私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
案ずるより産むが易し(あんずるよりうむがやすし)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
明日はとうとう試験だよ~、できなかったらどうしよう・・・。
大丈夫だよ、結構勉強したんでしょ?今回はそんなに難しい試験じゃないっていうし。
そういうけど、やっぱり気になるところがいくつもあって・・・。
案ずるより産むが易しっていうし、そんなに心配してるとできるものもミスしちゃうよ。
そうだね、やれることはやったもんね。案ずるより産むが易しだよね、ありがとう、やってみるよ。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「案ずるより産むが易し」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文、その語源などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
案ずるより産むが易しの語源や漢字、意味とは?
案ずるより産むが易しとは、
このような意味があります。
それぞれで分けて考えると、
案ずる:心配する
易し:簡単だ
つまり、
心配するより産むことは簡単だ
こう続けられますが、この言葉の「産む」には「赤ちゃんを産む」から来ています。
赤ちゃんを産む前は色々と不安なことも多いですよね。
でも実際に生まれると、心配したような大変なことではないということがこの言葉の由来となっています。
案ずるより産むが易しの使い方や例文は?
さて、この案ずるより産むが易しという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
案ずるより産むが易しという言葉の使い方は、
- やってみると意外と簡単だった。
- やる前の心配事が多いけど、やらないといけない時の励まし
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
案ずるより産むが易しを使った例文は
- 案ずるより産むが易しというように、悩んでいたのが馬鹿らしいほど簡単な試験だった。
- 初めての仕事で緊張したけど、案ずるより産むが易しで失敗もなくすべてうまくいった。
- 案ずるより産むが易しというし、とにかく一度弁護士と相談してみよう。
このような感じでしょうか。
色々心配事はあるけど、やってみると簡単にできたというような様子が思い浮かぶと思います。
また「しっかりできる」と思いたいときに、きっかけ作りや励ましのために使うことも多いですね。
案ずるより産むが易しの類義語は?
さて、この「案ずるより産むが易し」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
- 取り越し苦労
- 杞憂
このような言葉でしょうか。
いらぬ心配をしすぎているような時に使われる言葉ですね。
あとがき
案ずるより産むが易しとはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして案ずるより産むが易しを簡単にまとめますね。
意味何かをする前は心配になるが、実際にやってみるとそれほどでもなかった。
補足案ずる:心配する
易し:簡単だ
案ずるより産むが易しというように、悩んでいたのが馬鹿らしいほど簡単な試験だった。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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