私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
触らぬ神に祟りなし(さわらぬかみにたたりなし)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
今日はちょっと早く帰ってゲームしたいんだよ、ひよこさん急ごう。
あれ、ネコさんがキョロキョロしてるけど、何だろう。
何か嫌な予感がする…、触らぬ神に祟りなしだよ、早く行こう。
あ、二人ともいいところに!今、ちょっと野球のメンバーが足りないんだよ、手伝ってよ!
だから嫌な予感がしたんだよ…。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「触らぬ神に祟りなし」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
触らぬ神に祟りなしの意味とは?
触らぬ神に祟りなしとは、
このような意味があります。
触らぬ神に祟りなしの語源
触らぬ神に祟りなしの語源には、さまざまな神様もこちらから係わりを持たなければ祟りも受けないことからこのことわざが生まれました。
ここでいう「触る」はかかわりを持つという事を意味しています。
触らぬ神に祟りなしの使い方や例文は?
さて、この触らぬ神に祟りなしという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
触らぬ神に祟りなしという言葉の使い方は、
- 何かのトラブルやよくない事に巻き込まれそうなときは、かかわりを持たないのが一番だという時
- 「触らぬ神に祟りなしだ」「触らぬ神に祟りなしというように~」といった使い方がされます。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
触らぬ神に祟りなしを使った例文は
- 何かもめごとが起こっているが触らぬ神に祟りなしというし、早くこの場から立ち去ろう。
- 朝からお父さん機嫌悪そうだね。触らぬ神に祟りなしだよ。
- 触らぬ神に祟りなしというように、余計な首を突っ込まなければ何も言われないよ。
このような感じでしょうか。
自らトラブルに巻き込まれるような行動は避けている様子がうかがえますよね。
触らぬ神に祟りなしの類義語は?
さて、この「触らぬ神に祟りなし」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
君子危うきに近寄らず
近づく神に罰当たる
参らぬ仏に罰は当たらぬ
寝た子を起こす
藪をつついて蛇を出す
義を見てせざるは勇無きなり
あとがき
触らぬ神に祟りなしとはどんな意味があるのか。
その語源や使い方、例文や類義語などを見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして触らぬ神に祟りなしを簡単にまとめますね。
意味余計な手を出さなければ面倒なことに巻き込まれることはない。
類義語や補足君子危うきに近寄らず
近づく神に罰当たる
参らぬ仏に罰は当たらぬ
【対義語】
寝た子を起こす
藪をつついて蛇を出す
義を見てせざるは勇無きなり
何かもめごとが起こっているが触らぬ神に祟りなしというし、早くこの場から立ち去ろう。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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