私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
孝行のしたい時分に親はなし
この言葉の意味をご存知でしょうか?
お父さんが呼んでるよ?行かなくていいの?
いいんだよ!あんなのほっとけば!
これから出かけるって言ってるけどいかないの?
だからいいんだって
孝行したい時分に親はなしだよ。まったく・・・。ところでさっきからお父さんが焼肉食べに行くって言ってるよ?
なんだって!それを早く言いなさいよ!
なんなんだ、君は…。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「孝行のしたい時分に親はなし」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
孝行のしたい時分に親はなしの意味とは?
孝行のしたい時分に親はなしとは
という意味があります。
親のありがたみがわかるころに、親孝行したいと思ってもすでにいないのでできない。
親が元気でいるうちに親孝行しましょうね。
といった教えですね。
孝行のしたい時分に親はなしの語源
この孝行のしたい時分に親はなしという諺は、もともと川柳から生まれました。
江戸時代の川柳のようで、今よりも平均寿命がかなり短い時期のことでしたので、昔は今よりももっと言葉の意味は重かったのでしょう。
孝行のしたい時分に親はなしの使い方や例文は?
さて、この孝行のしたい時分に親はなしという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
孝行のしたい時分に親はなしという言葉の使い方は、
- 親孝行したいときにはすでにいないので、後悔しないように今のうちに親を大切にしてほしいようなとき。
- 親を大切にすることを例えていうとき
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
孝行のしたい時分に親はなしを使った例文は
- 孝行のしたい時分に親はなしともいうように、今のうちに旅行に連れて行ってあげたい。
- 孝行のしたい時分に親はなしと、親が自分で言わないでほしい。
- 生きているうちに親孝行したかったと今更嘆いても、孝行のしたい時分に親はなしでもういない。
このような感じでしょうか。
この言葉を例えとして言うことで、親を大切にしようと呼びかけたりするときによく使われますね。
孝行のしたい時分に親はなしの類義語は?
さて、この「孝行のしたい時分に親はなし」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
風樹の嘆
石に布団は着せられず
完全に同じ意味ではないですが、似たような場面で使われることがあると思います。
あとがき
孝行のしたい時分に親はなしとはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして孝行のしたい時分に親はなしを簡単にまとめますね。
意味親を大切にしたいときには、もうこの世にはいない。
補足風樹の嘆
石に布団は着せられず
孝行のしたい時分に親はなしともいうように、今のうちに旅行に連れて行ってあげたい。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
関連ページ