あなたは自分が
- 眠れない。
- 起きれない。
- 中途覚醒がある。
など、睡眠の悩みを持っているけれど、果たしてそれが、
- 不眠症なのか?
- 過眠症なのか?
また、他の病気なのかわからないと感じていませんか?
実は、睡眠障害には数パターンの種類があり、その症状や原因も様々あります。しかし、それは睡眠障害のチェックである程度の絞り込みができるんです。
病院などへ受診、相談に行く前に自分の状態を知ることで、医師に自分の症状や気になることを伝えやすくなります。
今回のこのチェックは、
「自分の今の状態の整理」
このような意味も含めて、参考としてご覧になって下さい。
睡眠障害のチェックでわかることとは?
睡眠障害のチェックをすることで、
『あなたの睡眠障害の種類』
というものがわかるようになります。
実は睡眠障害と言っても、
- 不眠症
- 過眠症
- 睡眠覚醒リズム障害
- 睡眠関連呼吸障害群
など何種類かに分かれます。
おそらくあなたが睡眠で気になっていることは、
- 眠れない。
- 起きれない。
- すぐに眠くなる。
- 日中強烈に眠くなる時がある。
- 中途覚醒がある。
- 十分寝たのに寝た気がしない。
- 寝ているとき呼吸が止まっていると言われる。
などだと思います。
あなたの睡眠障害がどの種類に当てはまるのか?思い当たる症状を見ていくとわかります。
次に、睡眠障害の症状についてまとめたのでチェックしてみてください。
睡眠障害の症状とは?
睡眠障害の種類については大きく分けて『4種類』に分類されます。
その分類は次のようになっています。
- 不眠症
- 過眠症
- 睡眠覚醒リズム障害
- 睡眠時随伴症
では、これらの症状を順番に見ていきましょう。
1.不眠症
不眠症は
- 「眠れない」
- 「寝付きが悪い」
などが一般的ですね。
でも、夜中に起きてしまうといった「中途覚醒」も不眠症のうちに入ります。
具体的にどういった症状があるのかまとめてみたので、あなたが当てはまっているかどうか確認してみましょう。
- 寝つくまでに30分~1時間以上かかる。
- 夜中に2回以上目が覚める日がある。
- 起きようとしていた時間よりもかなり早く目が覚める。
- 早く起きてしまったらもう寝れない。
- かなり寝たのに疲れが取れない。
これらが一ヶ月の間に、継続して週2~3回ほど見られるようなら不眠症の疑いがあります。
2.過眠症
不眠症とは逆に、
- すぐに眠くなる。
- いくら寝ても眠い。
- 日中急に眠くなる。
と言った症状が現れます。
具体的にどういった症状があるのかまとめてみたので、あなたが当てはまっているかどうか確認してみましょう。
- 夜きちんと寝てるのに、日中も1~4時間ほど眠ってしまう。
- 3~10日間ほどの間、一日のほとんどを寝ている時がある。
- 急に体の力が抜けてしまい、10分程度寝るとスッキリする。
- 昼間急に眠たくなる。
過眠症の場合は結構深刻な場合もあります。
運転中など急に眠気が襲ってきたりもするので危険度は高いです。
投薬による治療が中心になることも多いので、早めに医師に相談されることをオススメします。
3.睡眠覚醒リズム障害
睡眠覚醒リズム障害は、
「昼間は活動して夜に眠る」
という人間の本来の生活リズムが、近年の様々な勤務体系や生活習慣の変化で睡眠と覚醒のリズムが乱れてしまうことで起こる睡眠障害です。
具体的にどういった症状があるのかまとめてみたので、あなたが当てはまっているかどうか確認してみましょう。
- 夜に全く寝付けない。
- 夜中や明け方に眠くなる。
- 夕方には眠くなり、深夜に目が覚める。
- 毎日寝る時間が遅れてくる。
- 毎日バラバラの時間に眠くなる。
不眠症と症状は同じような症状もありますが、原因が違うのできちんと日光を浴びて本来の生活リズムに戻すことで改善される場合も多いです。
4.睡眠時随伴症
睡眠時随伴症は睡眠時に寝言を言ったり、寝ぼけたりすること以外にも、外に出歩いたり、夜中知らない間にものを食べたりしている症状です。
具体的にどういった症状があるのかまとめてみたので、あなたが当てはまっているかどうか確認してみましょう。
- 夢遊病、意識がないのに外に出歩いたりしてしまう。
- 夜中に突然目が覚めて、怖くなり泣き叫んでしまう。
- 寝ているのに大声を上げたり、手足をバタバタさせたりする。
- よく金縛りにあう。
- 寝言をよく言っている。
- 歯ぎしりがひどい。
睡眠時随伴症は自然に治るものもありますが、症状がひどい場合は事故やケガのもとにもなるので早めに医師に相談することをオススメします。
睡眠障害は、大きく分けるとこのように分類されます。
睡眠障害と言っても、不眠症だけでなく様々な症状があるとわかりますね。
では次に、
どうしてこれらの睡眠障害が起こってしまうのか?
という「睡眠障害の原因」について見ていきましょう。
睡眠障害の原因とは?
上で睡眠障害を4つの種類として見ていただきました。
ここからは
「睡眠障害の原因」
についてお話していこうと思います。
4つの睡眠障害についてお話しましたが、それぞれで原因も変わってきます。
また、様々な出来事が重なりあって症状として現れる場合もあり、単純に「ここが悪いから、この症状が出る」という風には断定できません。
ですので、睡眠障害のよくある原因として一般的なものをまとめました。
- 精神的ストレス
- 体内時計のズレ
- 体温が高い
- 加齢
- 飲酒、食事の変化
- 寝具
- 体の痛み
- 睡眠時無呼吸症候群
- 寝る前のPC、スマホの見過ぎ
- 長時間の入浴
- 深夜の出歩き
- カフェインの摂取
- 考え事が多い
- 睡眠薬が悪影響を及ぼしている。
- 内臓系の病気
- 夜勤などの勤務形態の多様化。
- 日光を浴びる時間が極端に少ない。
これらは睡眠障害の原因としてのあくまで一般的なもので、全てこれで説明できるわけではありません。
ただ、そうは言ってもこういったことが睡眠障害の原因となる事が多いのも事実です。
実際にあなた自身に当てはめてみて、心あたりがあるのであれば改善するようにして見るといいでしょう。
それで睡眠障害が緩和されたら、次からも注意すればいいことがわかるのでコントロールしやすくなると思います。
こういった不眠症の解消に、少しでも役に立ちそうな方法やグッズなどについてまとめてみました。
良ければこちらも参考にしてみてください。
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あとがき
このように睡眠障害には様々な種類があリ、その症状や原因も様々あります。
ですので、自己チェックで睡眠障害かどうか大きな範囲ではわかるかと思いますが、
- 「自分の睡眠障害の原因は何なのか?」
- 「果たして本当に今の症状が睡眠障害なのか?」
というのは、病院で診断してもらわないと正確なことはわかりません。
先ほどのように睡眠障害の症状を分類することはできても、原因をはっきりさせることはネットで調べるだけでは不可能だと思って下さい。
例えば、肝臓が原因で起こったりする身体的なことや、強迫性障害などの精神的なもので眠れなかったりする場合もあったりします。
または、様々なことが重なりあって睡眠障害の原因になることもありえます。
睡眠障害と一言で言っても、原因となる病気は様々です。
気になるのであればとにかく病院に行って診察することが大切ですね。
一人で抱え込むより相談したほうが早いですので、気になったら心療内科などに行けばきちんと診察してもらえると思います。