僕もメガネを使っているので、長く使っているとレンズに傷がたくさんついているのが気になっていました。
あなたの眼鏡のレンズも気づいたら傷だらけになっていた、なんて事がありませんか。
メガネの傷をなんとか修復したいけど、調べてみたら
- 自力で傷を消すのは無理。
- レンズの交換が必要。
- 重曹や歯磨き粉でキレイになる。
などなど、いろんな情報がありますが、やっぱりメガネを交換するとなるとお金がかかるし、自分で何とかできるなら試してみたい。
そこで、メガネレンズの傷消し方法を調べると、
重曹・歯磨き粉・ピカール
これらのアイテムで傷消しができるとかできないとか、情報がまとまっていませんね。
そこで、実際にこれらの道具を使って試してみました。
またピカールをはじめ、コンパウンド研磨して鏡面仕上げを行った様子も動画にしてあるので、ぜひ最後までご覧ください。
メガネレンズの傷消し方法:重曹
今回、メガネレンズの傷消し方法を試すメガネがコチラです。
さすがに現役で使っているメガネで試すのは怖いので、今は使っていない昔のメガネで試してみます。
レンズはプラスチック製です。
ガラス製レンズにこれから試す傷消し方法は当てはまらない事がありますので注意して下さい。
まずは重曹を使った方法ですが、
- 水と重曹を1:1の割合で混ぜる。
- 綿棒やコットンパッドで優しくこする。
- 終わったら水ですすぐ
こんな感じですね。
この傷消し方法を使って磨き終わった眼鏡がコチラです。
見た目ではほとんど変わっていませんね。
実際にメガネをかけてみたところ、以前の見え方とほとんど変わらない気がします。
この重曹を使った傷消し方法は、それほど効果的ではないと感じました。
メガネレンズの傷消し方法:歯磨き粉
では次に歯磨き粉を使った傷消し方法を試してみます。
どうやら歯磨き粉には研磨剤が入っていない物を使用しなければいけないようです。
そこで今回用意したのがコチラの「シュミテクト・トゥルーホワイト」という研磨剤無配合の歯磨き粉です。
今回はこちらを使って磨いていきたいと思います。
そして、この傷消し方法を使って磨き終わった眼鏡がコチラです。
こちらもほとんど変化はありませんでした。
実際にメガネをかけてみたところ、重曹と同じく見え方はほとんど変わってませんでした。ですので、歯磨き粉を使った傷消し方法も、大きな効果はないと感じました。
メガネレンズの傷消し方法:ピカール
では次に、ピカールを使った傷消し方法を試してみます。
先ほどの研磨剤の入っていない歯磨き粉とは真逆の実験になります。
ピカールとは「乳化性液状金属磨き」の製品で、基本的には真鍮や銅、ステンレスやアルミなどの金属を磨く時に使用されるものですが、ホームページを見るとプラスチック類も用途に入っています。
ただ「塗装、コーティングなどの表面処理した物には使えない」という注意書きがあるように、本来はメガネの傷消しに使うものではないのでしょうね。
しかし、メガネの傷消しにピカールを使うとどうなるのか、実際に試してみた結果がコチラになります。
外見は大きい傷は無くなった感じで、実際にこのレンズをのぞいても目立つ傷は見えませんでした。
ただし、研磨剤で磨いたせいか歪みが発生しているような感覚でした。若干ぼやけてる、ピントがずれているといった感じで、見え方がちょっと変化していました。
研磨剤で磨いたため、材質が変化して屈折率とか微妙な角度のゆがみが生じたのだと思います。
ですので、ピカールでメガネレンズを磨くのは非常にダメージを与えてしまう結果になりました。
メガネレンズの傷消し方法:コンパウンド
先ほどはピカールを使った研磨を行いましたが、さらに研磨剤の粒度を上げてさらに細かい研磨をしていきますね。
このサイトでも10円玉や100円玉の鏡面仕上げに使ったダイヤモンドペーストというコンパウンド材がありますが、これを使って鏡面仕上げを行うと一体どうなってしまうのか?
こちらを試していきたいと思います。
そしてここまで重曹や歯磨き粉、ピカールを使ったメガネレンズの傷消し方法を試しましたが、これらも含めて動画にしてますので、ぜひこちらをご覧になって結末がどのようになったのか、確かめて下さいね!
あとがき
という事で今回はメガネレンズの傷消し方法についての実験でしたがいかがでしたか?
自分で何とかできないかなと思ってやってみたんですが、やっぱり無理ですね。
余計に変なことになっちゃうんで、この動画をご覧の方は、メガネに大きな傷が出来て気になる場合は自力で何とかしようとせず、メガネ屋さんに行って相談するようにしてくださいね。
コイン磨きについて
今回の眼鏡の傷消しで使ったピカールなどは、本来金属に使用してピカピカにする目的で使われます。
そんなピカールなどを最大限活用して、現在流通している10円玉や50円玉をはじめ、他の日本の硬貨もピカピカの鏡面仕上げをやってみました!
また、見たことがないような日本の古銭や海外のお金についても、どんどん鏡面仕上げをしていって昔の人が使っていたお金をピカピカに磨き上げちゃっています。
特に昔の古銭は汚れがひどいモノも多いので、みるみるキレイになっていく姿を見るのは快感ですよ!
そんな古銭磨きの様子も別の専用ページに掲載しています。
興味のある方は、ぜひご覧になって下さい