私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
浮き足立つ(うきあしだつ)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
うわー、今日はテストがあるんだったよ。忘れてた~。
うそでしょ、前からずっと言ってたのに。
あさってだと思ってたよ、ちょっと今からでも勉強しないと。
うわ~、教科書もノートも忘れたぁー。どうしたらいいんだ!
浮き足立っててもダメだから一旦落ち着こう。
もうだめだー、おしまいだー。
いや・・・、ぼくの教科書貸してあげるから落ち着きなって・・・。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「浮き足立つ」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
浮き足立つの漢字や意味とは?
浮き足立つとは、
こういった意味があります。
似たような言葉に、「浮き立つ」というのがありますが、こちらは、
ということを意味しています。
どういう理由でソワソワしているのか違ってくるので、使い分けができるようにしたいですね。
浮き足立つの語源
浮き足立つの「浮き足」とは、かかとが地面についていない状態(つま先立ち)を表す言葉です。
つま先立ちは不安定でフラフラすることから転じて、気持ちが不安定で落ち着かない状態を意味する言葉となりました。
浮き足立つの使い方や例文は?
さて、この浮き足立つという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
浮き足立つという言葉の使い方は、
- 不安や恐怖でいっぱいになり、その場から逃げ出したいくらいの気持ち
- 浮き足になるといった使い方もある。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
浮き足立つを使った例文は
- このあたりには幽霊が出るという話を聞いて、全員浮き足立った。
- フラッと入った店の商品の値段がボッタくりで、家族は浮き足立った。
- 面接の順番が近づくにつれ、浮き足立つ気持ちを抑えるのに必死だった。
このような感じでしょうか。
不安や恐怖で気持ちが不安定な様子がわかると思います。
浮き足立つの類義語は?
さて、この「浮き足立つ」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
- 逃げ腰
- テンパる
- 右往左往する
完全に同じ意味ではないですが、同じように不安や心配で落ち着かない場面で使われることが多い言葉ですね。
あとがき
浮き足立つとはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして浮き足立つを簡単にまとめますね。
意味心配事などで、気持ちが不安定で落ち着かない様子
補足似たような言葉に、「浮き立つ」というのがありますが、こちらは、
うれしさで落ち着きがなくなる様子
ということを意味しているので間違わないように。
使い方・例文このあたりには幽霊が出るという話を聞いて、全員浮き足立った。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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