私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
借りてきた猫
この言葉の意味をご存知でしょうか?
ひよこさんの家初めていくけど、ちょっとドキドキするよ。
大丈夫だよ、別になにもないから。
・・・。
普段あれだけ騒がしいのに、まるで借りてきた猫みたいにおとなしいね。
・・・、家が広い・・・。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「借りてきた猫」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
借りてきた猫の意味や語源とは?
借りてきた猫とは、
このような意味があります。
借りてきた猫の語源ですが、昔はネズミを捕るために、よく猫の貸し借りをしたと言います。
駆除のために猫を貸し借りしていたのですが、意外とよその家に行くとすっかりおとなしくなってしまうということがよくあったそうです。
自分の縄張りから外に出てしまうと、いつもとは違う場所での警戒心が強くなって自由な行動ができなくなっちゃうからですね。
普段は走り回ったりマイペースにしているようでも、環境が変わるとおとなしくなる様子から、
借りてきた猫
といった慣用句ができたのですね。
借りてきた猫の使い方や例文は?
さて、この借りてきた猫という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
借りてきた猫という言葉の使い方は、
- 普段は騒がしいが、場所が変わっておとなしくなる
- 「借りてきた猫みたいに~」といった使われ方が多い
- 環境が変わって緊張したり警戒したりしている
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
借りてきた猫を使った例文は
- うちの子は私の友達の家に行くと、借りてきた猫みたいにおとなしくなる
- いつもの仲良しグループがみんな休んでしまい、借りてきた猫のようにおとなしく座っている。
- 普段女子どおしではすごくしゃべるくせに、合コンになると借りてきた猫みたいになる。
このような感じでしょうか。
普段の環境は慣れていて心も開きやすい状態ですが、少し慣れない場所に言ったりすると、緊張やストレスでおとなしくなる時があります。
そんな状態を例えた様子がわかりますね。
あとがき
借りてきた猫とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして借りてきた猫を簡単にまとめますね。
意味普段と違い非常におとなしい様子
補足普段と環境が変わり周りを警戒したりすることから、緊張やストレスでおとなしくなる様子を猫に例えた言葉
使い方・例文うちの子は私の友達の家に行くと、借りてきた猫みたいにおとなしくなる
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
関連ページ