私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
「四字熟語」や「ことわざ」、「慣用句」
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
揚げ足をとる
この言葉の意味をご存知でしょうか?
今回はテストできなかったよ~
今回もでしょ?
そうだけど・・・、今日からしっかりと勉強しないとお母さんに怒られるよ。
仮にしっかりと勉強してたとしても、他にもいっぱい怒られてるでしょ。
・・・、とにかく、今日のテストのことはいったん忘れて一からやり直そう。
いつも忘れてるし、一からやり直すというよりゼロからのスタートだね。
いちいち揚げ足とらないでよ・・・。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「揚げ足をとる」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文、その語源などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
揚げ足をとるの語源や漢字、意味とは?
揚げ足をとるという言葉の意味は、
よく、人の発言の間違った部分を取り上げて言われることが多いですね。
また、たいしたことではないし誰も気になる部分ではないのに、敢えてそこを強調するかのように取り上げて問題にしたりするケースもあります。
揚げ足をとるの語源
揚げ足とは、元々は相撲などで相手が技を掛けようとして揚げた足を意味します。
技をかけようと、蹴り上げた足をとって相手を転ばせようとしたことを、揚げ足をとると言いました。
それが徐々に様々なシーンでも使われるようになって、浸透していったと考えられています。
揚げ足をとるの使い方や例文は?
さて、この揚げ足をとるという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
揚げ足をとるという言葉の使い方は、
- 相手が不用意に発した言葉についてからかう
- 相手の誤った部分をとらえて非難する
- 強調しなくてもいいような、ささいな部分を捉えて困らせる。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
揚げ足をとるを使った例文は
ひとつの文章では伝わりにくいかもしれないので、シーンとして例文を作ってみました。
困ったことがあったら呼んでください。
あなたは困ったことがないと助けてくれないんだね、私らより高い給料もらってるのに。
楽な仕事でいいですね、じゃあせいぜい頑張らさせてもらいます。
そんな揚げ足をとるようなことは言わないで。やることが終わったら手伝いに来るから。
今日の料理の出来はちょっと悪かったです。
今日の料理っていうか、いつもは出来が良いんですね。揚げ足をとるような言い方ですが、ぜひ調子のいい時に食べさせて欲しいものだ。
https://www.youtube.com/watch?v=OqWdB5ozmUU
揚げ足をとるの類義語は?
さて、この「揚げ足をとる」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
例えば、
言葉尻をとらえる
ちょっとした言いそこないにつけ込んで、批判したりすること。
という意味になるので、似たような形で使える場面も多いと思います。
あとがき
揚げ足をとるとはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして揚げ足をとるを簡単にまとめますね。
意味人の発言や行動に対して、その一部分だけを取り上げて困らせようとすること。
補足揚げ足:元々は相撲などで、相手が技を掛けようとして揚げた足を意味していた。
使い方・例文困ったことがあったら呼んでください。
あなたは困ったことがないと助けてくれないんだね、私らより高い給料もらってるのに。
楽な仕事でいいですね、じゃあせいぜい頑張らさせてもらいます。
そんな揚げ足をとるようなことは言わないで。やることが終わったら手伝いに来るから。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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