私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
一長一短(いっちょういったん)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
ひよこさん、この本だと分厚いし色々調べられると思うよ。
でもちょっと値段が高いなあ。
じゃあ、こっちの安いのにする?
これだと詳しいところまで調べられないから、どちらも一長一短だね。
じゃあ、この分厚い本が図書館にあるか探そうか。
そうだね。それならタダでいろいろ調べられるね。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「一長一短」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
一長一短の漢字や意味とは?
一長一短とは、
このような意味があります。
それぞれ分けて考えると
一長:一つの長所(ある面は長所)
一短:一つの短所(ある面は短所)
というように、完全ではないことを表しています。
一長一短の使い方や例文は?
さて、この一長一短という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
一長一短という言葉の使い方は、
- 一長一短がある、一長一短ですが、といったように使われることも多い。
- 長所と短所のほか、メリットデメリットなどがある時
- 比較すると気にも使われやすい
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
一長一短を使った例文は
- このシステムを使うと儲けは大きいが、これまで以上に経費がかさむので一長一短だな。
- 彼女は優しいが、お金遣いが荒いので結婚相手としては一長一短ある。
- どちらの方法も一長一短あるので、もう一つ違う案を考える方向となった。
このような感じでしょうか。
長所短所、メリットデメリットなどが文章の中でも感じられると思います。
一長一短の類義語は?
さて、この「一長一短」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
一方で利益があると、他方で損失があること。
よいことがある一方、悪いこともあること。
このような言葉でしょうか。
あとがき
一長一短とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして一長一短を簡単にまとめますね。
意味良いところもあるけど悪いところもあるので、完全ではない。
類義語一得一失(いっとくいっしつ)
一利一害(いちりいちがい)
このシステムを使うと儲けは大きいが、これまで以上に経費がかさむので一長一短だな。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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