ワキガの悩みが広がってくると、臭いが出ないようにはどうしたらいいのか、色々なグッズを使ってみたり色々調べる方も多いと思います。
でも、色々やってみてもうまくいかないと感じた時、病院などでワキガの治療を受けるという選択肢もあります。
そんなワキガ治療には様々な方法がありますが、具体的にどういったことが病院で行われるのでしょうか?
また、その治療の料金や保険適用はどうなっているのか?
今回はそんな病院でのワキガ治療についてまとめました。
ワキガ治療にはどんな方法があるの?
ワキガ治療の方法には、「メインの治療法」というものがあり、それが
- ボトックス注射
- 電気凝固法
と呼ばれる二つの方法がです。
この治療は病院でもよく用いられている方法で、ワキガが軽~中程度の人に向けて行われる治療法です。
どちらの治療も
- 傷口が少ない。
- 治療時間もそれほどかからない。
- 術後の回復が早い。
という特徴があり、それでいて一定の効果が期待できるのでとてもメジャーな方法です。
他にも薬で治療していく方針もあり、
- 塩化アルミニウム液
- プロバンサイン
こういった薬で改善していく治療法もあります。
自分のワキガはどの程度なのか?
ワキガの治療と手術について
上で紹介した治療とは違い、ワキガの原因であるアポクリン腺を取り除いて臭いが出ないようにするといった手術があります。
主に
- 剪除法
- 吸引法
- 皮下組織削除法
これらの手術方法で行われることが多いですが、どれも高い効果が期待できる反面、傷跡や代償性発汗などのリスクも考えなくてはいけません。
また、手術の場合、保険が利かないケースも多く数十万円かかることも珍しくないので、それなりの費用と理解が必要になります。
ワキガの症状が重くないと手術まで行くケースは少なく、軽~中程度ならボトックス注射などの治療で落ち着く場合が多いようです。
そうでないと身体や金銭面で負担が大きくなるからですね。
ワキガ手術に関してはこちらで詳しくまとめているので、あわせてご覧になって下さい。
関連ページ>>ワキガ手術の料金って保険は利くの?行われる方法は?費用失敗跡
切らないでできるワキガ治療法
技術の進歩とともに
というのも現れ始めています。
その中でも有名なのは「ミラドライ」「ウルセラドライ」といった多汗症・ワキガ治療です。
マイクロ波の照射によって汗腺を破壊していく方法です。
「ミラドライ」「ウルセラドライ」のメリットは
- 傷口が少ない。
- 治療時間が1時間ほどで終わる。
- 術後の回復が早い。
このような特徴があり、さらにボトックス注射などの治療よりも高い効果と持続力が期待できるといった方法です。
イメージとしては「レーザーによるフラッシュ脱毛」のような感じでしょうか。
ワキガ治療の料金はいくらくらい?保険は?
ワキガの治療方法の次に気になるのは、やはりその料金だと思います。
治療方法によって料金もだいぶ変わってきますが、やはり保険が利くかどうかで大幅に違いますね。
先ほどのメジャーなワキガ治療の二つは、
- ボトックス注射:3~9万円
- 電気凝固法:6~10万円
大体はこのようになっています。
ボトックス注射は汗が多い(多汗症)の治療の際に用いられる方法ですが、その症状により医師が判断し保険適用が認められるケースがあります。
電気凝固法は保険が利かないため金額が高くなりますし、複数回治療を行わないといけない場合もあり、料金はさらに上がることが一般的です。
また、切らないでもできる「ミラドライ」「ウルセラドライ」の場合も保険適用はありません。だから費用も30万円以上は見積もっておく必要があります。
ワキガ治療ではどんな薬が使われるの?
ワキガ治療には手術や注射、機器を使ったもの以外でも、
この方法もあります。
ワキガ治療で使われる薬はおもに2つで
- 塩化アルミニウム液(外用薬):制汗作用
- プロバンサイン(内服薬):汗の分泌を抑える作用
どちらも脇汗対策で使うような薬ですね。
ちなみに料金の方は
- 塩化アルミニウム液(100ml):1,000~2,000円
- プロバンサイン(1ヶ月):1,000~2,000円
プロバンサインは処方される時に保険が利きます。
塩化アルミニウム液は保険が利きませんが価格は安いですので、どちらも1,000~2,000円くらいで費用が済みます。
塩化アルミニウムは「オドレミン」と言った形で、取り扱っている薬局もありますが一般的にはあまり販売はされていません。
ここまで触れてきたワキガですが、その臭いについてはたくさんの例えがあり、人によってもその感じ方がだいぶ変わってきます。
あとがき
ワキガの治療には脇を切って行う手術以外にも、切らないでできる方法や薬を使った方法など様々あります。
どの治療が行われるかはあなたと医師の間で相談が必要になりますが、ワキガの症状が軽いのに手術というようなことは難しいと考えたほうがいいでしょう。
また、いきなりの手術では料金的にも精神的にもかなりの覚悟が必要になります。
ですので、いきなり手術というように考えるのではなく、まずはワキガ対策グッズなどで対応するのが一般的です。
何かしら治療を受けたい場合でも、普段グッズを使って対策するのは有効な方法ですね。
どういったものを使えばいいのかわからない、といった時はこちらで詳しくまとめているので是非参考にして下さい。
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