バスタオルはお風呂に入るとかならず使うものなので、一日一回は使うヘビーローテーションのタオルです。
お風呂にはいってサッパリ気持ちよくなったのに、
こんなバスタオルで体を拭くってなると、せっかくキレイにしたのに気分も良くありませんよね。
でもバスタオルの臭いが取れない、残っている経験をされた方は多いんではないでしょうか?
このバスタオルの臭いの原因は一体何なのか、その原因を突き止め、きちんとした臭いの取り方や洗濯方法についてまとめましたので、一緒に見てきましょう!
バスタオルの臭いが取れないのはどうして?
お風呂から出てキレイさっぱりしたところに、臭いの取れていないバスタオルで体を拭かないといけないなんて、せっかくのお風呂が台無しです。
でも、意外とこんな経験をされた方は多いんじゃないでしょうか。
このバスタオルから臭いが取れないのはどうしてなのかというと、考えられることが大きくみて3つほどあります。
- 洗濯方法が悪い。
- 乾かし方が悪い。
- 保管場所が悪い。
この3つです。
この内のどれかに当てはまるようだと、バスタオルの臭いはなかなか取れないでしょう。
それぞれもっと具体的に説明していきますね。
1.洗濯方法が悪い。
洗濯方法が悪いと、バスタオル以外にも服や靴下などの臭いもきちっと落ちていない場合があります。
他の洗濯物も臭いが落ちていないと感じるときは、洗濯の時に問題があるのかもしれません。
では、どんなことが問題になっているのか?
考えられることをピックアップしたのが次のような項目です。
- 洗剤の量が間違っている。
- お風呂の残り湯で最後のすすぎまでやっている。
- 洗濯が終わったのにすぐに干さない。
- 一回の洗濯量が多すぎる(洗濯機の容量に合っていない)
- 洗濯槽自体が汚れている。
このようなことでしょうか。
洗濯の際には、きちんとした洗濯物の量、洗剤が守られていないと、一つ一つの洗濯がキチンとできないばかりか、ただ洗剤水に浸けているだけになったり、洗剤が多すぎてそれが臭いのもとになったりすることもあります。
また、洗濯後1~2時間で雑菌が繁殖してしまうと考えられているので、洗い終わった洗濯物はすぐに干しましょう。
洗濯槽も長年使っているとすごく汚れています。洗濯槽が汚れていると、洗濯しても汚れがついてしまうので当然臭ってきます。
洗濯槽の掃除についてはこちらで詳しくまとめているので、洗濯槽汚れが気になる方はこちらを参考にして下さい。
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あなたにも、心あたりがある場合は気をつけて洗濯してみてください。
2.乾かし方が悪い。
乾かし方も非常に重要で、生乾きになったまま取り込んでいるとそこからカビが繁殖して臭いのもとになってしまいます。
洗濯物と洗濯物の間は、
これだけのスペースは最低でも空けるようにしましょう。
特にバスタオルのような吸湿性の高い物は、まわりの洗濯物から湿気を吸い取ってしまいます。
だから、周りの洗濯物は乾いてもバスタオルだけ湿っているなんてことはよくありますし、部屋干しではもっと感じやすいはずです。
部屋干しの場合これを逆に利用すると、
と言った裏ワザもあり、このタオルを中心にサーキュレーターなどで風を送ってやることで洗濯物が早く乾いたりもします。
とにかく、乾かす時には間をきちっと空けて湿気がとどまらないようにしないといけないんですね。
これは、上で見てもらった
ということにも直結します。
だからこまめに洗濯していると、乾かし方が悪かった場合にはバスタオルの臭いが取れないということも少なくなると思います。
3.保管場所が悪い。
保管場所が湿気がたまるようなところだと、カビになったりすることもあります。
それが繊維に入り込むと、なかなか臭いが取れないといったことも出てくると思います。
バスタオルはお風呂の時に使うのでお風呂場のところに置きがちになりますが、臭いが取れないなら一度別の場所に移してみて様子を見てはどうでしょうか。
バスタオルの臭いの原因は?
バスタオルがあのように変な臭いがするのは一体何が原因なのか?
先程からそれとなく触れてはいますが、この臭いは「モラクセラ菌」という菌が
原因となっています。
洗剤や石鹸等でも有名な「花王」からの研究結果でわかったようなのですが、このモラクセラ菌がするフンの臭いがあの嫌な臭いの原因のようで、これは普通に洗濯しても取れないということがわかっています。
また、
これはとても厄介な相手ですね。
だからずっとバスタオルから嫌な臭いが取れないということになっているのですね。
モラクセラ菌が発生しやすい環境
この臭いの原因でもあるモラクセラ菌は、私たちの皮脂や水を栄養として増えていくということがわかっていて、ジメジメした環境を好むということなんですね。
上でもピックアップしたように、
- 洗濯したものをすぐに乾かさない。
- 乾かし方が悪い
- 保管場所が悪い
こういったことが、モラクセラ菌にとっては絶好の環境だったりするわけですね。
また、洗濯物が多かったりすると、一つ一つの洗濯がキチンと出来ず、皮脂が残ったりしてそれを餌にしてしまうからなんですね。
こうやってつなげてみてみると、臭いが取れない原因も納得できるのではないでしょうか。
では、このモラクセラ菌をキチンと取って、バスタオルの臭いを取るにはどうしたらいいのか?
その具体的な方法について見ていきます。
バスタオルの臭いの取り方は?
では、この臭いの原因であるモラクセラ菌はどうやって取ればいいのか?
さて、そのモラクセラ菌の研究から、花王が導き出していたのは
除菌効果のある洗剤を使う。
ということでオススメしているのが、
【アタック ゼロ】
抗菌・漂白剤配合でニオイ菌を99%抑え、さらに洗濯槽のカビなどにもケアしてくれる洗剤ということで、非常に人気がありますね。
こういった除菌、抗菌ができる洗剤を選ぶのが一つの方法です。
煮沸消毒する臭いの取り方。
キッチンで使う布巾などを、煮沸したお湯の中に入れて消毒している人も多いと思いますが、あれをバスタオルにもやってしまうという方法です。
熱湯を洗面器などにいれバスタオルを浸けておくだけでいいので、特に難しいことはありませんが、絹のような繊維が熱で傷む素材の場合はやめておいたほうがいいですね。
煮沸消毒が無理な場合には、
こんな方法もあります。
いわゆるワイドハイターを使った方法ですが、ワイドハイターは普通に販売されているこの商品です。
このハイターを使った臭いの取り方は強力で、
これで後は普通に洗濯してみてください。
アイロンを当てる。
モラクセラ菌は熱に弱いため、アイロンをあてるというのも効果的ですね。
アイロンを当てることで除菌が出来ますし臭いも取れます。さらに、仮に生乾き状態だったとしても、高温で乾燥させることができるので保管の際にも湿気が気にならなくなりますね。
ただ、アイロンは素材によって無理な場合があるのでキチンと表記を見てから行うようにして下さい。
あとがき
今回はバスタオルの臭いが取れない時の原因やその取り方について見てきましたが、同じようなことは服の臭いにも言えます。
もし、あなたの洗濯物が全体的に臭いがする場合には、一度今回の問題点をいくつか見なおして改善してみましょう。
ちょっとしたことで臭いの原因がすぐに分かるかもしれませんので、まずは1つずつ気になることを試していってくださいね。
また、バスタオルだけではなく「洗濯物の臭いの取り方」について別のページでもまとめています。
洗濯物の臭いが取れない原因はなんなのか?
生乾き対策はどうすればいいのかなど、洗濯物の臭いの悩みをいろんな角度から確かめてみましょう。