私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
とちる
この言葉の意味をご存知でしょうか?
あしたは朝6時に集合だからね!遅れないでよ。
わかってるって、朝ね。
翌朝
今日は遅れないで着いたよね~、あれ?まだ誰も来てないね、早すぎたかな。
・・・、しまった、とちった!集合場所を間違っちゃった!
やっぱり来ないじゃないか!!!
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「とちる」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文、読み方などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
とちるの意味とは?
とちるとは、
- 役者などが舞台でうろたえてしまい、セリフや演技を間違えること。
- 物事をやり損なうこと
このような意味があります。
とちるの語源
とちるの語源には、栃の実で作る麺に由来しています。
栃の実で作る麺の「とちめん」は早く伸ばしていかないとどんどん硬くなってしまう性質があります。
だからとちめんを作るときは慌てふためくような様子となるので、そこから「とちる」と呼ばれるようになりました。
とちるは方言などではなく、このような語源から来ています。
また、そのとちめんを作る時に使う棒を「栃麺坊(とちめんぼう)」と言い、うろたえる人のことを「とちめんぼう」とも言いました。
「早とちりする」というのもこの「とちる」から来ていて、
という意味で使われていますね。
とちるの使い方や例文は?
さて、このとちるという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
とちるという言葉の使い方は、
- 「~をとちる」「とちった」と言った使い方がよくされます。
- 「とちめんぼうを振る」で、非常に慌てると言った意味でも使われます。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
とちるを使った例文は
- 試験の問題をとちってしまい、合格できなかった。
- 早とちりのせいで集合時間を間違えた。
- 緊張のあまり演劇のセリフをとちってしまって、周りに迷惑をかけた。
このような感じでしょうか。
普段から「とちる」という言葉はよく使いますが、面白い語源があったんですね。
とちるの類義語は?
さて、この「とちる」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、意味の似ている言葉(類義語)もいくつかあります。
しくじる
ドジを踏む
ちょんぼ
完全に同じ意味ではないかもしれませんが、似たような場面で使われることがあると思います。
あとがき
とちるとはどんな意味があるのか。
その語源や使い方、例文や類義語などを見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとしてとちるを簡単にまとめますね。
意味役者などが舞台でうろたえてしまい、セリフや演技を間違えること。
物事をやり損なうこと
しくじる
ドジを踏む
ちょんぼ
試験の問題をとちってしまい、合格できなかった。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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