私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
切り口上(きりこうじょう)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
壇上に上がってのスピーチなんて緊張するよ。
がんばって、ゆっくり話せば大丈夫だよ。
本日は、天気も良くなり絶好の運動会日和となりました。今日は、・・・
だめだ、切り口上になってる
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「切り口上」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
切り口上の意味とは?
切り口上とは、
このような意味があります。
切り口上の語源
切り口上の語源は歌舞伎の演目終わりの言葉で、
「まず今日はこれぎり」
というような挨拶をしました。
これを「きりこうじょう」と言って「一語一句ハッキリという」ような言い方で、改まった挨拶を一座の頭が観客に向けて挨拶をしていたのです。
観客に向けてする挨拶は「口上」といって、今でも「口上を述べる」と言ったような使い方をしますよね。
これはお決まりの形式にはめた堅苦しい挨拶であったため、切り口上はこのような意味となりました。
また他の語源には「これっきり」から生まれたとも言われています。
切り口上の使い方や例文は?
さて、この切り口上という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
切り口上という言葉の使い方は、
「切り口上で挨拶をする」「切り口上になる」と言った使い方がされます。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
切り口上を使った例文は
- 人と面と向かって話をすると、どうしても切り口上になる。
- 彼の結婚式のスピーチは、切り口上で不評だった。
- 切り口上で話をされると相手に対して信頼できなくなる。
このような感じでしょうか。
緊張すると切り口上になる人もいますよね。
切り口上の類義語は?
さて、この「切り口上」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
義務的
事務的
完全に同じ意味ではないですが、話をするという場面で似たような使われかたがあると思います。
あとがき
切り口上とはどんな意味があるのか。
その語源や使い方、例文や類義語などを見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして切り口上を簡単にまとめますね。
意味一語一句区切って、感情を入れずに堅苦しい話し方をすること。
類義語や補足義務的
事務的
人と面と向かって話をすると、どうしても切り口上になる。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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