私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
はったり
この言葉の意味をご存知でしょうか?
うーん、今回はちょっとテストの点が悪かったなあ。
あ、うさぎさん。今回のテストどうだった?
いやあ、まあ、このくらいなら楽勝だよ。
何点だった?
・・・、そうだね90点くらいかな。
ハッタリでも、もう少し現実味のある点数言いなよ・・・。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「はったり」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
はったりの漢字や意味とは?
はったりとは、
このような意味があります。
はったりの語源
はったりの語源には、賭け事の際の掛け声から来ていると言われています。
賭け事で、自分が勝ちそうな事に金品を賭けることを「張る」と言います。
そして、胴元が客をあおるために
このような掛け声をしていたのですね。
この「張ったり」という言葉が語源とされています。
賭博においては胴元がほとんど勝つようにされていたのですが、自分の手が弱い場合でも虚勢を張って強く見せかけていました。
そうやって相手を賭けから降ろさせるなど、そういった駆け引きがあります。
今のように、「大げさに言う」という意味になったのは、このような背景からと言われていますね。
はったりの使い方や例文は?
さて、このはったりという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
はったりという言葉の使い方は、
- はったりをかます
- はったりを言う
- はったりをきかす
- 相手をビビらせるとき
- 話を盛って相手を驚かせる
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
はったりを使った例文は
- はったりをかまして何とか相手をビビらせることに成功した。
- あの場面ははったりでもなんでも言わないと収拾がつかなかった。
- 彼の自慢が悔しくてハッタリをかましたが、あとでバレたらどうしよう・・・。
このような感じでしょうか。
相手に嘘をつくことになりますが、それによって相手の気持ちを小さくさせたいときや引かせたいとき、相手よりも優位に立ちたい時などに使いますね。
単純に嘘をついた時にはあまり使われません。
はったりの類義語や英語は?
さて、この「はったり」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
- 大口をたたく
- 尾ひれをつける
- 虚勢を張る
完全に意味が同じというわけではありませんが、似たような言葉としてつかえると思います。
英語ではブラフ(bluff)ですね。
あとがき
はったりとはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとしてはったりを簡単にまとめますね。
意味相手を引かせたり、驚かせるために実際のことよりも大げさに言ったりすること。
補足英語ではブラフ(bluff)
使い方・例文はったりをかまして何とか相手をビビらせることに成功した。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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