梅雨から夏の間の、高温で湿気の高い季節になると悩まされるようになるダニの被害ですが、そんなダニが最も発生しやすい場所が
布団の中
ダニは人間のフケや垢といったものを餌にしているため、人生の3分の1ほども滞在している布団の中は、それはもうダニにとっては絶好の住居になります。
そんな布団のダニ対策を私もたくさん行ってきました。
では、いったいどんなダニ対策方法があるのか?
そしてよく聞く布団乾燥機や掃除機、防ダニ布団などはどのくらい効果が期待できるものなのでしょうか?
今回は、布団のダニに関する対策方法についてまとめました。
今回の布団対策について、今までの私の経験をすべて記事に起こしています。
だからものすごく長い記事になっていますが、内容はめっちゃ濃いです。
本気で布団のダニ対策をしたい人は、ぜひ最後までお読み下さい。
私が試した布団のダニ対策の方法とは?
布団にはダニがたくさんいて、
- 一匹が1日1個~の卵を産む。
- 一匹が1日5個の糞をする。
- 一匹が2~3ヶ月生き続ける。
こんな生活をしています。
と、もう考えたくもないような状態ですが、あなたが寝ている場所はそんな布団かもしれません。
私もダニに悩まされ続けて、色んな方法をやって来ましたがどんな対策ができるのか次にまとめます。
- 布団乾燥機を使う。
- 布団掃除機をかける。
- 防ダニ布団に変える。
- ダニ退治シートを使う。
- ダニ退治スプレーを使う。
- バルサンを焚く。
- ダニアーススプレーを使う。
- こまめな洗濯をする。
- 天日干しをする。
- アイロンをかける。
- コインランドリーで布団乾燥する。
ネット上で見かけた事はほとんどやりました。
これらは賛否両論あって、「ちまたではあまり効果がない」と言われている方法も入れています。
例えば天日干しも、ダニの2割も駆除できないと言われていますが、布団の湿気を取るという意味では効果がないとは言い切れません。
防ダニ布団もどこまで信頼できるのか疑問もあるでしょう。
ここからちょっと話が長くなりますが、私が実際にやったダニ対策も含めて今も続けていることについてお話します。
布団のダニ対策:1.寝具の入れ替え
私の部屋の環境は、
↑
敷布団
↑
マットレス
↑
ベッド
このような寝具の状況です。
夏場は暑いので掛け布団はしていません。
それで最初に行ったのは寝具の入れ替えです。
ベッドとマットレスはそのままですが、「敷布団」「ベッドパット」「枕」の3点をすべて新しいものに変えました。
その時に変えたのが、「ニトリ」と「Teijin」のコラボ商品である『Nクリーン』という布団です。
- 敷布団と敷き布団カバー
- 枕と枕カバー
これらをすべてNクリーンで揃えました。
肌触りがツルツルで、今まで使っていたカバーとはワケが違います。
その上にベッドパットですが、これも防ダニ仕様のものを使っています。
どれだけの効果があるかですが、少なくとも私は以前よりかゆみは格段に減っているし、何より掃除がしやすく布団乾燥機の熱が全体に伝わりやすく感じています。
これらを一新することで気分的なものも相当楽になりました。
特に布団カバーと枕カバーは本当にオススメします。
近くにニトリがないという人でも、実はアマゾンとか楽天で販売されています。
【羽毛&防ダニ加工 寝具4点セット】
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これは私が購入した物とはちがいます。
私が購入したものはもう古いのかネットにはありませんでしたが、こういったニトリとテイジンのコラボ商品でダニを通さないシリーズのものが販売されています。
カバーも新しいものが発売されてますね。
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これは敷布団カバーですが、敷布団や枕も一緒に揃えたい人は枕カバーもあります。
【TEIJIN 枕カバー ダニ通過率0%】
車など運ぶ手段のない人にとってはネット通販は非常に便利ですので、ぜひ活用して下さい。
布団のダニ対策:2.徹底的な掃除
布団を一新しても、その土台がダニの住処では意味がありません。
なので、ベッドマットを炎天下の車の上に乗せて、朝から晩まで両面をこんがり焼きました。
そうしている間に、ベッドマットにダニアーススプレーを注入です。
その後はキチンと掃除機をかけ完了です。
そして、そうしている間にベッドの掃除ですが、水拭き、掃除機を済ませた後はダニスプレーを吹きかけます。
そして、ベッドマットを上にのせるときに、ダニ退治シートをこのように置いて対策をしておきます。
このシートは置いておくだけで3ヶ月はもつので、対策としては非常に楽な方法です。
今回はベッドの状況で行っている対策ですが、畳の上やフローリングに布団を敷いている人もいるでしょう。
その場合には、ベッドに当たる畳やフローリングもキチンと掃除しておきましょう。
畳の上に敷くときの注意点
畳の上にもダニがいます。
ですので、畳のケアもきちんとしておかないといけません。
長年使っているような畳はいっそのこと変えてしまうのもありですが、ダニアースやバルサンなどを使って駆除する方法もあります。
ただ、この場合でもダニの卵は残ってしまう可能性があるので、こまめに掃除してダニの生体とハウスダストを除去することは常に頭に入れておきましょう。
その状況は本当に最悪なので、今すぐどけて徹底的に掃除しましょう。
長年使っているなら、そのコタツの敷きやホットカーペットは捨てることをオススメします。
まだ使うのであれば洗濯し天日干し、掃除機をかけアイロンをかけるくらいしておくことをオススメします。*アイロンは洗濯表記を守ってお使いください。
フローリングに直接布団を敷くのはNG
ダニは人間のフケや垢の他にも、湿気を非常に好みます。
湿気は人の汗からも出るため、汗がこもるような状況は避けなくてはいけません。
そうなるとダニの住みやすい環境になるばかりか、カビが発生してしまい布団をダメにしてしまいます。
除湿シートや畳シートなどを引いてもいいですが、それも定期的な掃除や洗濯などのダニ対策が必要になるのはお忘れなく。
布団のダニ対策:3.徹底的な掃除
ダニは人間のフケや垢を好みますので、布団の上にはたくさんのダニの餌を巻いている状態だと考えるべきです。
ダニを減らしたいのであれば布団掃除は必須です。
頻度も多ければ多いほうがいいです。
ちなみに私はほぼ毎日やっています。
また、布団掃除だけではなくて、その周りの環境の掃除も大切です。
汚い環境はダニはもちろんのこと、それ以外の害虫も住みやすくなってしまうので、キレイな空間を保つように心がけることが大切です。
布団のダニに乾燥機は効果があるのか?
ダニ対策で大切なことがあります。
それは、
温度
これは頭に入れておかないといけない項目の一つ。
ダニは熱で死滅しますが、かなり高温を当てないと死なないことがわかっています。
ダニが生息しにくい(できない)環境とは、
- 50℃で20分間続けば死滅する。
- 60℃以上で死滅する。
- ダニの卵は62℃の熱に2時間ほどさらされると死滅する。
- 湿度が55%以下になると生息しにくい。
このように考えられています。
湿度がある程度ないと活動しにくいですが、湿度が低いくらいでは生きています。だから冬場は布団の奥底に潜んでいると考えられています。
ダニが活動を活発にする湿度は60%以上なので、梅雨や夏の時期は最適なんですね。
そして、温度についてですが最低でも50℃以上は必要になってきます。
私は今も象印の布団乾燥機「スマートドライ」でダニ対策を行っています。
象印のスマートドライは最大で約70℃の温風が出るので、ダニ対策に加えて布団の湿気対策にも重宝します。
ですので、これを定期的に行えばダニ対策として非常に効果的だし、私もこの効果を実感しています。
ただ、難点はちょっとめんどくさいところです。
これをかぶせておくだけで大丈夫というわけではなくて、時間を決めて位置をずらさないといけませんし、当然両面やらないといけません。
また、敷布団、掛け布団、ベッドマット、枕となって来るとそれだけ時間もかかります。
メリットは大きい分デメリットも考えた上で使うかどうか判断して下さい。
布団のダニにアイロンを使うのはどうなのか?
また、高温ということでアイロンを使ってダニ退治しようといったことも言われています。
私も当然アイロンを使った対策はしていますが、布団にはアイロンがけしていません。
と言うか、私の使っている布団や敷きパッドはアイロンがけが出来ないんです。
布団関係はシーツはアイロンがけできても、ほかはできないケースも多いと思うので、表示に従ってアイロンできるのかどうか確認して下さい。
私がアイロンがけしているのは、衣類です。
普通はシワを伸ばすために衣類にアイロンがけすると思いますが、私の場合はダニ対策の目的で使っています。
椅子の部分やティッシュカバー、カーペットなどに使うときに重宝します。繰り返しになりますが、アイロンが使えるかどうかはキチンと確認してくださいね。
防ダニ布団は効果があるのか?
さて、上でも触れたように私は防ダニ布団とシーツカバーを使っています。
ダニが入り込みにくい繊維の編みこみ量のため、肌触りが良く非常に掃除がしやすいので、ダニが住みにくくハウスダストが飛び散りにくいようになっています。
私は効果を実感していますが、これもきちんとした掃除をすることは必須です。
いくら防ダニ布団だからといって、それで終わりというわけではないということは頭に入れておかないといけませんね。
ですので、枕カバーやシーツをこの防ダニの物に変えるだけでも効果は期待できると思います。
ただ、全部揃える場合はそれなりにお金がかかります。
私が購入したものはもう古いのかネットにはありませんでしたが、こういったニトリとテイジンのコラボ商品でダニを通さないシリーズのものが販売されています。
これは本当におすすめです。
今の私のベッドの状況は当初の使い方とはチョット変えていて、
このように、敷シーツの中に「防ダニ加工の敷きパッド」と「Nクリーンの敷布団」を入れています。
こうすることで最悪飲み物をこぼしても、敷布団は塗れませんし汗もここで吸収してくれます。
洗うときは、シーツと敷きパッドを中心に洗えばいいわけですね。
このように変化させたのは、どうしてもベッドパットにホコリが溜まりやすかったからすぐに汚れてくるのが気になったためです。
でも、こうやってシーツの中に敷布団と一緒に入れてやれば、ホコリもダニも気にならなくというわけです。
この形が今の私の最終形です。
この布団の入れ替えをしたことが、今までやった対策の中で最強に近いですが、ただ他の対策もやりながらのことなので油断はしないようにしましょう。
ダニ対策に布団掃除機は専用のものが必要?
布団掃除機についてですが、レイコップやダイソンを代表にたくさんのものが販売されていますが、私はアイリスオーヤマのものを使っています。
>>布団クリーナー比較ランキングを元に買ったアイリスの口コミおすすめ
これでも布団掃除はある程度できるし、実際に使い終わったらハウズダストでビッシリになることもあります。
ただ、表面にある糸くずや髪の毛がきちっと取れないケースもあり、
こんなふうに感じていました。
先ほど触れたNクリーンのシーツをしている状態なら、アイリスオーヤマのふとんクリーナーで十分すぎるほど役に立ってくれています。
防ダニ、ホコリはもちろんですが、掃除もメチャクチャしやすく感動すら覚えます。
もし単純に布団掃除だけを目的にするなら、普通の掃除機に布団掃除のヘッドを取り付けることで十分でしょう。
それでも布団専用の掃除機を手に入れたくて強力なものがほしいなら、コードレスではありませんがパナソニックの布団掃除機がおすすめです。
私は持っていませんが、家電量販店で試してみてその威力は確認済みです。
ダニ対策グッズはどうなの?
ダニ対策のグッズには、
- ダニ退治シート
- ダニ退治スプレー
- バルサン
- ダニアーススプレー
こういったものがあります。
私が使っているのはダニ退治のシートとスプレーですが、シートは置いておくだけでいいのでゴキブリホイホイのようなものだと考えるといいでしょう。
スプレーは虫除けスプレーのような感覚です。
ダニシートやスプレーについてはこちらでまとめているので、是非ご覧になって下さい。
これらは布団に使っていますが、スプレータイプはカーペットやソファー、カーテンやぬいぐるみなど様々な場所で使えるので非常に重宝します。
かなりオススメなので揃えておきたいグッズです。
バルサンやダニアーススプレーなどは、一気に駆除したい時にオススメです。
何かのタイミングで駆除してしまおうと言う時に使えます。
ダニアーススプレーはベッドマットを天日干しする時に、ついでに外で使いました。
中の方までスプレーが届いているように感じるので、天日干ししながらすると二重で安心感があります。
布団を天日干しするときなどに使うと、日の光と薬剤のダブルで対策できるので安心感がありますね。
使い方も簡単ですし、ニオイも全く残りませんでした。
布団の洗濯や天日干しって効果ないの?
ダニ対策でよく効果がないと言われている布団の天日干し。
天日干しで退治できるダニは、
およそ2割にも達していない!
とも言われています。
天日干しでは影ができるため、ダニが影に隠れてしまうことや、温度が充分でないためダニが生き残っているということです。
例えば、私がベッドマットの時に実践したような、熱せられた車の上だったりするとかなりの温度になっているため効果は期待できますが、もっとするならここに薬剤を入れて駆除するのが望ましい方法でしょう。
ただ、それでもダニの卵までキチンと駆除できるのかどうか分からない部分もあります。
また、洗濯も完璧ではないとも言われていますが、
ダニは水に浸けただけでは死なない!
と言われてます。
毛布に生きたダニを3,000匹つけて洗濯機で洗う実験では、ダニが81%も生き残っていたというような結果も出ているようです。
さらに(財)日本環境衛生センターに問い合わされた人もいたようで、
「家に生息しているコナヒョウヒダニは水(洗剤水)に浸しているだけだと1週間以上生きている。」
こんな回答もあったようです。
ですので、洗濯は掃除のようにフケや垢、ダニの死骸や糞を取り除くことはあっても、生体まではキチンと退治できないケースもあるということです。
とはいっても洗濯することで気分が違うし、少なくともダニの餌である垢やフケ、アレルゲンにもなるダニの死骸や糞は取り除けるので、完璧ではなくても意味はあります。
天日干しも布団の湿気を取り除く意味では十分効果はあるし、やっておいて損なことはないでしょう。
究極のダニ対策「コインランドリー」
色々やっても効果がない、どうしたらいいのかわからない時の最後の手段が
コインランドリーにある高温乾燥機は80℃~120℃の高温で乾燥させる事ができるのでダニやその卵は確実に死滅します。
どうしようか迷ったら、これも一つの対策方法ですね。
ただ、当然大きなベッドマットなどはできないので、布団や枕など乾燥機にかけれるものに限られます。
また、そうはいってもなかなか車で持っていくのも大変だし、時間もかかります。
ましてや車が無かったりしたらもう無理な話です。
しかし、それを全て解決してくれ、さらにコインランドリーよりも安心な方法があります。
それが、全国どこでも家まで【無料】で届けてくれる!布団クリーニングの
『ふとんLenet(リネット)』です。
このクリーニングに頼むと、
これだともう完全に安心できますね。
- 布団をクリーニングに出したいけど重くて運べない。
- 赤ちゃんがいるので布団のダニやアレルギが気になる。
- ふっくらとフワフワした布団で快適に眠りたい!
こんな悩みを解決に導いてくれるとても便利なサービスで、キングサイズの布団でも対応してくれます。
もし自分でコインランドリーを活用できない人や、この機会に徹底的にやりたい人にはおすすめのサービスですね。
あとがき
今回は私が行ってきたことや今も続けていることについてまとめましたが、特に大切なのは、
「日々清潔な状態に保つこと」
- いくら防ダニ布団を買ったからって、
- 高い布団掃除機、乾燥機を買ったからって、
- いろんな対策グッズを揃えたからって、
掃除が出来ていないと意味がありません。
掃除なんて毎日するのはめんどくさいし、それは私も同じです。
これだけやってもダニを0匹にすることなんて難しいでしょう。
でも、これで確実にダニを減らし被害も抑えられているのは実感できます。
私が毎日のようにダニ対策しているコツは、
- お風呂の前に布団をキレイにして、寝床も体もキレイにして寝る。
- そのためにお風呂の前に必ず「掃除のための10分間」を作る。
こうやって続けています。
これを続けていると、いつの間にか習慣になり当たり前になってくるんですね。ポイントは、
- お風呂の前に、
- 夕食後に、
- 寝る前に、
など、
『自分が今まで当たり前にしているアクションに追加すること。』
例えば、
- お風呂の前に散歩に行く。
- 寝る前に歯磨きをする。
- 夕食後にテレビを見る。
こんな習慣と同じように、「掃除をする」という項目を何処かに付け加えてみましょう。
意外と簡単に習慣になりますよ。