私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
一部始終
この言葉の意味をご存知でしょうか?
ここにこの前のテストを隠していたんだよね。久しぶりに大失敗しちゃったから、みんなに見つかったらいい笑いものにされるよ。
・・・、あんなところに隠していたのか。
さて、早く持って帰って処分しないと。あ、うさぎさん、何してるのこんなところで。
一部始終見ていたよ、ひよこさん。わぁ~これは珍しいこともあるもんだ!みんなに言ってこよーっと。
しまったよ、一番見られてはいけない人に・・・。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「一部始終」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文、その語源などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
一部始終の漢字や意味とは?
一部始終とは
このような意味があります。
それぞれの感じで分けて見ると
一部:一冊の本
始終:始めから終わりまで
この場合の一部とは、「一冊の本」を指していて、一部、二部、10万部発行などというように本の単位のことです。
そのことから、
一冊の本にたくさん書いてあるような、小さな物事もすべて
ということが込められており、「全部」というようにもとることができます。
一部始終の使い方や例文は?
さて、この一部始終という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
一部始終という言葉の使い方は、
- 最初から最後まで
- 始まりと終わりすべて
- 「物事の全部のなりゆき」を強調したいとき
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
一部始終を使った例文は
- 防犯カメラは犯人の犯行を一部始終録画していた。
- この物語の続編は、前回を一部始終見ておかないと途中からではわからない。
- ニュースではこの前の事件について一部始終報道がされている。
このような感じでしょうか。
「物事などの最初から最後まで」といった意味で使われている様子が浮かんでくると思います。
ことの成り行き、顛末(てんまつ)を言うときによく使われますね。
あとがき
一部始終とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして一部始終を簡単にまとめますね。
意味始めから終わりまで、すべての様子
補足一部とは、一冊の本のこと
使い方・例文防犯カメラは犯人の犯行を一部始終録画していた。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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