ことわざ

風が吹けば桶屋が儲かるの意味や語源とは?その使い方や例文、類義語は?

2017年10月18日

風が吹けば桶屋が儲かる

私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な

「四字熟語」や「ことわざ」、「慣用句」

それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。

あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。

そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、

風が吹けば桶屋が儲かる(かぜふけばおけやがもうかる)

この言葉の意味をご存知でしょうか?

 

来年になったらまじめに勉強しようとしてるんだけど、そうしたら不景気にならないかな?

 

どうして?

 

僕が勉強したら親がビックリするでしょ?

 

うん。

 

そうなると

「親がビックリして他のママ友に自慢する」
→「その子供が勉強させられる」
→「急に地域の学力が上がる」
→「他の地域の親も焦りだしてみんな勉強させられる」
→「子供の遊ぶ時間が無くなる」
→「おもちゃが売れなくなる」
→「おもちゃが売れないから不景気になる」

みたいな。

 

そんな風が吹けば桶屋が儲かるみたいなことにはならないから、安心して勉強しな・・・。

「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。

そこで今回は、この「風が吹けば桶屋が儲かる」という言葉の意味についてまとめました。

また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!

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風が吹けば桶屋が儲かるの意味とは?

風が吹けば桶屋が儲かるとは、

思いもかけないところに影響が及ぶこと。

このような意味があります。

他にも、「実現しそうの無いことを期待するときのたとえ」として使われることもあります。

 

風が吹けば桶屋が儲かるの語源

このことわざの語源は、かなりこじつけの部分が入っています。

 

まず、強風が吹けば砂埃が舞うので目を傷める人が多くなります。

目を傷めた人が失明すれば、音楽で生計を立てようとするから三味線を習う人が増えます。

三味線を引く仕事をする人が増えると、猫の皮を使う三味線を作るために猫が殺されます。

猫が殺され数が減るとネズミが増えます。

ネズミが増えると桶がかじられるので、桶屋が繁盛する。

 

こんな強引な話の流れで生まれたことわざですが、実際にこうなる確率は低いですよね。

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風が吹けば桶屋が儲かるの使い方や例文は?

さて、この風が吹けば桶屋が儲かるという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。

風が吹けば桶屋が儲かるという言葉の使い方は、

  • 「風が吹けば桶屋が儲かるというが~」「風が吹けば桶屋が儲かるで、」といった使い方をすることも多い。
  • 「風」を「追い風」の意味では使わない。
  • 例えば「真夏日が増えるからビールが儲かる」なんて言う直接的な意味でこのことわざを使うのは間違い。

こういったシーンで使いたい言葉です。

では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。

 

風が吹けば桶屋が儲かるを使った例文は

  • 風が吹けば桶屋が儲かるというが、まさか自分の石集めの趣味が学会で取り上げられるなんて思ってもいなかった。
  • 株取引をするときは、風が吹けば桶屋が儲かるの発想を広げることも大切だ。
  • 風が吹けば桶屋が儲かるみたいな、可能性の低い話を会議で出して怒られた。

 

このような感じでしょうか。

自分の想像ではなかなか思いつかないようなところに影響が出ると、このことわざが使われるようになると思います。

語源を見ると、まるで連想ゲームのように思えてきますが、そういった遠く離れている事象に影響が及ぶことも、可能性としてはゼロではないといった感じですね。

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風が吹けば桶屋が儲かるの類義語は?

さて、この「風が吹けば桶屋が儲かる」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。

  • 大風が吹けば桶屋が儲かる
  • 大風が吹けば桶屋が喜ぶ

ほとんど同じような感じですが、類義語として上がっています。

 

あとがき

風が吹けば桶屋が儲かるとはどんな意味があるのか。

その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。

さて、まとめとして風が吹けば桶屋が儲かるを簡単にまとめますね。

意味

思いもかけないところに影響が及ぶこと。
「実現しそうの無いことを期待するときのたとえ」として使われることもあります。

補足

「風」を「追い風」の意味では使わない。

使い方・例文

風が吹けば桶屋が儲かるというが、まさか自分の石集めの趣味が学会で取り上げられるなんて思ってもいなかった。

 

今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。

 

こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。

普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。

そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。

関連ページ

>>「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」まとめ

 

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