私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
艱難辛苦(かんなんしんく)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
ひよこさんはすごく勉強できるけど、なんで?
そりゃあもう家に帰ったら塾に行ったり、すぐに勉強したり、とにかく時間がないくらいで・・・。艱難辛苦の結果だよ。
ふーん。大変だねえ。僕はまあ足が速いから陸上の選手とかなりたいね。
君は艱難も辛苦もしてないねぇ。天才肌が憎い・・・。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「艱難辛苦」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
艱難辛苦の意味や語源とは?
艱難辛苦とは、
このような意味になります。
それぞれの漢字に分けてみてみると
艱難:大変な困難
辛苦:つらくて苦しい
このようになっていて、
- 「艱」は悩み
- 「難」は困難
となっていて似たような意味の漢字が合わさり、強調されているのですね。
「辛苦」も似たように辛く苦しいと、意味が強調されています。
艱難辛苦の使い方や例文は?
さて、この艱難辛苦という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
艱難辛苦という言葉の使い方は、
- 「艱難辛苦の末~」「艱難辛苦を乗り越え~」といった使い方がされる。
- 「艱難汝を玉にす」といった言葉もあり、苦労することがあなたを立派な人間にするといった意味で使われることもあります。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
艱難辛苦を使った例文は
- 毎日15時間の勉強という艱難辛苦の末に、東大に合格することができた。
- 様々な艱難辛苦を乗り越え、ついに私たちはエベレスト登頂を成し遂げた。
- 多くの艱難辛苦を経験することで、不意の出来事にも冷静に対処できる。
このような感じでしょうか。
たくさんつらいことや苦しいことがあった様子がうかがえますね。
艱難辛苦の類義語は?
さて、この「艱難辛苦」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
千辛万苦(せんしんばんく)
難行苦行(なんぎょうくぎょう)
四苦八苦(しくはっく)
他にもたくさん類義語がありますが、このような四字熟語はよく聞きますね。
あとがき
艱難辛苦とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして艱難辛苦を簡単にまとめますね。
意味非常につらい目にあい、苦しみ悩むこと
類義語千辛万苦(せんしんばんく)
難行苦行(なんぎょうくぎょう)
四苦八苦(しくはっく)
毎日15時間の勉強という艱難辛苦の末に、東大に合格することができた。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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