加湿器はこまめに掃除をして、清潔にしておきたい家電の一つです。
あまり長い間掃除をせずに放っておくと、カルキや水垢がこびりついて除去に大変だったり、排出される蒸気の臭いが気になったりと、様々な被害が出てきます。
また、ひどい場合にはレジオネラ菌の繁殖によって、健康被害にも及んだ事例もあるくらいです。
- そんな加湿器の掃除はどんな方法で行えばいいのか?
- また、白くこびりつくカルキ除去の方法は?
有名な「クエン酸での洗浄方法」を含め、水垢や臭いの掃除しやすい仕方、フィルター清掃など気になる加湿器の洗浄について見ていきましょう。
加湿器の掃除方法とは?
加湿器の掃除方法で必要なポイントがいくつかあります。
加湿器のタイプによっても異なりますが、見ておきたいのは主に5ヶ所です。
- タンク
- フィルター
- 吹き出し口
- 吸気グリル
- トレイ
これらの掃除が加湿器に必要になります。
ただ、加湿器の種類によってすべてがこの限りではありませんので、取扱説明書などでメンテナンスのやり方などを確認するのが確実です。
*ただし超音波式は週一回(毎日でもいいくらい)
加湿器の掃除の前に注意したいのは、
『加湿を行って1日が終わったら、タンク内の水は捨てること。』
何日もタンクに水をためておくと、それだけでカビ、雑菌の繁殖が進みます。
吹き出し口も水滴が溜まっていたら、拭きとって乾燥状態を保つのも大切です。
吸気グリルにもホコリが溜まっていたら掃除機で吸い取りましょう。
普段から清潔な状態を保つ意識を持っておきましょう。
加湿器の掃除でカルキはどうやって除去するの?
タンクやフィルター、トレイなどに白くこびりついた塊が目につくと思いますが、これは水道水に含まれているカルシウムなどのミネラルが付着したものですね。
カルキとして水道水に含まれていた成分が、白い塊になって残ることがあります。
カルキの白い塊は除去しなくても身体に害はないですが、あまりに放っておくと加湿器のパフォーマンスを下げるため、こまめに取り除きましょう。
また、あまりに長くほうっておくとカルキ除去に苦労します。
カルキの掃除には、
「クエン酸を使った加湿器の掃除方法」
というのが有名ですね。
クエン酸といえば梅干しやお酢などに含まれる成分として有名ですが、クエン酸は弱酸性で、こびりついた白い塊を溶かしてくれる効果が期待できます。
では、
クエン酸を使ってどのようにカルキを除去するのか?
ということについて見ていきましょう。
加湿器の掃除でクエン酸をつかった洗浄方法とは?
加湿器の清掃にはその種類によってやりかたも変わってきますが、一般的に加湿器の内部を清掃するには、洗浄液を使って清潔に保つような方法が一般的です。
その中でもクエン酸を使った洗浄方法が有名で、多くの方がその方法で加湿器の洗浄をされていると思います。
*メーカーによってはクエン酸を使わないよう注意書きがある場合もあるため、よく取扱説明書を確認してからにして下さい。
クエン酸はドラッグストアでも販売されてます。
その洗浄方法は、特に難しいものではありません。
まずは、洗浄に必要なものを揃えましょう。
- クエン酸
- ぬるま湯(40℃以下)
- バケツ
以上です。
クエン酸を使った加湿器本体の洗浄方法
- クエン酸大さじ1杯を2リットルのぬるま湯に入れて混ぜます。
*この量はお使いの加湿器のタンクの容量に合わせて下さい。 - これをタンクに入れ、1時間ほど通常運転で加湿します。
*メーカーによっては「クエン酸洗浄モード」というのもあります。 - 終わったら中のお湯を全て出し、水でよくすすぎ洗いをしましょう。
クエン酸を使ったフィルターの洗浄方法
- バケツに入った先ほどと同じクエン酸のぬるま湯にフィルターを付け、1時間以上つけおき洗浄します。トレイなどの細かいパーツも一緒に入れておくといいでしょう。
- 終わったらしっかりとすすぎ洗いをして乾かしましょう。
*汚れがひどい場合には、つけ置き時間を長くするなどして下さい。
また、取り切れていないカルキの除去はスポンジなどで軽くこすって、出来る範囲で取り除きましょう。
あまりきつくすると破損につながるのであくまで軽めに。
今回は、カルキ除去の方法について触れてきましたが、加湿器には状態によってカビが発生する場合もあります。
そのカビの洗浄や防止の方法を別のページでまとめているので、こちらもぜひご覧になってください。
関連ページあとがき
加湿器を購入する際には、こういった掃除をする必要があることも前提に加湿器選びをして下さい。
特に掃除をめんどくさいと感じる人は、スチーム式のポットタイプがおススメです。
反対に超音波式は不向きです。
また、スチーム式でも蒸発皿タイプなどではなく、ポット式のものだとほとんど掃除は不要です。
加湿器と言っても様々な種類があるので、メリット・デメリットを考慮して購入してください。
また、今回の掃除方法がすべての加湿器に使えるものではありません。
掃除の方法はそれぞれの機種によっても違うので、きちんと説明書を確認し注意事項を守りながら掃除をしてくださいね。
加湿器の種類別のメリットやデメリット、そして加湿器のカビ対策や掃除の仕方などについての記事も用意しています。
こちらからあなたが知りたい情報にすぐたどり着けるので、ぜひ活用してください!