実家で暮らしていたときは、電気代とかガス代とか、親が支払いしてくれていたと思いますが、一人暮らしを始めると、本当に色々なことにお金がかかっていることに気づくようになると思います。
それで、実際に一人暮らししてみると、
1ヶ月で、生活費ってこんなに必要なの?
自分はこれだけ費用がかかっているけど、他の人ってどのくらいの費用で生活してるの?
なんてことが気になりますよね。
そこで今回は、そんな「一人暮らしの費用の平均」について考えてみました。
その中でも特にみんなが気にしている
- 一人暮らしの費用は平均いくらなのか?
- 一人暮らしの費用は学生や社会人、男女でどんな違いがあるのか?
この疑問についてまとめましたので、ごらんください。
一人暮らしの費用は平均いくらくらいなの?
一人暮らしの費用ですが、いろんなことにお金がかかりますよね。
まずは、一人暮らしを始める初期費用にもお金がかかりますが、このときが一番まとまった費用が必要になります。
どんなことにお金が必要になるのかというと、
- 部屋を借りる。
- 引越しをする。
- 家電や家具をそろえる。
- 生活をする。
こんなふうに必要なことが多いですよね。
だから、最初の1ヶ月目が一番お金がかかります。
じゃあ、その費用は平均でいくらくらいなのか?また、最低でいくらくらいは計算しておきたいのか?
ということについて見ていきましょう。
一人暮らしの初期費用の平均はいくら?
いわゆる初期費用ですが、こちらの費用はざっと計算しても、最低でも
25~30万円
このくらいはかかると考えられています。
少し余裕のある生活を求めるのであれば、50万円近くの予算は見ておかないと厳しいと思います。
その内訳の計算は、次のようになっています。
- 家賃など:約291,000円
- 引越し料金:約50,000円
- 食費:約40,000円
- 光熱費:約11,000円
- 家電・日用品:87,000円
合計:約479,000円
こちらの詳細については、>>一人暮らしの初期費用は最低いくら必要?平均や抑える方法は?
このページで説明しているので、詳細が知りたい場合は覗いてくださいね。
わたしの友達が一人暮らしを始めるときには、近くに引越ししましたけど30万以上かかったって言ってましたね。
最初は新生活スタートの準備に、何かと物をそろえるのにお金がかかります。
また、部屋を借りるときには、家賃だけでなく敷金や礼金、仲介手数料や前家賃などの費用も必要になるケースがあるので、これも重くのしかかってきます。
だから、一人暮らしをする前には、しっかりとお金を用意しておかないといけません。
この平均の金額(約50万円)くらいの費用が最初の1ヶ月でかかりますが、そこから2ヶ月目には、普通にまた生活費がかかりますよね。
ということで、次に、
一人暮らしではどのくらい生活費がかかるものなのか?
この生活費の平均についても見ていきましょう。
一人暮らしの生活費の平均はいくら?
一人暮らしの生活費の平均金額の内訳は、
これを参考に計算していきたいと思います。
その10項目とは次のようになっています。
【生活費の10項目の内訳】- 家賃
- 食費
- 水道光熱費
- 家具・家事用品
- 被服及び履物
- 保健医療
- 交通・通信(交通費・携帯代など)
- 教育
- 教養娯楽(書籍・インターネットなど)
- その他の消費支出(交際費・雑費など)
こんなふうに分かれています。
あらためて見ると、色んな項目がありますね。
では、この10項目のそれぞれの平均額がどのくらいなのか?
それを表にあらわしたのが次のようになります。
一人暮らしの生活費の内訳
支出項目 | 平均金額 |
家賃 | 50,928円 |
食費 | 39,190円 |
水道光熱費 | 9,269円 |
家具・家事用品 | 3,976円 |
被服及び履物 | 6,923円 |
保健医療 | 5,008円 |
交通・通信 | 20,377円 |
教育 | 108円 |
教養娯楽 | 17,401円 |
その他の消費支出 | 21,835円 |
合計 | 175,015円 |
出典:総務省ホームページ 平成26年全国消費実態調査 全国 家計収支に関する結果 単身世帯を参考に作成
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?bid=000001062405&cycode=0
合計すると175,015円となっています。
これは、あくまで平均の費用です。
学生と社会人ではやっぱり収入の違いもあって生活費は違いますし、新入社員と役職を持った社会人とでは、これもまた違いますよね。
また年齢によっても当然違ってきますよね。
そういう事情もあるので、次は、
学生と社会人でどういった違いがあるのか?
この点について見ていきましょう。
一人暮らしの費用は学生でいくらくらいなの?
一人暮らしで学生といえば多くは大学生になるかと思いますが、親からの仕送りなどで生活費をまかなっている人も多いと思います。
また、それ以外でもバイトをして生活費にあてたり、小遣いにしたりすることもあるでしょう。
そんな学生の一人暮らしの一ヶ月の費用のモデルとして、次のように内訳を計算して見ました。
一人暮らしの生活費の内訳「学生の場合」
- 家賃:45,000円
- 食費:25,000円
- 水道光熱費:8,000円
- 家具・家事用品:2,000円
- 被服及び履物:2,000円
- 保健医療:0円
- 交通・通信(交通費・携帯代など):6,000円
- 教育:0円
- 教養娯楽(書籍・インターネットなど):5,000円
- その他の消費支出(交際費・雑費など):10,000円
合計:103,000円
今回は医療や教育にお金がかからないケースで、内訳を考えてみました。
このくらいのお金のやりくりで、約10万円くらいで収まるのかなという感じですね。
一人暮らしの費用は社会人でいくらくらいなの?
次は、一人暮らしの社会人の場合でモデルを作り内訳を計算してみました。
社会人の場合は学生とは違ってまとまった収入があるため、学生に比べると生活費にかけるお金の割合は増えてくると思います。
今回は手取りで18万円のケースを考えてみました。
一人暮らしの生活費の内訳「社会人の場合」
- 家賃:50,000円
- 食費:35,000円
- 水道光熱費:10,000円
- 家具・家事用品:5,000円
- 被服及び履物:5,000円
- 保健医療:5,000円
- 交通・通信(交通費・携帯代など):10,000円
- 教育:5,000円
- 教養娯楽(書籍・インターネットなど):10,000円
- その他の消費支出(交際費・雑費など):15,000円
合計:150,000円
社会人になると、あなたの稼ぎによって生活費にも変化があると思いますが、だいたいこのくらいの内訳で15万円くらいに収まるのかなと思います。
15万くらい毎月必要になると、収入は約18万円くらいは必要になるのではないかと思います。
当然給料が30万、40万となってくると生活レベルも徐々に上がってくるとは思いますが、最初はこの社会人のモデルくらいの計算で行けば一ヶ月をうまく過ごせるくらいでしょう。
一人暮らしの生活費の男性と女性の違いについて
上では学生と社会人の費用の違いについてみてもらいましたが、
男性と女性でもその生活費の使い方は若干違ってきます。
何が違うのかというと、結構面白いところに如実に数字が現れていて、
というのが、女性よりも男性のほうが圧倒的に高いんです。
総務省ホームページの
この調査結果を参考にすると、
女性の一ヶ月の平均の食費が
⇒ 34,920円
これに対し、男性の一ヶ月の平均の食費が
⇒ 44,814円
おそらくこれは自炊の意識と、食材の買い物のときに意識して安いものを選んでいるのかどうかの差が、このようにはっきりと現れたのだと思います。
また男性と女性で、この食費以外でも面白い費用の差が生まれている項目がいくつかあって、
【被服及び履物】- 男性の平均:5,305円
- 女性の平均:9,107円
【交通・通信】
- 男性の平均:24,430円
- 女性の平均:18,862円
【その他の消費支出】
- 男性の平均:27,443円
- 女性の平均:38,199円
男性と女性で差が大きいのはこういった項目ですね。
この平均の費用を見ると、
- 女性のほうが男性よりも「衣服や交際費」にかける割合が多い。
- 男性のほうが車やネットなど「交通・通信」にお金を掛けることが多い。
こんな傾向が出ていて面白いですね。
あとがき
一人暮らしの費用は、特に初期費用が多くかかるので、あなたが最初に決めた部屋の家賃や敷金礼金などの費用もきちんと計算に入れて、全部でどのくらい必要なのかを見ておきましょう。
そうでないと引越しして、生活費がいきなり足りない!なんてことにもなりかねません。
ですので、最低でも最初は30万くらい手元に持っておきたいですね。
また、生活費も男性と女性、学生と社会人によっても違いはありますが、きちんと自分の収入と支出を想定して、無理の無い生活ができるように計画してくださいね。
一人暮らしの生活では、費用もそうですが他にもたくさん悩み事が出てきます。
そんな悩みや疑問を他のページでもまとめているので、こちらの「まとめページ」から気になることを解消していってくださいね。
関連ページ