一人暮らしをしているとお金のやりくりも大変だと思います。
電気やガス、水道代は毎月かかる出費だけに、あまり多くかけると生活費を圧迫してしまいますよね。
特に初めての一人暮らしを始める前だったりすると、光熱費がどのくらいかかるのか気になるところだと思いますが、
一人暮らしの光熱費の平均はいくらなのか?
そこで今回は、一人暮らしでかかる光熱費についてまとめました。
また、一つの目安として東京や大阪、名古屋、福岡、北海道など、各主要都市や地方別での光熱費も一緒にまとめたので、参考になると思います。
そして、『一人暮らしの光熱費を節約する方法』についても触れていきますので、生活費のやりくりの参考にして下さい。
一人暮らしの光熱費の平均はいくらくらい?
一人暮らしでも何かと生活費はかかるものですが、その中でも大きな割合を占めるのが光熱費ですよね。
そこで自分がどれくらい使っているかの確認も含めて、
一人暮らしの光熱費の平均はいくら位になるのか?
これを見ることで他人との比較ができますね。
ではまず、光熱費についての内訳ですが、
- 電気
- ガス
この2つですが、ここに
- 水道代
この3つを合わせた「水道・光熱費」というのがよく用いられます。
この3つの金額を足した平均が
約10,000円
このくらいの金額であれば、特におかしい使い方はしていないといった目安にはなるので、まずはこの金額を大幅に超えないようにするのがいいですね。
平成26年度の総務省統計局の発表によると、
全国平均:11,079円
となっています。
これをさらに地域別で見ていくと次のような表になります。
電気 | ガス | 水道 | 他の光熱 | 合計 | |
北海道 | 4,973 | 2,670 | 2,570 | 4,245 | 14,458 |
東北 | 5,195 | 3,339 | 2,851 | 2,441 | 13,827 |
北陸 | 5,502 | 2,488 | 2,839 | 1,323 | 12,152 |
関東 | 5,141 | 2,739 | 2,322 | 367 | 10,570 |
東海 | 5,181 | 2,937 | 2,131 | 453 | 10,702 |
近畿 | 4,862 | 2,712 | 2,257 | 301 | 10,132 |
中国 | 5,505 | 2,740 | 2,450 | 931 | 11,626 |
四国 | 5,972 | 2,834 | 2,203 | 635 | 11,644 |
九州 沖縄 |
5,094 | 3,032 | 2,101 | 527 | 10,754 |
*数字の単位は(円)
*「他の光熱」には灯油などの燃料が含まれています。
出典:「平成26年全国消費実態調査への全国単身世帯収支実態調査の統合集計に関する結果」(総務省統計局)
北海道や東北、北陸では水道・光熱費がほかの地方と比べると多くなっていますね。
これらの地域は冬場はかなり寒くなるため、他の光熱に含まれる灯油などの消費が多くなるものだと考えられますね。
それ以外の地方では、平均して同じくらいの光熱費だということがわかります。
ちなみに、この平成26年度の調査の前には平成21年に調査がされていて、その時の一人暮らしの光熱費の全国平均は9,466円でした。
この5年間で1,500円近くも光熱費が上がっています。
その中で水道代はさほど変化はないのですが、電気代やガス代の平均が上がっているのが目につきましたね。
一人暮らしの光熱費の目安はいくらくらい?
では、一人暮らしの平均を見てもらったところで、電気代、ガス代、水道代はそれぞれどのくらいの金額が目安になるのかを見ていきたいと思います。
これも、全国平均を見るとわかりやすいですね。
総務省統計局が発表している平成26年度の各項目の全国平均は、
電気代:5,150円
ガス代:2,822円
水道代:2,330円
他の光熱:777円
合計:11,079円
これが大体の目安になってきます。
先程も触れたように、地域によって大きく変わります。
電気代は各地方で電力会社が違うので、その料金設定にもバラつきはありますね。
それは何も電気代だけではなく、ガス代も「都市ガス」か「プロパンガス」かで大きく値段が違うし、水道料金は「各自治体レベルで価格が違う」のでこれも幅があると思います。
あくまでこの金額は目安として、あなたの地域ごとで変わるものだと認識しておくといいでしょう。
もし、まわりに同じように一人暮らしをしている友達などがいるのであれば、どのくらい光熱費がかかっているのか聞いてみると参考になるかもしれませんね。
一人暮らしの光熱費を節約する方法は?
さて、この光熱費ですが、
こんなふうに考えておいたほうが良さそうですが、これを節約する方法についてお話していきたいと思います。
電気、ガス、水道とも生活には欠かせないものばかりですが、まずはあなたの生活を振り返ることからはじめましょう。
まずは自分が「無駄遣いしていると思う部分」を直していかないといけないでしょう。
例えば、電気代ですが、よく電気を消費しているのは「冷房・暖房」ですね。
この部分をいかに抑えるかというのは電気代節約のポイントと言えるでしょう。
ガス代で言うと、そのほとんどは「お風呂関連」だと言われていて、
ガス代は給湯関係が7~8割近く占めていると考えられています。
このお風呂の時にシャワーを長く使い放しだったり、何度も追い焚きして入浴しているなんてことはないですか?
水道代では、こちらも「お風呂関連」が大きな割合を占めています。
これもガス代とセットで合わせて考えなくてはいけない節約ポイントです。
他には、調理、洗面、洗顔などで、水を出しっぱなしにしていることが多かったりしていないでしょうか?
トイレは物によっては水量調整ができますし、洗濯で水を節約するのならお風呂の残り湯を利用するなどは大切ですね。
このようにできることは結構あると思います。
ここでは、一人暮らしの主な光熱費の節約方法を簡単に紹介しましたが、電気、ガス、水道でそれぞれ個別の記事で特集をしてまとめています。
細かな情報や節約の仕方などは、それぞれのページをご覧になってもらえればわかりやすいと思います。
電気:一人暮らしの電気代の平均は?節約の方法は?
ガス:一人暮らしのガス代の平均は?節約の方法は?
水道:一人暮らしの水道代の平均は?節約の方法は?
節約するポイントは、
実は自分では意外と気づかないところで無駄があったりするので、節約について色々勉強してみると面白いですよ。
あとがき
一人暮らしの光熱費はある程度かかるのは仕方ありませんが、今回見た平均金額よりも大幅に高かったりしたら、ちょっと見直さないといけないかもしれませんね。
特に初めての一人暮らしだと勝手もわからないと思うので、まずは色んな事に慣れてからでしょう。
一人暮らしで光熱費が高くても周りに迷惑が掛かる人はいませんが、逆に言えばいくらでも自分流の生活ができるため、節約もたくさんできるという事にもなります。
あなたのライフスタイルもあるし、仕事などにも大きく左右されると思いますが、自分なりにストレスの溜まらないように節約を心がけるのが良いと思いますよ。
また、光熱費以外では「食費」も気になると思うので、よかったらこちらの記事も参考にしてくださいね。
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