冬場の季節の乾燥対策に、加湿器を使おうかと考えている方も多いと思います。
いま、加湿器は様々な種類のものが販売されていますね。
いざ、加湿器を買おうかとした時、迷うのが
「種類」
加湿器の種類の違いがわからずに、
「一体どれがいいの?」
と、あなたは悩んでいないでしょうか?
今販売されている加湿器の種類は、大きく分類して
「4つの種類」
の加湿器があります。
このページではこの4つの種類の中の
「スチーム式」
について、まとめました。
このページでは主に、
- スチーム式のメリットとデメリットは何か?
- スチーム式のおすすめはどの加湿器なのか?
- 他の加湿器との効果の比較
といった点にスポットを当ててまとめたので、是非購入の際の参考にして下さい。
加湿器のスチーム式にはどんなメリットがあるの?
ますスチーム式加湿器は何種類かに派生します。
主な種類は
- ポット型
- 蒸発皿型
これらが販売されているスチーム式でよく見かけるものですね。
もっと細く言うと蒸発布型、電熱式、単管式などの数種類あるようですが、私たちの生活で使うスチーム式の加湿器とはほとんど関係ないので、スチーム式といえばほぼこの2種類を抑えておけばいいと思います。
この2つのタイプについてイメージが湧きにくい方は、ページ下にオススメの商品をピックアップしているので確認してみてくださいね。
では、これらのスチーム式には一体どんなメリットがあるのか?
わかりやすくするために、それぞれのデメリットも含め、ポット型と蒸発皿型について分けて表にしました。
【スチーム式(ポット型・蒸発皿型)のメリットとデメリット一覧表】
ポット型 | 蒸発皿型 | |
メリット | ・お手入れがダントツに楽 ・清潔な状態に保ちやすい ・室温が若干上がる可能性 |
・清潔な状態に保ちやすい ・室温が若干上がる可能性がある ・ポット型より電気代が安い ・ポット型より火傷の心配が少ない |
デメリット | ・音がうるさい ・火傷の危険がある ・電気代がダントツに高い ・インテリア性はほぼ0 |
・ポット型よりお手入れが面倒 ・電気代が高い ・音が少し気になる |
すべてのスチーム式の商品にあてはまるわけではありませんが、おおよそこのようなメリットとデメリットに分類されます。
では、順番にそのメリットについて詳しく見ていきましょう。
ポット型のメリット
お手入れ(メンテナンス)がダントツに楽
ポット型の最大のメリットは
「お手入れ(メンテナンス)がダントツに楽」
だということに尽きます。
ポット型のメンテナンスは、すべての加湿器の中で一番楽だと言ってもいいくらいで、
といった人はこの加湿器しかないというくらいです。
きちんとしたメンテナンスも、シーズンが終わってからクエン酸洗浄をするくらいで十分済みます。
掃除のやり方についてはこちらの記事が参考になると思います。
清潔な状態に保ちやすい
スチーム式は水を加熱して蒸気を噴出し加湿するといった方式なので、内部は常に煮沸消毒されている状態になります。
カビや雑菌の繁殖も抑えられるため、普段のお手入れはちょっと周りを拭いてあげるくらいで済みます。
当然排出される蒸気も清潔なので、免疫能力の弱い子どもやお年寄りがいる場合にはスチーム式が重宝されます。
室温が若干上がる可能性がある
スチーム方式は加熱をして沸騰させるため、
「室温が上がる」
といったことにも少し期待が持てます。
加湿器を使うシーズンは主に冬場なので、加湿して室温も上がるなら少しうれしいですね。
蒸発皿型のメリット
蒸発皿型もポット型と同じく
- 清潔な状態に保ちやすい
- 室温が若干上がる可能性がある
このようなメリットを持っています。
このほかに蒸発皿型では、
- ポット型より電気代が安い
- ポット型より火傷の心配が少ない
と言ったメリットが加わっています。
ポット型ではポット内の水をすべて加熱するため消費電力がかかっていましたが、蒸発皿型では少しずつ水を加熱していくため、消費電力が抑えられました。
ただ、これらによってデメリットも生まれてしまうことになります。
次は、この2つのタイプのデメリットについて見て行きましょう。
加湿器のスチーム式にはどんなデメリットがあるの?
スチーム式は
- 清潔な状態に保ちやすい
- 室温が若干上がる可能性がある
といった加湿の性能面でのメリットが目立ちます。
では、その一方でどんなデメリットがあるのか?
上の表でもわかるように、スチーム式最大のデメリットはその
電気代の高さ
これにあると言っても過言ではないでしょう。
では、どれぐらい高いのか?
一番電気代の安い
「気化式との比較」
をするととてもわかりやすいと思います。
電気代の高さの比較
気化式でおすすめしている商品の、
【Panasonic FE-KFU03-W】
メーカー発表では電気代は1時間でおよそ
「0.1~0.3円」
1日10時間つけていても1~3円です。
1ヶ月でも90円位です。
消費電力は一番高い「お急ぎモード」でも10.0Wです。
*電力料金目安単価27円/kWh(税込)
一方のスチーム式(ポット型)でおすすめしている
【象印 スチーム式加湿器EE-RP50-WA】
消費電力985W(湯沸かし時)、305W(加湿時)なのでバラつきがありますが、加湿時の305Wで比較しても、その差は30倍近くあり歴然ですね。
1日10時間つけていたら82円ほどかかります。
一ヶ月だと2,470円くらいになってしまいます。
あくまで簡易計算ですが、これほどの差があるということになります。
このお陰で、ポット型よりもだいぶ電気代が抑えられる結果になりました。
それでも気化式の方が全然安いですが・・・。
でもその代わりに、最大のメリットであった
「お手入れの簡単さ」
というのを失ってしまいました。
定期的なお手入れが必要になっちゃったんですね。
とは言っても、他の気化式やハイブリット式、超音波式に比べると全然楽です。
その他のデメリット
ポット型のようなスチーム式は加熱した蒸気を噴出するため、その蒸気に触れると火傷をする危険性があるので、小さな子供がいる家庭では安全に気をつけなくてはいけません。
また、沸騰時のボコボコとした音が聞こえてくる場合もあるため音がうるさく感じられるかもしれません。
そしてインテリア性はほぼ考えないほうがいいでしょう。
蒸発皿型はこれらを若干緩和したものだと考えるとわかりやすいでしょう。
このように、特にポット型にはわかりやすいメリットとデメリットが有ります。
蒸発皿型はそれらを和らげたような感じです。
では、そんなスチーム式にはどんなおすすめの商品があるのか?
次は、今販売されているスチーム式でレビューなどでも、人気の高い商品をピックアップしてみました。
加湿器のスチーム式のおすすめは?
スチーム式にはこのようなメリットとデメリットが有るのですが、スチーム式のおすすめとして、レビューなどでも人気の高いものを、今回は、
- ポット型
- 蒸発皿型
この2つのスチーム式のタイプについて、それぞれのおすすめをピックアップしたので参考にして下さい。
【ポット型:象印 スチーム式加湿器 EE-RL35-CA】
ポット型はその名前の通りポットです。
給水の仕方もポットですし、お手入れもポットです。
とにかくポットをそのまま加湿器にしたようなものです。
そのポット型のオススメは象印のスチーム式加湿器EE-RP50-WA
加湿能力が高く、メンテナンスがすごい楽だという人気が高いですね。
ついでに消費電力985W(湯沸かし時)、305W(加湿時)と電気代も高いですね!
【蒸発皿型:東芝 スチーム式加湿器 KA-S35X-W】
蒸発皿型は
と言ったイメージでしょうか。
【三菱重工 加湿器 スチームファン蒸発式 SHE35SD-W】
三菱のルーミストシリーズは面白いですね。
蒸発布を使ってのスチーム式ですが、かなり性能が良さそうで人気もあります。
スチーム式なので
といったような最高の商品ですが、その反動で、
という商品です。
スチーム式のメリットである
を無くす代わりに
「電気代が安く済む」
といったメリットを得た商品です。
山善やアイリスオーヤマが販売する「2,000~4,000円台」くらいのスチーム式加湿器も多く見られますね。
これらも性能は悪くないですが、卓上を加湿する程の感覚で使うといいでしょう。
あとがき
このようにスチーム式のメリットとデメリットはとてもわかりやすいものとなっています。
ポット式の場合では、これほどメンテナンスが楽なのは他の方式ではありません。
しかし、これほど電気代が高く扱いを気にしないといけない方式はありません。
でも、スチーム式はそのわかりやすさから人気が高いです。
これらの条件にピッタリと当てはまるのなら、このスチーム方式はオススメです。
他の方式とも比較しながら購入の参考にしてくださいね。
加湿器の種類別のメリットやデメリット、そして加湿器のカビ対策や掃除の仕方などについての記事も用意しています。
こちらからあなたが知りたい情報にすぐたどり着けるので、ぜひ活用してください!