普段、日常で使う5円玉が錆びているとか光を失って非常にくすんでいるとか、見た目で汚い5円玉もよくあると思います。5円玉は黄銅で出来ているため、空気中の酸素と反応して酸化銅を形成して色がだんだんくすんできます。
そんな汚れた5円玉をキレイにしたいなあって思って、家庭にあるもので上手にキレイに出来ないものかと試しましたが、5円玉は10円玉の時のようにお酢やクエン酸など、酸性の液体などにつけると、ある程度明るい色を取り戻すことができました。
そんな実験も別の動画で試してみましたが、結果は次のようになっています。
5円玉をキレイにする方法
ただ、5円玉をお酢やクエン酸につけると、サビの部分が肌色のような色に変色してしまい、完全にはキレイになったとは言いにくい結果でした。
そんな中でうまく行った素材もあったので、ぜひ動画をご覧になって下さい。
そして5円玉をキレイにする方法として、直接研磨剤などで磨くという方法もあります。家庭に身近にあるものだと歯磨き粉やクレンザーなどの研磨剤を使ってキレイにする方法が一般的になります。
動画内ではダイソーの100均で売っていたクレンザーを使って磨きましたが、結構キレイになったのでこの方法もオススメです。
ただ、家庭に身近にあるもので磨いた5円玉は少しキレイになりましたが、それではなかなか満足いかないという方も多いと思います。
そこで、もっともっと5円玉をピカピカに磨くにはどうしたらいいのか?
という事で、これ以上に5円玉にハッキリと顔が映るくらいの「鏡面仕上げ」という磨き方があるのです。
では、その鏡面仕上げがどれだけ変化があるのか、一緒に見ていきましょう!
5円玉を鏡面仕上げでピカピカにする方法
先ほどの動画内ではクレンザーで磨くことで5円玉をキレイにする事が出来ましたが、もっとレベルの違う最強の「鏡面仕上げ」という磨き方があります。
それはいくつかの研磨剤を使用して、まるで鏡のように仕上げてしまう磨き方です。
それには色々と道具が必要なので一般的ではありませんが、興味のある方は試してみると面白いかもしれません。
道具としてはダイヤモンドペーストやポリッシングパウダーなどを使って磨いていくわけですが、だんだんと研磨剤の粒子を細かくしていくことで、鏡面に仕上げていきます。
その方法で鏡面仕上げをした動画がコチラです↓↓
どうでしょうか?
歯磨き粉を使って磨くことで多少はキレイになったと思った5円玉でしたが、研磨剤を使って磨くことで全く別次元の仕上がりになりますね。
5円玉(フデ五)を鏡面磨きしてみた
通称「フデ五」と呼ばれる昭和27年(1952年)5円硬貨になります。
この5円玉は昭和24年~33年まで製造された5円玉で現在のゴシック体の字体とは異なり楷書体になっています。その文字が筆で書いたように見える事から「フデ五」と呼ばれているようです。
また、裏面の「日本国」の「国」が旧字体の「國」になっているのがわかります。こちらもコンパウンドを使用し磨いていきました。
その様子がコチラです↓↓
昭和27年(1952年)の旧5円硬貨がピカピカキレイに鏡面仕様になりました。
穴なし5円玉を鏡面磨きしてみた
この5円玉は1948年(昭和23年)から1949年(昭和24年)の2年間だけ製造され、穴が無くフチにギザが有る5円玉をなっています。
デザインも表面に国会議事堂、裏面に鳩と梅花の図柄が描かれた硬貨となっています。
そして素材は黄銅が使われていますが、素材の比率が銅60%~70%、亜鉛40%~30%と幅が広いのが特徴です。
これは第二次世界大戦直後に発行された硬貨に、戦時中に使用した兵器のスクラップを材料に用いたことの名残であると言われています。
2年しか製造期間が無かったのは、物価の上昇が続き重量を減らす必要があったため、早々に1949年(昭和24年)に穴をあけて重さを減らした5円玉の製造に移行したわけですね。
今回は1966年(昭和41年)の100円銀貨で稲穂のデザインされている硬貨を、ピカピカキレイに鏡面仕様になるまで磨いてみました。
その様子がコチラです↓↓
こちらもコンパウンドを使用し磨いていきました。
最初は汚かった5円玉が、どんどんキレイになっていく様子は気持ち良さがありますよね。
コイン磨きについて
現在流通している5円玉や10円玉をはじめ、他の日本の硬貨もピカピカの鏡面仕上げをやってみました!
また、見たことがないような日本の古銭や海外のお金についても、どんどん鏡面仕上げをしていって昔の人が使っていたお金をピカピカに磨き上げちゃっています。
特に昔の古銭は汚れがひどいモノも多いので、みるみるキレイになっていく姿を見るのは快感ですよ!
そんな古銭磨きの様子も別の専用ページに掲載しています。
興味のある方は、ぜひご覧になって下さい