家の布団や絨毯などに発生するダニ。
朝起きると体がムズムズとかゆい思いをすることも多いですよね。
更にひどくなると、体を刺してくるダニも現れたりして、皮膚の湿疹が見られたりアレルギーの症状が出ることもあり、私もダニには色々と苦しめられています
そんなダニによるアレルギー症状が出たら、どんな状態になることが考えられるのでしょうか?
また、その原因や対策、治療はどのようにすればいいのでしょうか?
つらいダニの被害について考えていきましょう。
ダニのアレルギー症状はどんな状態になるの?
ダニのアレルギー症状で代表的なものは、
- アレルギー性皮膚炎:肌のかゆみ
- アレルギー性結膜炎:目のかゆみ
- アレルギー性喘息:咳、喉の痛み
- アレルギー性鼻炎:クシャミ、鼻のムズムズ
こういった症状が現れやすいです。
皮膚に湿疹が現れたりかゆみを伴う場合が多いですが、小児ぜん息の8割がたはダニアレルゲンが原因とも言われています。
そして、こういったアレルギーは、
と言われていますが、ダニ対策をしてダニや糞、死骸などをなくしていけば、徐々にアレルギー疾患も治まってくると考えられています。
他のアレルギーを持っていたり、アトピー性皮膚炎の方はダニアレルギーにもなりやすい体質だと考えたほうがいいでしょう。
そして、上の二つのアレルギー性皮膚炎と結膜炎は「遅延型」と考えられ、
一方のアレルギー性喘息と鼻炎は「即時型」と考えられ、
このような特徴があると言われています。
アレルギー性皮膚炎:肌のかゆみ
ダニが原因でからだの免疫システムが反応して、発赤や湿疹、腫れといった症状が現れたり、かゆみや炎症が広がるケースが見られます。
ダニの糞は水に溶けやすいため、汗の流れやすい首すじや膝の内側などは触れた状態が続きやすくなります。
だから、他の部分よりも大きなアレルギー反応を起こす事も考えられます。
アレルギー性結膜炎:目のかゆみ
目のかゆみや、白目の部分が充血したり、目の周りが腫れぼったいなどの症状が現れます。
目がかゆい時にこすったり、たたいたりすると目を傷つけてしまう可能性があります。
そうなるとアレルギー性結膜炎とは別で痛めてしまうので、冷たいタオルで冷やすなどで対処するのが良いと思います。
アレルギー性喘息:咳、喉の痛み
アレルギー性喘息では喉の痛みや咳が特徴的ですが、咳が激しくなったりすると呼吸も苦しくなったりするケースも見られるため、早めに医師に相談した方がいいでしょう。
夜寝るときに、横を向いたりうつ伏せで寝ている、口呼吸で寝ていると、吸い込みやすいので改善した方がいいでしょうね。
アレルギー性鼻炎:クシャミ、鼻のムズムズ
花粉症と同じように、ダニが原因となって鼻炎を起こしくしゃみや鼻のムズムズとなって現れている症状です。
ダニによるそれぞれアレルギーについてですが、どれも特徴的な症状が見られることがわかります。
では、そのダニアレルギーの原因ですが、実は、
ダニそのものというより別に原因がある。
ということが知られていますが、これはいったいどういうことなのか?
ダニのアレルギー症状の原因について見ていきましょう。
ダニのアレルギー原因は何なの?
ダニアレルギーの原因には、ダニそのものというよりも、
これらを吸い込んだり、皮膚に触れたりすることが原因となってアレルギー性皮膚炎や喘息といったものに発展しやすいと考えられています。
アレルギーの原因となるダニは
- 「コナヒョウヒダニ」
- 「ヤケヒョウヒダニ」
というダニでこれらを合わせ総称して、
というように呼んでいます。
実は、この2種類のダニが家にいる8割以上を占めると言われています。
このダニは人を刺さないダニとして見られていますが、このチリダニが増えるとアレルギー症状の原因となるばかりか、チリダニを餌とする「ツメダニ」という別の種類も増える原因になります。
そして、このツメダニは人を刺すダニなので、さらにひどい被害をうけることにつながりかねないのです。
ツメダニに刺されて痒みを伴うのは、皮膚に刺す時の唾液腺の分泌物質が原因となるようで、それがアレルゲンになるケースも考えられます。
そして、このチリダニの消化管にある酵素がアレルゲン(アレルギーの原因物質)となります。
ダニの死骸や糞にアレルゲンが多く含まれているため、それに触れたり吸い込んだりすることで、先ほど触れたようなアレルギー症状が現れると考えられているのですね。
こんな厄介なダニですが、きちんと対策をしていくことでそのアレルギー症状も和らいでいくと考えられています。
では、どんな対策をしていくのが良いのか見ていきましょう。
ダニのアレルギー対策はどうすればいいの?
このようなダニのアレルギー症状が出た場合、どういった対策を取っていけば良いのか悩みますよね。
まず、いろんな症状でしんどい場合は病院にいって診察してもらうことが必要だと思います。
もしかしたらアレルゲンがダニではなく、別のことが原因になっているかもしれないからですね。
その上で、ダニ対策をしていくことになります。
ダニがたくさんいるところでは、
ことが原因です。
ですので、その対策には
これを目指して進めていくのが良いでしょうね。
ダニ退治、駆除については普段の掃除のポイントや対策グッズ、治療や薬などもこちらのページで詳しくまとめているので是非ご覧になって下さい。
関連ページ>>ダニ退治シートって効果あるの?スプレーやバルサンは?
>>ダニ退治の方法はどんな対策が効果的?布団や絨毯の駆除方法は?
>>ダニに刺された時の治療や薬は?跡が消えないときは?痒くない痛い
あとがき
チリダニは毎日平均6個の糞をするようで、寿命は約2~3ヶ月と見られています。
すると、一匹が一生のうちにする糞の数は360~540個・・・。
これが何万匹ともなると・・・・・。
もう考えたくもありませんし、今までそんな布団で寝ていたとなるとゾッとします。
あなたもいろいろな症状が出て悪化する前に、今のうちにきちんと対策して快適な空間を手に入れてくださいね。
そんなダニの被害ですが、特にダニは布団が住みやすい環境として知られています。
私たちは布団で何時間も毎日寝ているわけですから、寝ている間にダニの餌になるフケや垢、汗などたくさん落としていっているわけです。
それはダニにとっては天国のような環境でしょうね。
だから絨毯やカーペット、ソファーなど湿気がこもりやすい場所なども注意し、特に布団に注意するようにしてほしいです。
そんな布団の対策について、私がここまで実際にやってきたダニ対策を別のページでまとめています。
関連ページ>>布団のダニ対策とは?乾燥機や防ダニ布団、掃除機の効果は?
こちらのページであらゆる角度からダニ対策をした結果を全部まとめたので、ぜひ参考にしてください。