郷に入っては郷に従えの意味や語源とは？その使い方や例文、類義語は？

私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な

それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。

あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。

そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、

郷に入っては郷に従え(ごうにいってはごうにしたがえ)

この言葉の意味をご存知でしょうか？

ここでは挨拶するときに抱き合うんだ～、へぇ。

郷に入っては郷に従えというし、僕らも抱き合った挨拶してみる？

う、うん、やってみようか。

なんかキモチワルイ…。

「知っていて当たり前だ！」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。

そこで今回は、この「郷に入っては郷に従え」という言葉の意味についてまとめました。

また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう！

郷に入っては郷に従えの意味とは？

郷に入っては郷に従えとは、

このような意味があることわざです。

「郷」というのは地方や田舎の事で、故郷（こきょう、ふるさと）などの漢字にも使われていますね。

• 「郷に入っては郷に従う」
• 「郷に入らば郷に従う」

という場合もありますね。

郷に入っては郷に従えの語源

郷に入っては郷に従えの語源は、『童子教』中の『入郷而従郷、入俗而随俗』とされています。

これは、『禮記(らいき)』という中国の「曲禮」という篇の中の「入竟而問禁。入國而問俗。」に由来する説が言われています。

他にも中国語のことわざ『入郷随俗』など、いろいろ説があるようです。

郷に入っては郷に従えの使い方や例文は？

さて、この郷に入っては郷に従えという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。

郷に入っては郷に従えという言葉の使い方は、

こういったシーンで使いたい言葉です。

では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。

郷に入っては郷に従えを使った例文は

• 郷に入っては郷に従えというし、現地の人の言うとおりにしよう。
• 郷に入っては郷に従えで、何をするにもチップを払うとサービスも良くなる。
• 慣れないことばかりでしんどいけど、郷に入っては郷に従え。しばらくは我慢しよう。

このような感じでしょうか。

自分の知らない土地では、余計なトラブルを起こさないようスムーズな生活を送るために現地の人のいう事をよく聞いて行動しますよね。

郷に入っては郷に従えの類義語は？

さて、この「郷に入っては郷に従え」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。

郷に入れば郷に従え
人の踊る時は踊れ

こういった言葉が類義語に出てきます。

あとがき

郷に入っては郷に従えとはどんな意味があるのか。

その語源や使い方、例文や類義語などを見てきましたがいかがでしたか。

さて、まとめとして郷に入っては郷に従えを簡単にまとめますね。

知らない土地に行ったら、そこの場所のやり方や習慣、風習に従うのが良いということ。

郷に入れば郷に従え
人の踊る時は踊れ

郷に入っては郷に従えというし、現地の人の言うとおりにしよう。

今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。

こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。

普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。

そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。

＞＞「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」まとめ