8月の祝日としてできた
『山の日』
8月という時期に生まれた山の日は、夏休みに入っている学生の休日には関係ないですが、祝日の関係する会社員の方には一つ休みが増えることになります。
では、
この山の日の祝日はいつからなのかご存じですか?
そしてその由来や理由、法案制定が決定されたのはなぜなのか?
この山の日という祝日が生まれた背景には、どのようなことがあったのかを見ていきましょう。
山の日の祝日はいつからなの?
「山の日」
という祝日が祝日改正法案で制定されました。
この山の日という祝日はいつからなのかというと、施行は2016年の夏で、
「8月11日」
と決定しました。
しかし、2021年はオリンピック開催のため祝日が移動しています。
国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)の特例について
令和3年(2021年)に限り、「海の日」は7月22日に、「スポーツの日」は7月23日に、「山の日」は8月8日(※)になります。
平成三十二年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法等の一部を改正する法律(令和2年法律第68号)が本年12月28日に施行されることに伴い、改正後の令和三年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法(平成27年法律第33号)第32条第2項の規定に基づき、令和3年(2021年)における海の日、スポーツの日及び山の日については、上記の通りとなります。
(※)国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)第3条第2項の規定に基づき、8月9日は休日となります。
参照:内閣府
お盆に近い祝日ということもあり、この日にちの前後で連休になる年も現れてくると思います。
山の日という祝日になった由来は?
今回の山の日が祝日になった由来は、
「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日」
というような意味が込められています。
同じような祝日に「海の日」がありますが、こちらは
というような意味が込められています。
山の日という祝日になった理由は?
山の日という祝日になった理由は、超党派の国会議員でつくる
によって、初めは8月12日で検討されていました。
登山愛好家らの山岳団体などが、
といったことなどを掲げ、制定を求めていたのですね。
そして、お盆休みも含めて多くの国民が休むこの期間で調整していました。
しかし、8月12日は日航ジャンボ機の墜落した事故があった日で、毎年、慰霊登山や式典が行われているため、
「慰霊の日を祝日とすることはそぐわない」
などとして日にちがずらされ、8月11日へと調整されました。
他にも経済的な理由として、夏山シーズンであることや企業活動のへの影響が比較的小さい日であることがこの祝日の決定の大きな理由です。
あとがき
山の日という祝日がいつからなのか気になっていた人もいるでしょうが、これによって8月にも祝日が誕生しました。
お盆休みが大型連休になる可能性も増えたことで、これを歓迎する声やそうでない声など賛否両論です。
ただ、この祝日のために、
いずれ、この6月にも祝日ができるのかどうかはわからないですが、このように祝日が新たに適用開始するのは、
祝日が1日増えたと実感するのは、
という決定になります。
今回山の日ができたことによって「海の日」「山の日」となりました。
次は、「空の日」でも作ってしまうのでしょうか?
と思っていると、実は祝日ではないけれどこれもすでに作られています。
国土交通省航空局のホームページには、1940年に制定された「航空日」が始まりとなり、
というような期間がすでにあるのです。
でも、これが祝日になったとしても6月は梅雨空。
空の日には向かない空模様ですね。
もし制定されるなら、そのまま9月で落ち着きそうです。
お盆付近に増えた祝日で、外出される人も多くなることが予想されます。
この時期の外出にはしっかりとした計画を立てて、渋滞に巻き込まれないようにしたいですね。
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