私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
べそをかく
この言葉の意味をご存知でしょうか?
みんなに放課後明日のリレーの練習するっていったのに、だれも来てないじゃないか!
君が仕切っているのが気に入らないみたいだよ。
そんな…、ちょっと気合い入れただけじゃないか…。
泣きべそかくなよ、付き合ってあげるから。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「べそをかく」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
べそをかくの意味とは?
べそをかくとは、
このような意味があります。
べそをかくの語源
べそをかくの語源は、今にも泣きだしそうな子供の口の形が、ひらがなの「へ」の字のようにゆがんだ形になることを指しています。
この「へ」の字に歪んだ形を「圧し口(へしくち)」と言います。
「わりばしを圧し折る(へしおる)」とかで使われる言葉と同じですが、これが
「べそくち」→「べそをかく」
というように変わって、このように呼ばれるようになりました。
「べそをかく」の「かく」は漢字の「掻く」で、顔を掻くなどで使われますね。
この「掻く」という言葉は「好ましくないものを表面に出す」という意味でも使われます。
また、能面に使われる「大べし」「圧見 (べしみ) 」 というものがありますが、この面が泣きそうな子供の顔と同じような形から生まれたという説もあります。
べそをかくの使い方や例文は?
さて、このべそをかくという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
べそをかくという言葉の使い方は、
- 「泣きべそをかく」といった使い方も多い
- 今にも泣きだしそうな顔をするとき
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
べそをかくを使った例文は
- 今日はお父さんが帰ってこれないことを知ると、女の子はべそをかいたような顔になった。
- 誰もいう事を聞いてくれなくて泣きべそをかく。
- 帰るのが遅くなったから息子はべそをかいてるかもしれないなあ。
このような感じでしょうか。
べそをかいている悲しい表情が目に浮かびますよね。
べそをかくの類義語は?
さて、この「べそをかく」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
涙ぐむ
泣き出しそう
涙がにじむ
完全に同じ意味ではないかもしれませんが、似たような場面で使われると思います。
あとがき
べそをかくとはどんな意味があるのか。
その語源や使い方、例文や類義語などを見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとしてべそをかくを簡単にまとめますね。
意味口がへの字のような形になり、今にも泣きだしそうになること。
類義語や補足涙ぐむ
泣き出しそう
涙がにじむ
今日はお父さんが帰ってこれないことを知ると、女の子はべそをかいたような顔になった。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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