四字熟語

海千山千の意味や語源とは?その使い方や例文、類義語は?

2017年10月19日

海千山千

私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な

「四字熟語」や「ことわざ」、「慣用句」

それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。

あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。

そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、

海千山千(うみせんやません)

この言葉の意味をご存知でしょうか?

 

テレビで有名だったあの社長の会社が倒産したらしいね。

 

そうだね。でも、また新しいビジネスをして軌道に乗ってるって言われてたよ。

 

すごいねぇ。でも海千山千の社長だから、違うことやってもうまくいくのかな。

「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。

そこで今回は、この「海千山千」という言葉の意味についてまとめました。

また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!

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海千山千の意味や語源とは?

海千山千とは、

  • 経験があり世の中のことを知り尽くして悪賢いこと。
  • また、そのような人。

こんな意味があります。

それぞれの漢字に分けて見ていくと

海千:海に千年
山千:山に千年

というようになっています。

これは海に千年、山に千年住み着いた蛇は、龍になるという言い伝えが語源となって生まれた四字熟語です。

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海千山千の使い方や例文は?

さて、この海千山千という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。

海千山千という言葉の使い方は、

  • 「ずる賢い、狡猾、したたかだ」といった場合に使うので、単なる誉め言葉ではつかわない。
  • 芸事や技術などの経験を積む意味では使わない。
  • 「世界遺産の修復のために、海千山千の師匠の技術を習得した。」などは間違い。

こういったシーンで使いたい言葉です。

では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。

 

海千山千を使った例文は

  • この政治家は海千山千の人だから、会談には気を抜けない。
  • 海千山千の社長だからこそ、この厳しい業界でのし上がったということもある。
  • 試合に勝つためには、監督には海千山千であってもらいたい。

 

このような感じでしょうか。

例文のように、何か気を抜けないようなずる賢さや、抜け目のない行動をしたりする人を指すことが多いですね。

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海千山千の類義語は?

さて、この「海千山千」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。

海千河千(うみせんかわせん)
百戦錬磨(ひゃくせんれんま)
飽経風霜(ほうけいふうそう)

このあたりが似ている言葉ですね。

ただ、百戦錬磨とかは誉め言葉として使う場合もありますね。

僕の先輩は百戦錬磨のプレイヤーだから、次の試合は絶対に勝つはずだ。

みたいな感じです。

 

あとがき

海千山千とはどんな意味があるのか。

その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。

さて、まとめとして海千山千を簡単にまとめますね。

意味

経験があり世の中のことを知り尽くして悪賢いこと。
また、そのような人。

類義語

海千河千(うみせんかわせん)
百戦錬磨(ひゃくせんれんま)
飽経風霜(ほうけいふうそう)

使い方・例文

この政治家は海千山千の人だから、会談には気を抜けない。

 

今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。

 

こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。

普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。

そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。

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>>「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」まとめ

 

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