私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
一寸先は闇(いっすんさきはやみ)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
やばいなあ、全然勉強してないし、今日はぜんぜんテストの自信がないよ。
でもまあ、やるだけのことをするしかないんじゃない?
そうなんだけどね、このまま何もしなかったらあんた将来どうすんのってお母さんにも言われたよ。
じゃあ、しっかり勉強しとかないと後がしんどいよ。
そうは言っても、なかなかやる気が起きなくて・・・、人生なんて一寸先は闇だし、今を楽しまないと。
そんな言い訳の言葉だけは詳しいんだねえ・・・。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「一寸先は闇」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
一寸先は闇の漢字や意味とは?
一寸先は闇とは、
このような意味があります。
それぞれに分けて見ていくと
一寸:約3㎝
闇:暗がり
一寸というのはとても近い距離ですよね。
その近い距離ですら真っ暗で何も見えないということから、
前が見えない = 先のことがわからない
このように例えて言ったわけです。
また、先が見えないということで「油断ができない」といったような意味合いも含まれるときがあります。
今のように電気がなく、月明りやろうそくの火などで先を照らしているような時代のために、周りが暗くよくわからなかったのですね。
また、一瞬先は闇
と、間違えやすいので気を付けて下さい。
一寸先は闇の使い方や例文は?
さて、この一寸先は闇という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
一寸先は闇という言葉の使い方は、
- これから先のことがわからない
- 油断できない
- 目の前がよく見えない
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
一寸先は闇を使った例文は
- この世の中は一寸先は闇で、いつ死ぬかなんてわからない。
- このトンネルは一寸先は闇で、気を付けて運転しないといけない。
- すべて入試に失敗して一寸先は闇だけど、とにかくできる事を探すしかない。
このような感じでしょうか。
本当に目の前が暗がりで見えないような時にも使うし、これからの生活や人生がどうなっていくのかわからないときにも使われます。
一寸先は闇の類義語は?
さて、この「一寸先は闇」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
- 人間万事塞翁が馬
- 一寸先は闇の世
- 面前に三尺の闇あり
このような言葉でしょうか。
使われ方に少し違いはあると思いますが、意味としては似ていると思います。
あとがき
一寸先は闇とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして一寸先は闇を簡単にまとめますね。
意味先のことがどうなるか全くわからない
補足一瞬先は闇ではない。
使い方・例文この世の中は一寸先は闇で、いつ死ぬかなんてわからない。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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