についてまとめました。

また使い方や例文、その語源などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!

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付和雷同の漢字や意味とは?

付和雷同とは、

自分の考えや意見がなく、すぐ人の意見に賛成してしまうこと

このような意味があります。

付和雷同は「附和雷同」とも書くことがありますね。

それぞれの漢字に分けて考えると、

付和:他人の意見に賛成する
雷同:雷が鳴ると響く

このような意味を持っています。

雷同:雷が鳴ると響く

ということですが、雷が鳴るといろんな物が響いたり振動しますよね。

ですので、

「自分の意思とは関係なく、意見がなく」

ということを強調している言葉となっています。

また、良く間違われる書き方が「不和雷同」です

不和は「仲たがい」という意味です。

ここでは、

和:人に同調をする
付和:和に付く

 

ということで「付和」となっているので、書き間違いのないようにしましょう。

また、雷同も「雷動」と書きやすいので注意。

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付和雷同の語源

付和雷同は、中国の古典「礼記」に語源があります。

「勦説する毋れ、雷同する毋れ(そうせつするなかれ、らいどうするなかれ)」

このような文章があり、

「他人の説を盗んで自分の説としてはいけない、他人の意見にむやみに賛同するものではない」

こんな意味があるんですね。

 

付和雷同の使い方や例文は?

さて、この付和雷同という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。

付和雷同という言葉の使い方は、

  • すぐ人の意見に流される
  • みんなが言っているから自分も

こういったシーンで使いたい言葉です。

では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。

 

付和雷同を使った例文は

  • 付和雷同して出た選挙結果なんだから、今になって文句を言うな。
  • 何に対しても付和雷同で楽な生き方をしても、結局誰からも信用されない。
  • 上司には付和雷同して部下には威張る、典型的な太鼓持ち課長がわが社にはいる。

 

このような感じでしょうか。

自分の考えを持たず、人の意見にすぐ賛成するといった様子が思い浮かぶと思います。

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付和雷同の類義語は?

さて、この「付和雷同」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。

  • 付和随行(ふわずいこう)
  • 唯唯諾諾(いいだくだく)
  • 百依百順(ひゃくいひゃくじゅん)

こういったところでしょうか。

いいなりになること、良し悪しにかかわらず承諾する。

といった意味で似たような部分があると思います。

 

対義語
  • 志操堅固(しそうけんご):志を守る、考え方をつらぬき通すこと
  • 堅忍不抜(けんにんふばつ):意思が固く、つらいことも耐え忍ぶこと
  • 和而不同(わじふどう):人と協調するが、安直に同調したり意見を同じにしないこと

こういったところでしょうか。

 

あとがき

付和雷同とはどんな意味があるのか。

その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。

さて、まとめとして付和雷同を簡単にまとめますね。

意味

自分の考えや意見がなく、すぐ人の意見に賛成してしまうこと

補足

付和:他人の意見に賛成する
雷同:雷が鳴ると響く

「不和雷同」と間違えない

使い方・例文

付和雷同して出た選挙結果なんだから、今になって文句を言うな。

 

今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。

 

こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。

普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。

そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。

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