私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
三人寄れば文殊の知恵(さんにんよればもんじゅのちえ)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
ひよこさん、ねこさん、他のチームに負けないような文化祭の出し物考えようよ。
そうだねえ、三人寄れば文殊の知恵というし。じゃあたこ焼き屋はどうだい?
飲食店はダメみたいだよ。じゃあ、お化け屋敷は?
他の班がもうやるって言ってたよ。だったら、僕らでバンド組んで演奏するか!
いやいや…、この中で誰か一人でも楽器が弾けるかい?
うーん、まとまらないねえ…。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「三人寄れば文殊の知恵」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
三人寄れば文殊の知恵の意味とは?
三人寄れば文殊の知恵とは
このような意味があります。
三人寄れば文殊の知恵の語源
この文殊というのは文殊菩薩の事を指します。
この文殊菩薩は知恵を授けてくれる菩薩とされています。
またこのことわざには「平凡な人間」という意味が含まれているので、目上の人などに使うと失礼に当たる場合があるので注意しましょう。
三人寄れば文殊の知恵の使い方や例文は?
さて、この三人寄れば文殊の知恵という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
三人寄れば文殊の知恵という言葉の使い方は、
「三人寄れば文殊の知恵というように~」「よく三人寄れば文殊の知恵というから~」といった使い方がよくされます。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
三人寄れば文殊の知恵を使った例文は
- 三人寄れば文殊の知恵というように、頑張ってアイデアを出し合おう。
- よく三人寄れば文殊の知恵というから、この3人で意見を出せばもしかしたらいい突破口が見つかるかもしれない。
- 三人寄れば文殊の知恵というが、しょせんバカが3人集まっても大したことは無い。
このような感じでしょうか。
うまくいい知恵が思い浮かぶかどうかは別にしても、3人もいれば何かしら積極的なアイデアは生まれるかもしれませんね。
三人寄れば文殊の知恵の類義語は?
さて、この「三人寄れば文殊の知恵」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
一人の好士より三人の愚者
三人にして迷うことなし
三人寄れば師匠の出来
船頭多くして船山に登る
三人寄っても下種は下種
このような類義語や対義語があります。
あとがき
三人寄れば文殊の知恵とはどんな意味があるのか。
その語源や使い方、例文や類義語などを見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして三人寄れば文殊の知恵を簡単にまとめますね。
意味平凡な人間でも、三人が集まって考えればよい知恵が浮かぶというものだ。
類義語や補足一人の好士より三人の愚者
三人にして迷うことなし
三人寄れば師匠の出来
船頭多くして船山に登る
三人寄っても下種は下種
三人寄れば文殊の知恵というように、頑張ってアイデアを出し合おう。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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