私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
勧善懲悪(かんぜんちょうあく)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
ひよこさん、スーパーヒーローごっこしようよ。
いいけど、じゃあ僕は何役なの?
じゃあひよこさんは悪の頭領役で、僕がスーパーヒーローね。
それじゃあいつもの勧善懲悪の話で、結局僕がいつも殴られるパターンじゃないか!
そうだよ。殴られるの嫌だもん。
なんて奴だ・・・。君こそ諸悪の根源だよ。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「勧善懲悪」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
勧善懲悪の意味や語源とは?
勧善懲悪とは、
このような意味があります。
それぞれの漢字に分けて見てみると
勧善:善を勧める
懲悪:悪を懲らしめる
このようになっていますね。
それぞれ
「勧」と「懲」
「善」と「悪」
といったように反対の言葉が入っている四字熟語です。
わかりやすいのは、水戸黄門のような良い行いの者には、慈悲の心や助けを施したりしますが、悪代官や悪者は懲らしめるといったわかりやすい勧善懲悪のパターンですね。
「懲」を「徴」と間違えない
勧善懲悪の使い方や例文は?
さて、この勧善懲悪という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
勧善懲悪という言葉の使い方は、
- 勧善懲悪を行おうという人は、わりと立場的に強い位置にいることが多い。
- 「勧善懲悪の話」「勧善懲悪の~」といった使い方がされる
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
勧善懲悪を使った例文は
- 水戸黄門のような勧善懲悪のお話は、老若男女に受け入れられやすい。
- 昔のロボットやヒーローのアニメは勧善懲悪モノが多い
- 班のリーダーは勧善懲悪のつもりで犯人捜しをしたみたいだが、それがかえってみんなの溝を深めることになった。
このような感じでしょうか。
勧善懲悪の類義語は?
さて、この「勧善懲悪」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
天網恢恢(てんもうかいかい)
破邪顕正(はじゃけんしょう)
撥乱反正(はつらんはんせい)
このあたりが類義語として挙がってきますね。
あとがき
勧善懲悪とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして勧善懲悪を簡単にまとめますね。
意味良い行いを褒めて勧め、悪い行いは止めるように懲らしめること
類義語天網恢恢(てんもうかいかい)
破邪顕正(はじゃけんしょう)
撥乱反正(はつらんはんせい)
水戸黄門のような勧善懲悪のお話は、老若男女に受け入れられやすい。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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