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ホワイトデーの「ホワイト」の名前の由来は?発祥や起源は海外?英語

2018年1月10日

ホワイトデー 由来

ホワイトデーは、いまや日本では当たり前の習慣として根付いていますよね。

その経済効果も、バレンタインデーと匹敵するほどあると言われています。

実は、日本で本格的にホワイトデーが始まったのは1980年代からで、歴史としてはそれほど深くないのですね。

そんなホワイトデーの発祥や起源というのは、実は日本なんです。

 

 

ホワイトデーは、日本のお菓子メーカーが手掛けヒットさせたイベントだったんですね。

 

  • いったいどんな流れで?
  • どうしてホワイトデーという名前になったの?
  • ホワイトデーは日本だけでなく海外もあるの?

 

いろいろ疑問に思うことがたくさんありますよね。

 

そこで今回は、そのホワイトデーの歴史を知るために、

ホワイトデーの発祥や起源はどこにあるのか。

ホワイトデーの名前の由来や英語での表記、中国・韓国の海外ホワイトデー事情についてまとめました。

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ホワイトデーの発祥や起源は?

バレンタインデーにもらったチョコのお返しに、男性が女性にプレゼントを渡すホワイトデー。

ホワイトデーは毎年3月14日で固定されていますが、バレンタインデーのちょうど1か月後ということで覚えやすいと思います。

でも、このホワイトデーって、そもそもなんでホワイトデーという名前になったのか不思議ですよね。

いつから始まったのかもわからないですし、ホワイトデーの名前の由来や、どうして生まれたのか、その発祥国や起源も気になるところです。

そんなホワイトデーの由来ですが、実は大きな3つの説があると言われています。

 

ホワイトデー発祥の3つの説とは?

ホワイトデーが生まれたきっかけとなった出来事には、3つの説があると言われていますが、それが、

  1. 不二家の「リターン・バレンタイン」説
  2. 石村萬盛堂の「マシュマロデー」説
  3. 全国飴菓子工業協同組合(全飴協)の「キャンディを贈る日」説

これらのお菓子メーカーや組合が、バレンタインデーのお返しとして誕生させたのがホワイトデーの由来と言われています。

 

それぞれどういった発祥の由来があるのか見ていきましょう。

 

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不二家の「リターン・バレンタイン」説

有名なお菓子メーカーの不二家が「リターン・バレンタイン」という名前でバレンタインデーのお返しイベントを立ち上げました。

そして1973年には、お菓子メーカーのエイワ共同で開催した「メルシーバレンタインキャンペーン」が起源と言われています。

 

石村萬盛堂の「マシュマロデー」説

マシュマロ菓子で有名な「石村萬盛堂」の社長が、少女雑誌に掲載されていた「バレンタインのお返し」にヒントを得て、バレンタインデーのお返しにマシュマロを渡す日を作りました。

その日を「マシュマロデー」と決め、1978年3月14日にキャンペーンを開始し、お菓子業界を含めた大きなイベントとするため、1980年代にホワイトデーを設定したとされています。

 

全飴協の「キャンディを贈る日」説

全国飴菓子工業協同組合(全飴協)は、1978年に「キャンディを贈る日」としてホワイトデーを制定し、2年後の1980年より三越や電通の協力でイベントやキャンペーンをスタートさせたとされています。

そして、このホワイトデーを3月14日にしたのは、バレンタインが由来と言われてます。

269年2月14日にバレンタインデーの元になった聖バレンタイン(聖ウァレンティヌス)は、ローマ皇帝クラウディウスが出した結婚禁止令に背いて結婚しようとした男女を救ったため殉死しました。

 

ホワイトデーはそれから1ヶ月後の3月14日に、恋人たちが改めて永遠の愛を誓ったというエピソードが由来と言われています。

 

どれが起源なのかは色々と説がありますが、不二家の説は実際に、1973年の読売新聞記事に「メルシーバレンタイン」キャンペーンを開催したとする記事が残っているようです。

 

こういったお菓子メーカーの動きもあり、バレンタインが日本に定着しだしたころからいろんなイベントの動きはあったようですね。

 

お菓子メーカーがそれぞれ独自でクッキーやマシュマロ、飴の販売をしていたのですが、それでは大きな動きになりません。

そこで、これらを正式にまとめて業界全体の大きなイベントとするために、

バレンタインのお返しをする日

というのを正式に決める動きとなったようです。

まあ、各会社で

  • 「メルシーバレンタイン」
  • 「マシュマロデー」
  • 「キャンディを贈る日」

 

とか、バラバラでイベントされても、なかなか全国的な広がりにはならないですよね。

 

それを受けて、全国飴菓子工業協同組合が3月14日にホワイトデーを設定したことが発祥だと言われています。

1978年に名古屋で総会が開かれ、2年間の協議や準備期間があり、1980年にホワイトデーとしてスタートしたというのが発祥のようです。

 

第1回のホワイトデーは「銀座の三越」から始まったようですね。

 

つまり、ホワイトデーの発祥国って、実は日本だったんです。

 

てっきり海外のイギリスやアメリカとかと思ってしまいましたが、日本人の商売根性というのはすごいですね。

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ホワイトデーが3月14日のワケ

ホワイトデーは、なぜ3月14日なのか不思議に思いますよね。

実はこれにもワケがあって、まずバレンタインデーが2月14日なのが大きな理由の一つです。

 

最初に3月14日と決めてイベントをしたときは、「バレンタインデーの2月14日」からちょうど1か月後なので、日にちとしてわかりやすかったことや、時期的に大きなイベントがなかったためだと言われています。

 

そして、全国飴菓子工業協同組合が3月14日にホワイトデーを設定した理由には、先ほどのバレンタインの元でもある、聖バレンタイン司祭の出来事が由来とも言われています。

かつてローマ皇帝は、強い国づくりの一環として兵士の士気を高めるために結婚を禁止する「結婚禁止令」を出したのです。

しかし、聖バレンタイン司祭は婚姻を禁止されて悲しむ兵士たちを憐れみ、ローマ皇帝に内緒で結婚式を行っていたのですね。

それが皇帝バレてしまい注意をされたのですが、その命令に背いたために最終的に処刑されたとされています。

それが269年2月14日で、それからこの日は恋人たちの日「バレンタインデー」となったという起源があるのですね。

それから1ヶ月後の3月14日に、聖バレンタイン司祭が取り持った恋人たちが改めて永遠の愛を誓ったというエピソードがあります。

 

この話をもとに、

 

3月14日という日がホワイトデーにふさわしいのではないか。

 

ということで、3月14日に決定したわけなんですね。

 

ホワイトデーの「ホワイト」の名前の由来は?

ホワイトデー 由来 名前

さて、3月14日がホワイトデーに決まったわけですが、どうして名前がホワイトデーなのか?

ちょっと不思議に思いますよね。

 

実は「ホワイト」の名前の由来もいくつかあるようです。

 

その由来として有名なのは、

  • 飴の材料である砂糖が白色だったところから
  • マシュマロの色が白色だったから
  • 「ホワイト」は「純粋な愛」「清純」のイメージがあるから

お菓子メーカーから生まれたものなので、砂糖が連想できるのはわかりやすいですね。

 

また、マシュマロの色からきているというのも、ホワイトデーの由来からもわかります。

とある芸人は浮気をして

「オフホワイト(わずかに灰色または黄色がかった白)」

というコメントを出しましたが、そういった意味でも「ホワイト」は「清純」のイメージがありますよね。

こういったことを総合して「ホワイトデー」いう名前になったというのは、なんとなく理解できるのではないでしょうか。

 

ホワイトデーという名前になった流れは?

実はホワイトデーができる前の段階では、

  • 「ポピーデー」
  • 「フラワーデー」
  • 「クッキーデー」

このような、欧米の習慣に習った名前が候補として挙がっていたようです。

 

しかし、これを全飴協では

ホワイトは純潔のシンボル。ティーンのさわやかな愛にぴったり

といった考えをのもとにして「ホワイトデー」と名前を付けたと言われています。

 

ですので、ホワイトデーの対象としては10~20代の男性がターゲットだったようですね。

 

ホワイトデーの経済効果も、バレンタインと引けを取らないほどの経済効果があると言われています。

 

ホワイトデーの準備はいつから始めればいいのか、当日いつ渡せばいいのかなど、別の記事でベストなタイミングについて提案して詳しくまとめました。

関連ページ

>>ホワイトデーの日にちはいつ?お返しはいつからいつまでに渡す?

喜んでもらえるプレゼントのために準備は早めにしておきましょうね。

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ホワイトデーは英語でのスペルは?

ホワイトデーはもともと日本発祥で海外ではありませんが、英語で表記するときは、

White Day

このように書くようです。

略して「WD」と書くこともあるようですが「ハードディスクかよ!」って思ってしまうのは私だけでしょうか…。

 

一方のバレンタインデーを英語で書くと、

Valentine's day

また、セントバレンタインなどとも言いますが、その場合

St.Valentine's day

といったようになりますね。

聖人を意味する「St」が前についてますが、ホワイトデーは人名など関係ないので「White Day」と英語表記します。

ホワイトデーは日本だけでなく海外もあるの?

さて、実はホワイトデーは日本発祥のイベントだったわけです。

だから、もともとは海外にはなく日本だけのイベントだったのですね。

じゃあ今は日本発祥のホワイトデーが海外にもあるのかというと、中国や韓国といった日本に近いアジアの国には広まっているようです。

もともとのバレンタインも、日本のように女性から男性へ贈り物をするのではなく、男性から女性にプレゼントを渡す日となっています。

 

そして欧米にはホワイトデーと呼ばれる日はなく、そもそも日本のように

「もらったからお返しをする」

という風習はあまり強くないようなんですね。

日本人は律儀というか、その風習を見事に利用したイベントと言えるのではないでしょうか。

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海外のホワイトデー事情

ホワイトデー 日にち 2018

では、日本発祥でもあるホワイトデーは、中国や韓国、台湾ではどんな形で行われているのか気になりますよね。

まず中国ですが、中国のホワイトデーは「白色情人節」と呼ばれるそうです。

ただ事情がかなり違うらしく、日本はバレンタインで女性から男性にプレゼントを渡しますが、中国は欧米スタイルで男性から女性に渡すとのこと。

それにもかかわらず、ホワイトデーも男性から女性にプレゼントを渡すようです。

 

男性はつらいイベントですね…。

 

韓国ではホワイトデーは男性から女性にプレゼントを贈る習慣となっているようですが、韓国ではバスケットにお菓子や贈り物をたくさん詰めて、華やかにラッピングをすることが普通なんだそうです。

そして、もしバレンタインもホワイトデーも関係のなかった人は、次の4月14日に「ブラックデー」という日があるようです。

そのブラックデーの日には寂しい男女が集まって「ジャージャー麺」を食べる日で、ホワイトデーに対する皮肉として生まれたようですね。

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あとがき

ホワイトデーの発祥や起源はどこにあるのか。

ホワイトデーの名前の由来や、中国・韓国の海外ホワイトデー事情についてまとめましたがいかがでしたか。

ホワイトデーが日本で生まれたというのは、意外に思った人も多いのではないでしょうか。

 

あなたはそんなホワイトデーのお返しはもう決まったでしょうか。

 

ホワイトデーではどんなお返しをしようか迷ってしまいますよね。

実はそのお返しした品物にも、いろんな意味を含むことを知っていましたか。

何気なく渡したものが、とんでもない意味かもしれないのです。

そんなホワイトデーでのお返しの意味について、別の記事でまとめています。

何をお返ししようか迷っている方は、一度こちらもご覧になってください。

関連ページ

>>ホワイトデーのお返し意味一覧!チョコやマシュマロ、キャンディは?

 

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