普段の話やテレビなどでも、よく「アイデンティティ」という言葉が使われます。
- これをされると、俺のアイデンティティがない!
- この店のアイデンティティがわからん。
こんなふうに、お笑いのやり取りの中でもよく聞いたりします。
では、このアイデンティティの意味とは何なのでしょうか。
わかりやすくまとめたものと、その使い方や例文と一緒に見ていきたいと思います。
アイデンティティとは意味をわかりやすくいうと?
アイデンティティとは、その意味がしっくりと来ない人も多いと思います。
辞書で調べると
- 他とははっきりと区別される、一人の人間の個性
- 自分が独自性を持った、ほかならぬ自分であるという感覚
- 自己同一性
- 個人だけでなく、組織や集団、民族などについても言う。
アイデンティティの意味を分かりやすく言うと、まずは、
「あなたのアイデンティティ(他とは区別される個性)は何ですか?」
このような感じで会話に入れることができますね。
もっと言うと、
- 自分が自信をもっていること
- 自分自身のよりどころ
- 自分らしさ、個性
このように捉えると良いと思います。
例えば、具体的に言うと
- 英語が得意で他の人には負けないと思っている。
- スポーツは苦手だが、勉強は得意だ。
- 誰とでも話を合わせることができる。
これらは、
- 自分がどういう人間なのか?
- 自分が自分である事はどこ(何)にあるのか?
すべてが同じ人間なんていませんよね。
ただ、これらを自分のアイデンティティを感じるには、自分でこの感覚を持っていないといけません。
先ほどの
「スポーツは苦手だが、勉強は得意だ。」
これは他人があなたのことをスポーツが上手だと思っていても、あなた自身はスポーツを苦手と感じています。
この場合、他人の認識とあなたの認識がズレているため、「スポーツが上手」ということはあなたのアイデンティティにはなりません。
また、個人だけではなく家族や国家などの集団の単位でも使われるときがあります。
- 日本のアイデンティティは、世界に誇れるアニメ文化だ。
- 私の家族のアイデンティティは、父親がすべて決定権を持つところだ。
そして、ブランドのロゴなどもアイデンティティとして認識されます。
グッチやシャネルなどのロゴは、ブランドのイメージとして定着していますよね。
また、身近なところでコンビニのマークは一目見ただけで、
このマークはこの会社のものだ。
と、多くの人ががわかるものです。
これらもアイデンティティとして取り扱われますね。
「音」に関しても、
- マクドナルドのポテトの上がる音
- ファミリーマートの来店音
今思い出してもなんとなくわかりますよね。
などなど、言葉としては「アイデンティティ」の一言ですが、使われる用途や意味は範囲が広くなっています。
アイデンティティの使い方や例文は?
アイデンティティの使い方・例文をいくつか考えてみました。
- 友達からも料理がうまいと言われるので、アイデンティティを守るために常に新しいレシピに取り組んでいる。
- 自分は勉強ができると思っていたが、上には上がたくさんいて自分のアイデンティティがよくわからなくなった。
- 彼は自分のアイデンティティを強く持っているので、その上で行動している。
- 今回から安売りを一切やめ高級路線へとかじを切ったので、これを企業のアイデンティティとして確立させたい。
- この国のアイデンティティは景色が雄大なところだ。
それぞれが自分自身(または国や企業の特色)の中に持つ、「特別なモノ」を感じられると思います。
あとがき
アイデンティティの意味を分かりやすくかみ砕いたつもりですが、感覚的なところもあるので、なかなかうまく伝えにくい部分もあります。
使い方や例文から見てもわかるように、アイデンティティは個人や国、企業などがもつ独自性などととらえるとわかりやすいかもしれません。
テレビや会話などでもたびたび出てくるアイデンティティという単語ですが、いろんな使い方を聞いて、自分でも上手に使えるといいですね。
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