私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
朱に交われば赤くなる(しゅにまじわればあかくなる)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
ひよこさん、今度いっしょに夜釣りに行こうよ。
いや、僕らだけじゃ危ないって!
大丈夫だよ、この前イヌさんと一緒に行ってすごい面白かったよ!
まさに朱に交われば赤くなるだな、親に怒られるから僕を巻き込まないでよ~。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「朱に交われば赤くなる」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文、読み方などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
朱に交われば赤くなるの意味とは?
朱に交われば赤くなるとは、
このような意味があります。
そこから友達など付き合う人は、注意して選んでいきたいという教えの意味も含まれています。
朱に交われば赤くなるの語源
朱に交われば赤くなるの語源には、朱の中にいると、他の色もいつの間にか赤く染まってしまう。
ということからきています。
「朱」は朱色などの赤い色を表し、「交われば」というのは人間関係の付き合いのことを指しています。
中国の「近墨必緇、近朱必赤」より。
【出典】傳玄『太子少傳箴』
「墨に近づけば必ず黒く、朱に近づけば必ず赤くなる」という意味のことわざです。
朱に交われば赤くなるの使い方や例文は?
さて、この朱に交われば赤くなるという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
朱に交われば赤くなるという言葉の使い方は、
「朱に交われば赤くなるというものだ」「朱に交われば赤くなるというし~」と言った使い方がよくされます。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
朱に交われば赤くなるを使った例文は
- 朱に交われば赤くなるというし、金使いの荒い彼とは付き合わないほうがいい。
- 友達によって遊び方も変わる。朱に交われば赤くなるというものだ。
- 勉強もできてしっかりした子だったのに、新しい友達の影響で遊んでばかりになった。朱に交われば赤くなるとはまさにこのことだ。
このような感じでしょうか。
朱に交われば赤くなるの類義語は?
さて、この「朱に交われば赤くなる」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、意味の似ている言葉(類義語)もいくつかあります。
麻の中の蓬
人は善悪の友による
水は方円の器に随う
麻の中の蓬(あさのなかのよもぎ)は、相手からいい影響を受けて、いい状態に変わっていくときに使われます。
麻はまっすぐに伸びる性質を持っているので、その中に蓬を入れるとつられて真っ直ぐになることからできたことわざです。
【対義語】
泥中の蓮
あとがき
朱に交われば赤くなるとはどんな意味があるのか。
その語源や使い方、例文や類義語などを見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして朱に交われば赤くなるを簡単にまとめますね。
意味人は付き合う人によって、よくも悪くもなるということ。
類義語や補足麻の中の蓬
人は善悪の友による
水は方円の器に随う
【対義語】
泥中の蓮
使い方・例文朱に交われば赤くなるというし、金使いの荒い彼とは付き合わないほうがいい。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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