私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
堪忍袋の緒が切れる(かんにんぶくろのおがきれる)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
ほれほれ~、脇腹くすぐったいだろ!
やめろって~、あ~。
ほれほれほれ~!
だから、もうしんどいから、やめて。
ほれほれほれほれ~!!
どらぁ!やめろっつってんだろうが!
ひぃ、堪忍袋の緒が切れた!
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「堪忍袋の緒が切れる」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
堪忍袋の緒が切れるの意味や語源とは?
堪忍袋の緒が切れるとは、
このような意味があります。
堪忍袋というのは「こらえ袋」とも言い、我慢を閉じ込める袋のことです。
怒りや許せない気持ちなど、我慢して感情を表に出さない、
これを袋という言葉に置き換えているのですね。
その袋の口を縛っている紐が「堪忍袋の緒」です。
その袋に、怒りや許せない気持ちがどんどんとたまっていき、限界を迎えると袋を縛った紐「堪忍袋の緒」が切れて怒りが爆発するのです。
堪忍袋の緒が切れるの使い方や例文は?
さて、この堪忍袋の緒が切れるという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
堪忍袋の緒が切れるという言葉の使い方は、
- 今風に言うと「キレる」と一緒のような使い方
- 「~の堪忍袋の緒が切れる」「~のことで堪忍袋の緒が切れる」といった使い方がされる
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
堪忍袋の緒が切れるを使った例文は
- 何度注意しても聞かないので、ついに堪忍袋の緒が切れた。
- 彼の浮気のことで堪忍袋の緒が切れたが、誤解だとわかって反省した
- 夫婦生活の不満が溜まりに溜まって、堪忍袋の緒が切れてしまった。
このような感じでしょうか。
我慢の限界に達し、これまでの怒りや不満が爆発した様子が感じ取れると思います。
堪忍袋の緒が切れるの類義語は?
さて、この「堪忍袋の緒が切れる」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
こらえ袋の緒を切る
地蔵の顔も三度
怒り心頭
完全に同じ意味ではないですが、似たような場面で使われることがあると思います。
あとがき
堪忍袋の緒が切れるとはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして堪忍袋の緒が切れるを簡単にまとめますね。
意味ずっと我慢していたが、限界に達し怒りが爆発すること
類義語こらえ袋の緒を切る
地蔵の顔も三度
怒り心頭
何度注意しても聞かないので、ついに堪忍袋の緒が切れた。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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