トイレットペーパーは芯を中心に、その周りに紙をまいていってロール状にされていますよね。
そんなトイレットペーパーの芯には、実は決められた大きさというのがあります。
それはJIS規格というもので、ここで芯のサイズの大きさや長さ。
そしてトイレットペーパーの紙の幅など、備え付けのホルダーにどの家でも入るよう統一がされているんです。
でも、たまに芯が細かったりする物もあるし、紙の長さや厚みが全く違うものもあります。
それはいったいどうしてなんでしょうか?
そこで今回は、
トイレットペーパーの芯のサイズの大きさは統一されているのか。
またトイレットペーパー自体の太さや紙幅、ロールの直径などの寸法は何㎝なのか、日本の規格や海外の長さと一緒に見てみました。
今まで気にすることのなかった「トイレットペーパーの大きさ」についていろいろまとめたので、ぜひ最後までご覧ください。
トイレットペーパーの芯のサイズは一緒の大きさ?
トイレットペーパーは私たちの生活には欠かす事のできない物ですよね。
そんなトイレットペーパーを何気なく購入して取り付けていますが、他人の家でも宿泊先のホテルでも同じ大きさのトイレットペーパーだと思います。
このトイレットペーパーの芯のサイズなどの大きさは日本の「JIS規格のJIS P4501」というもので定められていて、
芯の直径は38㎜(±1㎜)
紙の幅は114mm(±2mm)
というようになっているようです。
紙の幅が大きかったりすると、トイレットペーパーホルダーに入らなくなるので困ってしまいますよね。
また、芯の直径も変わってくるとホルダーにきちんとかけれなくなってしまいます。
メーカーごとにバラバラだと消費者にとって都合が悪くなるため、こうやって芯の大きさを統一してきちんと使えるようにしたわけですね。
自宅のトイレットペーパーの芯のサイズは
さて、では実際に自分の家にあるトイレットペーパーの芯のサイズはどうなっているんだろう?
ということで、その寸法を測ってみました。
すると、トイレットペーパーの芯の直径は
これはほぼ同じで規格内に収まっている感じですね。
余談ですが、このトイレットペーパーの芯の直径というのが38㎜ですが、実はコロコロもこれと同じ直径なんだそうです。
これ、家にあったコロコロですが、確かに38㎜ですね。
そして紙の幅は
ということで、先ほどのJIS規格で定められているような大きさと若干の違いはあるように感じました。
トイレットペーパーの紙の幅が規格外なワケ
先ほどトイレットペーパーの紙の幅は114mm(±2mm)というお話をしたのですが、実際に測ると108㎜で大きく違いました。
これってどうして規格と違っているのか疑問に思って調べてみると、実は紙の幅は必ずしも規格に収めないといけない理由はないそうなんです。
というよりも最近の傾向として
という意味から、トイレットペーパーの紙の幅を狭くする流れがあるようなんですね。
グリーン購入ネットワークという団体の購入ガイドラインでは紙幅105㎜を推奨しているようですが、私たちの家庭には107~108mmほどの紙幅のトイレットペーパーが多く普及されてきているようです。
だから今回家で使っている物を測ってみて「およそ108㎜」でしたが、こういった理由があったのだということがわかりました。
トイレットペーパーの太さの直径は何cm?
さて、このトイレットペーパーの芯の大きさに対して、肝心の紙の部分の太さの直径は何㎝なのでしょうか。
これもそこまで変わりはないように思いますが、この「ロール直径」の寸法というのも先ほどのJIS規格で定められており、
というようになっているようです。
では、これも実際に私の家にあるトイレットペーパーを測ってみました。
JIS規格の120mm以下という範囲で収まっている感じですね。
トイレットペーパー1枚の太さや長さは違う?
トイレットペーパーのロール直径はおよそ120㎜以下だというのはわかりましたが、トイレットペーパー1枚の太さや、巻かれている紙の長さは
シングル、ダブル(またはトリプル)
といった、トイレットペーパーのタイプによって変わってくるようです。
もちろん1枚の厚みはシングルが一番薄く、ダブルの方が厚みがあります。
ただ、ダブルのトイレットペーパーを分けて一枚ずつで比べてみた場合は、シングルの方が厚みはあるとのことです。
また、長さに関してはシングルの方が圧倒的に長くなりますね。
そのロールの長さにはたくさんのタイプがあるようで、こちらもJIS規格の中に記載がありますが、
といったように何種類かにタイプが分かれていくようです。
このように、シングルとダブル(もしくはトリプル)といったトイレットペーパーのタイプで、結構違うことがたくさんあるんですね。
こちらではシングルとダブルの長さや厚さ、重さや値段など、どこがどう違うのかいろいろ触れているので、ぜひ読んでみてください。
トイレットペーパーの芯や紙の寸法規格
さて、ここまでトイレットペーパーの芯や紙の直径などいろいろとお話してきましたが、一度それらを表にしてまとめてみますね。
その規格表のまとめが次のような感じです。
紙の幅 | 114mm(±2) |
芯の直径 | 38mm(±1mm) |
ロール直径 | 120mm以下 |
ロールの長さ | 27.5,32.5,55 65,75,100m |
*()内は許容誤差
日本のメーカーでは「JIS P 4501」で、巻取りのトイレットペーパーの品質や形状、寸法などを決めています。
こういったサイズの大きさの他にも、溶けやすさなどの条件もあります。
トイレットペーパーには
というJISの規格の条件があったりするんですね。
そうじゃないとトイレの詰まりの原因になってしまうからです。
トイレットペーパーの規格の違う物がある理由は?
このようにJIS規格で定められているトイレットペーパーの寸法の大きさですが、たまに違う大きさのサイズのものがあったりします。
例えば、
- トイレットペーパーの芯がないもの
- トイレットペーパーの芯が細いもの
- トイレットペーパーの紙幅が小さいもの
といったように、何かしらサイズが違う場合があるのですが、これはいったいなぜなんでしょうか?
これにはいくつか理由が考えられるようですが、まず大きなものとして
だということのようです。
他の理由としては、
こちらでは芯のないものとかあったりしますよね。
今はどうなっているのか全国を調べたわけではありませんが、スーパー内や高速道路のサービスエリアとかで、芯のないトイレットペーパーが置かれていました。
こういった業務用のトイレットペーパーは一巻あたり150~210mや、最大で500mもあったりするものもあるようです。
だから重さも1~2㎏ほどにもなるようですね。
私たちの一般家庭に普及しているトイレットペーパーではこういった物はあまり見られませんが、国内すべてのものが先ほどのJIS規格の寸法に当てはまっているわけでもなさそうですね。
海外のトイレットペーパー事情
日本の場合はトイレットペーパーの芯や紙幅のサイズなど細かく決められていますが、海外では固いトイレットペーパーも多いようですね。
というのも下水設備が整っていないため、トイレに紙を流してはいけないといった国もよくあるようです。
そんな日本と海外のトイレットペーパーの大きさの違いですが、例えば、欧州規格のトイレットペーパーの紙幅は97mmのようです。
日本では114mmのサイズなのでだいぶ違いますね。
ワンタッチ式だとさすがに落ちてしまうサイズですが、ただ、ホルダーに入ることは入ります。
アメリカのトイレットペーパーの紙の幅は州によっても大きく違うようで、80㎜台~115㎜など結構範囲があるようです。
世界的に見ても日本の114㎜という紙幅はかなり大きいようですね。
だから上でも少し触れたように資源の有効活用という意味からも、、今では紙幅が107~108㎜くらいのトイレットペーパーも一般家庭にも普及しているのだと思います。
あとがき
トイレットペーパーの芯のサイズの大きさは統一されているのか。
またトイレットペーパー自体の太さや紙幅、ロールの直径などの寸法は何㎝なのか、日本の規格や海外の長さと一緒に見てみましたがいかがでしたか。
日本で作られているトイレットペーパーはJIS規格によって決まっているので、一般家庭レベルでは大きく変わることはなさそうです。
ただ、海外の輸入品や業務用などの寸法の長さはだいぶ変わるようなので、トイレットペーパーの大きさもいろいろ種類があるのですね。
そのトイレットペーパーですが、収納の際にサイズを知っておくとわかりやすくなります。
通販などで収納バスケットなど購入したり、手作り収納棚を作ったりするときなんかに必要です。
トイレットペーパー収納でカゴを使った方法にはどんなやり方があるのか。
100均を利用したボックススタンドなどの活用や、省スペースボックスなどを紹介しまとめてるので、ぜひこちらも読んでみてください。