ワキガのチェック方法でティッシュや綿棒を使う？病院の検査リストは？

ワキガをチェックする方法というのはどうすればいいのか？

自分の脇の臭いが気になって、もしかしたらワキガかもと感じてしまう時があります。

そんな時に家で自分で分かるワキガのチェック方法には、ティッシュや綿棒を使って目安にすることができるんですね。

 

そんなワキガのチェック方法も、病院の検査リストというのもあったりします。

 

そこで今回は簡単な自分でできる物として、

自分でもわかるワキガのチェック方法とはどうすればいいのか？

家で簡単にできるティッシュや綿棒を使ったワキガチェック方法や、遺伝や家族に関するチェックリスト。

日常生活のワキガの状態や臭い。

そして病院で行われる検査リストについても一緒に見ていきましょう。

わきがの原因としてよく聞く「エクリン腺とアポクリン腺の汗の違い」なども含めてまとめたので、ぜひ最後までご覧ください。

ワキガのチェック方法とは？

自分がワキガかチェックする方法には様々な項目があります。

まずは、あなたがワキガの可能性があるかどうか見ていきましょう。

それは次のような項目です。

これらのチェック項目に当てはまると、ワキガの可能性は高いと言えます。

では、その理由について順番に見ていきましょう。

 

家族や親戚のワキガの遺伝チェック

ワキガのチェック方法の中でもわりと重要視されているのが

というのがありますが、これは「遺伝」が関係しています。

ワキガの原因とも言えるアポクリン腺の数が多いということは、発症しやすいとも言えます。

ワキガの原因であるアポクリン腺やワキガ体質の強さは、遺伝によって決まるといわれていますが、ではその遺伝する確率はどの程度なのか。

 

ワキガと遺伝の関係

簡単にワキガチェック方法と遺伝について触れていくと、ワキガはアポクリン腺の活発な活動によって発生することが考えられています。

実はそれが

　 生まれた時からアポクリン腺の数は決まっている。

腋臭の人はアポクリン腺の量が多めで、汗の量も多めの傾向が強いです。

ですので、ワキガになりやすい人というのは生まれつきワキガ体質の人、つまり

というものが大きく関わっています。

 

しかし遺伝によってアポクリン腺の多い人でも、日常生活の過ごし方によって

に分かれたりもします。

綿棒で耳垢の湿りチェック

ワキガのチェック方法として、耳垢の湿り気を綿棒で調べるといった方法があります。

私たちは体から汗が出ますが、その汗腺（汗が出る器官）には、

 

この2種類が存在します。

エクリン腺は、体温調節などで温度を保つため汗を出す汗腺で、スポーツや気温が暑かったりするとエクリン腺から汗が出ます。

この汗自体は水分が多く、サラサラで無臭です。

 

ワキガの原因が耳の中に

もう一つのアポクリン腺も同じく汗を出す器官ですが、ここから出る汗はもともとはフェロモン発散のために存在している汗腺と考えられています。

そして、このアポクリン腺から出る汗に活性酸素と結合、酸化した過酸化脂質やタンパク質などが含まれてます。

過酸化脂質などが含まれた汗が、皮膚の雑菌に分解されて、ワキガの臭いを発するようになっているんですね。

つまり、アポクリン腺から出る汗が、ワキガのあの独特の臭いを作り出しているのですね。

 

それがなぜ耳垢が湿ってることにつながるのかというと、

という事なんです。

 

 

だからワキガでない人は、常に耳垢はカサカサの乾燥状態です。

 

ワキガの人は脇以外にも「スソワキガ」「チチワキガ」といったような悩みも抱える場合があります

体質的なものもあって、体の汗をかきやすい部分にアポクリン腺が多く存在することがあるようなんですね。

 

耳垢が湿る＝ワキガの疑い

ですので、ワキガの人は耳垢も湿ってることが多くなるので、逆を言うと

という事にもつながります。

実際に、病院でワキガの検査をするときには必ず、

耳垢が湿っているかどうか？

このワキガのチェックリスト項目があるくらいです。

だから、耳垢が湿ってるとワキガの確率が高いワケなんです。

 

耳の中はエクリン腺が存在しない場所です。

 

 

しかしワキガの原因にもなるアポクリン腺は存在するので、

ですので、この項目はワキガ体質チェックとして有効な方法として知られています。

さらに耳垢の色が茶色っぽい場合は、強いワキガの可能性があります。

しかしこれは、

　　「ワキガの可能性が高い。」

というチェックです。

耳垢が湿っていないからといって、ワキガではないと決めつけれないので注意しましょう。

衣服の脇の黄ばみがワキガの汗？

ワキガのチェック方法には「脇の部分の衣服の黄ばみ」というのも家で自分で分かるチェックリスト項目です。

先ほどからの説明にもあるように、これもアポクリン腺がかかわってきます。

アポクリン腺から分泌される汗に脂質や脂肪酸、たんぱく質など含まれていてそれがワキガ臭となりますが、その中にリポフスチンという物質が入ってます。

この物質はエクリン腺ではなくアポクリン腺から分泌される物質なので、有効なワキガのチェック方法と考えられています。

そしてその黄ばみの範囲が、

　　「くっきりと脇の形になっている。」

といった場合にワキガの可能性が高くなります。

 

普通の人でも衣服が汗で黄ばんでしまうことはありますが、その境目ははっきりしていないので、

　 「黄ばみの範囲、境目がはっきりしている」

というのが一つの判断基準になります。

 

脇毛に白い粉がつく

ワキガのチェック方法には

というようなワキガのチェックリスト項目もあります。

アポクリン腺から出る汗が固まって脇毛に付着し、白い粉のようになって付くことがあります。

 

しかし、白い粉が脇に付いているからといってワキガが確定したというわけではありません。

他の可能性としては「真菌の繁殖」なども考えられています。

 

脇の白い粉とワキガの見極め

脇毛に白い粉がついていた場合は、まず先の判断基準として

ワキガチェック方法と日常生活の特徴について

次のチェックリスト項目はワキガになりやすい日常生活の状態についてです。

あなたが次の5つに当てはまる場合は、注意が必要かもしれません。

こういったことに思い当たる節がある場合は、あなたが持っているアポクリン腺の活動を活発にしたり、臭いを強くする原因になりかねませんね。

 

野菜より肉類、乳製品をよく食べる

特にレトルトやジャンクフードなど食生活に偏りのある人は危険ですし、肉類や油類の食事が中心だと、ワキガの原因となるアポクリン腺を刺激して活発化させる可能性があります。

ワキガの低年齢化が少し問題になっていますが、小さな子供のころからファーストフードの偏った食事などが多いと、こういった問題が出てくるようです。

野菜や魚などの日本食もバランスよくとっていきたいですね。

 

緊張すると汗もたくさん出る

脇汗をかきやすいと、普通の脇汗でもツーンとしますよね。

それとアポクリン汗腺からのワキガの臭い成分が含まれた汗と一緒になると、いろいろ混ざりあって臭いもきつくなります。

 

ストレスがよくたまりやすい

ストレスや疲れがたまっていると、脇から出る汗のバランスなどにも影響があるようです。

しっかりとした休息のために睡眠なども関係してくると思いますが、あまり無理な日常生活を送るのはワキガ以外にも悪そうですよね。

このストレスによる汗は精神的発汗このように呼ばれ、自律神経の交感神経が優位に立ち脳からアドレナリンの分泌が起こります。そのために血糖値が上がり、アポクリン腺が刺激され汗が出る流れになっています。

 

タバコを吸う。

単純にたばこを吸っていると臭いがキツイですよね。

特にたばこを吸っていない人からすると、その臭いはすぐに分かります。

さらに、タバコに含まれるニコチンがアポクリン腺を刺激してしまうので、ワキガの発症の原因となってしまう可能性もあります。

 

運動をしない

運動をしないと、単純に汗腺の衰えが目立ってきてしまいます。

するとしっかりと汗とともに出さないといけない老廃物などが出せずに、詰まってしまうこともあるようです。

また、運動をしないと代謝もスムーズに行われなかったり、脇汗やワキガだけでなく他にも問題を抱えてしまいそうです。

ワキガのチェックでティッシュを使った方法とは？

さて、ここまでは、

という部分について見てきました。

 

あなたに当てはまる項目が多ければ多いほど、ワキガの疑いも強まっていきます。

そして、ここからは具体的に、

　　ワキガチェックにティッシュを使って確認する方法。

こちらについて見ていきましょう。

 

脇の臭いをティッシュやガーゼ、サランラップで確認

ティッシュやガーゼを使ったワキガチェック

脇の臭いをティッシュやガーゼなどで確認する方法ですが、やり方は非常に簡単で家でも自分でできます。

このようなワキガチェック方法です。

その時に軽く臭う程度であれば問題無いとされていますが、かなり臭いがするようならワキガの可能性も考えられます。

 

サランラップを使った方法

ティッシュやガーゼ以外でサランラップを使っても臭いの確認ができます。

脇を覆うようにサランラップをカットします。

そして自分のワキにしばらくすりつけてから、その臭いを自分の花で確認してみましょう。

 

ワキガはどんな臭いなのか？

ワキガのチェックでティッシュを使い、その臭いをかいでみてどうなのか判別する方法ですが、ワキガの臭いってそもそもどんな臭いなのかご存知でしょうか？

実はその臭いというのは一つではなく、人によってワキガの臭いの表現は様々です。

よく言われるのは、

こういった表現ですね。

でも、こういった臭い以外でもワキガの可能性があります。

そんな中で私が一番しっくりと来るのは、

　　ワキガは鉛筆の芯の臭いがする。

この表現です。

この鉛筆の芯の臭いという表現は、他にも似ている例えがあり、

 

これらは似たような言われ方で、鉄などの金属が関係したような臭いが言われることが多いですね。

その鉛筆の芯は、黒鉛(グラファイト)と粘土でおもに出来ています。

 

 

その臭いというのを文章化して伝えるというのは、ちょっと感覚的なものがあるので難しいですが、それを専門家の目線で判定してもらおうというのが、

 

では、病院ではどんなことが行われるのか見ていきましょう。

ワキガのチェックの病院の検査方法とは？

実際に病院でワキガのチェック、診察をしてもらう際に

　　一体、どのような検査をされるのか？

この部分について少し触れたいと思います。

 

といっても実は、上でも触れたような検査が病院でも行われます。

このようなワキガの検査が病院で行われていますが、病院の先生によってその内容は変わってくるようですね。

 

また、その際注意しておきたいのが、診察前に

 

正確な診察のためにはこういったことが必要になります。

 

 

このように病院に行く前は何もせず、そのままの状態で行ったほうがいいでしょう。

ワキガの検査や治療は、皮膚科をはじめ形成外科や美容外科などで診てもらうことができます。

ただ、病院の何科を選ぶかによって、若干ワキガの治療方針に違いがあるようなんですね。

 

耳垢の湿り気のワキガチェック検査

この耳垢の検査で湿り気のある耳垢が出るかどうかの確認をします。

理由については上で説明した通りで、病院でも同じようなチェックをされることもあります。

 

問診による生活習慣とワキガのチェック

これも上で見てもらった

「野菜より肉類、乳製品をよく食べる。」

などの5つのワキガになりやすい注意すべき日常生活で見てもらった項目ですね。

それ以外にも「親や親戚がワキガでないか」などの遺伝関係も聞かれることが多いようです。

病院でもこれらのワキガチェックリストがあります。

 

病院でのワキガチェックリストとガーゼ検査

病院でガーゼによるワキガチェックの判定ですが、ワキガにも軽度～重度といった度合いがあります。

その判定では、おおよそですが5段階ほどに分けられ、

 

こうやってワキガのレベルを判別する確認方法があるようです。

軽度と重度では臭いの仕方やその後の対策にも大きな違いがあるので、ワキガのチェックを自分でした時でもその対処の仕方について考えてみましょう。

また、病院によって血液検査（腋臭の原因となる生活習慣病の有無などの検査）なども行われる場合もあるようです。

事前の予約のときに聞いたりすると内容がわかりやすいかもしれません。

 

ワキガチェックは病院の何科？

ワキガチェックの検査に病院で診察してもらおうとしたら、いったいどこに行けばいいのか考えますよね。

病院にもいくつかありますが、ワキガチェックや薬をもらったりする場合、はじめは皮膚科をオススメします。

皮膚科はいきなり手術といったことではなくて、保存的療法で普段の生活や薬などを使いながら改善していく治療が進められると思います。

ここでまず、

ここを判別してもらいましょう。

自分ではワキガだと思っていても、実際は汗くさい臭いがキツかっただけということもあったり、全く違う病気の可能性も考えられます。

もし自分の臭いに気になるなら、皮膚科で診断してもらい客観的な意見を聞くことも参考になると思います。

 

あとがき

自分でわかるワキガのチェック方法とはどうするのか？

そのワキガチェックで家でも簡単にできるティッシュや綿棒を使った方法や、病院で行われるキット検査の内容など、ワキガのチェックリストで確認してきましたがいかがでしたか。

腋臭の臭いというのは、自分ではわからない場合もあるので周りの反応で気付かされることもあります。

自分が周りに迷惑をかけているとなると、あまりいい気分ではありませんね。

なんとなく、

　　「もしかしてワキガなのかな？」

 

と思われるあなたのために、このようなチェック方法をまとめました。

 

今回紹介したワキガのチェック方法については、あくまで自己判断によるもので正確なものとは言い切れません。

気になるのであれば病院で診察してもらうのが一番確実な方法ですし、対処法についても色々と相談に乗ってくれるはずです。

一人で悩みを抱えているよりも、相談しに行ったほうが結果的に早い場合もありますのでよく考えてみてくださいね。