私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
栄枯盛衰(えいこせいすい)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
ひよこさんの家って、すごい古いお菓子屋さんだけど流行ってるみたいだね。
そうだね。でも、おじいちゃんのころは店が燃えたり全然売れなかった時代もあるみたいだよ。
でも、お父さんの代でヒット商品ができて、売り上げも上がってきたんだって。
ふーん、栄枯盛衰でいろいろあったんだねえ。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「栄枯盛衰」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
栄枯盛衰の意味や語源とは?
栄枯盛衰とは、
また、人の世はいいこと悪いことの繰り返しで確かなものではない。
このような意味を持っています。
それぞれの漢字に分けて見てみると
栄枯:草木が茂ったり枯れたりすること
盛衰:盛んになったり衰えたりすること
このように似たような意味の漢字が二つ合わさってできた四字熟語ですね。
特に、平安時代の平家と源氏の話がよく用いられることが多く、絶大な力をふるった平家が源氏に敗れて見る影もなくなったことを、栄枯盛衰のたとえにされることが多くなっています。
栄枯盛衰の使い方や例文は?
さて、この栄枯盛衰という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
栄枯盛衰という言葉の使い方は、
- 良い時代もあれば悪い時代もあったなどに使われる。
- 数日単位などあまり短い期間では言われないことが多い
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
栄枯盛衰を使った例文は
- 栄枯盛衰の世の中では、今ある財産がどうなっているかわからない。
- この会社は栄枯盛衰を経験して、今はとても成長した企業になった。
- どの国家も栄枯盛衰を繰り返して、よりよい国になるよう努力している。
このような感じでしょうか。
いろんな浮き沈みがあって、良い時代や悪い時代を繰り返してきたことが感じとれると思います。
この栄枯盛衰は今だから振り返ることができて、今後はどのようになるのか誰にもわからないといった部分もありますね。
栄枯盛衰の類義語は?
さて、この「栄枯盛衰」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
- 盛者必衰(じょうしゃひっすい )
- 一栄一落(いちえいいちらく)
- 諸行無常(しょぎょうむじょう)
完全に同じ意味ではないですが、似たような場面で使われることがあると思います。
あとがき
栄枯盛衰とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして栄枯盛衰を簡単にまとめますね。
意味人や家、国といったものが栄えたり衰えたりすること
補足盛者必衰(じょうしゃひっすい )
一栄一落(いちえいいちらく)
諸行無常(しょぎょうむじょう)
栄枯盛衰の世の中では、今ある財産がどうなっているかわからない。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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