私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
しっぽを出す
この言葉の意味をご存知でしょうか?
ひよこさんの絵はやっぱりうまいねえ。
君が褒めるとロクなことがないよ。さては何か隠しているだろう?
いや、僕はなにも汚したりしてないよ。
やっぱりそうか!僕の絵を汚すなんて、ひどいなあ。
何も言ってないのに、なんでばれちゃったの!
しっぽを出したね。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「しっぽを出す」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文、読み方などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
しっぽを出すの意味とは?
しっぽを出すとは、
- 隠していたことを人に知られること
- ばれること
このような意味があります。
しっぽを出すの語源
しっぽを出すの語源には、タヌキやキツネの話があります。
昔はタヌキやキツネが人の姿をして人間をだますと言われてきました。
ただししっぽの部分は見えるときがあり、しっぽが見えてタヌキやキツネだと正体がばれてしまうことから、この慣用句が生まれました。
しっぽを出すの使い方や例文は?
さて、このしっぽを出すという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
しっぽを出すという言葉の使い方は、
「しっぽを出した~」「~でしっぽを出した」といった使い方がよく見られます。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
しっぽを出すを使った例文は
- 犯人は今までうまくトリックを使って言い逃れていたが、ついにしっぽを出した。
- 良い人ぶっていた彼は、ついにしっぽを出して本性を表してしまった。
- しっぽを出した彼女は、言い訳するかのようなことを言い出した。
心の中に隠していたことや行動が、相手にばれてしまったときに使われますね。
しっぽを出すの類義語は?
さて、この「しっぽを出す」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、意味の似ている言葉(類義語)もいくつかあります。
ぼろが出る
化けの皮がはがれる
馬脚を現す
完全に同じ意味ではないですが、似たような場面で使われることがあると思います。
あとがき
しっぽを出すとはどんな意味があるのか。
その語源や使い方、例文や類義語などを見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとしてしっぽを出すを簡単にまとめますね。
意味隠していたことを人に知られること
ばれること
ぼろが出る
化けの皮がはがれる
馬脚を現す
犯人は今までうまくトリックを使って言い逃れていたが、ついにしっぽを出した。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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