私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
生き馬の目を抜く
この言葉の意味をご存知でしょうか?
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「生き馬の目を抜く」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文、その語源などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
生き馬の目を抜くの意味とは?
生き馬の目を抜くとは、
このような意味があります。
生き馬の目を抜くの語源とは?
「生き馬」:生きている馬
「目を抜く」:目玉を抜き取ること
ちょっと怖いことわざですが、生きている馬の目玉を抜き取るのは難しいですよね。
そんな様子は、とても素早いことがわかります。
また、目を抜くということから、
- 抜け目がない
- ずるがしこい
このように連想されたため、こういう意味になったということも言われています。
もう一つに、人をだますことを「人の目を抜く」とも言われていました。
その人という部分を馬にすることで、
という意味を強調したのだというのが語源と言われていますね。
江戸時代には馬ではなく、
生き牛の目を抜く
このようにも言われていたようで、馬や牛など人の生活に近い存在のものを例えて言ったようです。
生き馬の目を抜くの使い方や例文は?
さて、この生き馬の目を抜くという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
生き馬の目を抜くという言葉の使い方は、
- 相手を出し抜くようなとき
- うまく立ち回って成績をあげる様子
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
生き馬の目を抜くを使った例文は
- 生き馬の目を抜く出版業界で、彼はトップの成績をたたき出した。
- この生き馬の目を抜くような技があるから、プロで活躍できている
- 生き馬の目を抜く作戦で見事苦難を乗り切った。
このような感じでしょうか。
例文からも、相手を出し抜く、素早い動きで油断も隙もない様子がうかがえると思います。
この言葉と似ている類義語もありますが、さきほどの
生き牛の目を抜く
馬ではなく牛としてもことわざとしてあります。
意味も同じですね。
あとがき
生き馬の目を抜くとはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして生き馬の目を抜くを簡単にまとめますね。
意味動きが早くずるがしこいので、油断も隙もないこと。
使い方・例文生き馬の目を抜く出版業界で、彼はトップの成績をたたき出した。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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