この前クイズ番組を見ていると、
トマトを漢字で書くとどうなるでしょう?
みたいな問題があったんですね。
「スイカは西瓜」「キュウリは胡瓜」とかはいろんな番組で結構問題に出されていてなんとなく知ってましたが、
トマトって漢字でなんて書くんだろう?
ということでトマトの漢字について少し調べてみました。
すると実は、
という事なんですね。
これはいったいどういう事なんでしょう?
そこで今回は、このトマトの漢字について。
またせっかくなのでこの機会に英語や中国語、トマトの本場のイタリア語やフランス語なども一緒に見ていきましょう!
トマトを漢字で書くと?
さて、今回のテーマのトマトの漢字なんですが、意外な事に
トマトの漢字は一つではない!
はあ!?何言ってんの?
って思うかもしれませんが、実はトマトにはいろんな呼び方があり、それに対して漢字も分かれているようなんです。
その漢字の数は全部で5つあり、それが次のようになっています。
- 蕃茄(ばんか)
- 唐柿(からがき、とうし)
- 赤茄子(あかなす)
- 小金瓜(こがねうり)
- 珊瑚樹茄子(さんごじゅなす)
多すぎ!
って思っちゃいますが、実はそれぞれにしっかりとした理由があるんです。
トマトの漢字「蕃茄(ばんか)」
蕃茄(ばんか)というような読み方をするんですが、
「蕃」は外国という意味です。
「茄」はナスという意味なんですね。
トマトはナス科の食べ物なので、
という意味で、蕃茄(ばんか)と漢字で書くようになったそうです。
中国語でも同じように蕃茄と書きます。
それを日本でも取り入れているようですね。
「蕃」は蕃俗などの漢字にも使われていて「未開の」っていう意味もあったりします。
これは中国にとって未開という事で、西欧を指した言葉だったと考えられていますね。
トマトの漢字「唐柿(からがき、とうし)」
唐柿(からがき、とうし)というような読み方をするんですが、
「唐」は外国(中国)という意味です。
その中国からやってきたトマトの形が「柿」に似ているな。
という事で、唐柿というように名付けられたと言われたようですね。
今はイチジクの別名も唐柿というように呼ばれているようですね。
トマトの漢字「赤茄子(あかなす)」
赤茄子(あかなす)という読み方をするのですが、トマトは見た目が赤いですよね。
その色と形から赤茄子というように名付けられたと言われています。
熊本では大正時代から「赤ナス」として生産されている伝統野菜がありますが、こっちはトマトじゃなくてナスです。
トマトの漢字「小金瓜(こがねうり)」
小金瓜(こがねうり)というような読み方をするんですが、
「小金瓜」もその色や形から、このように名付けられたと言われています。
ナスのように見えるし、ウリのようにも見えるし。
スイカも西瓜というように書くし、トマトの小金瓜もその人の印象によって変わりますよね。
トマトの漢字「珊瑚樹茄子(さんごじゅなす)」
珊瑚樹茄子(さんごじゅなす)というような読み方をします。
これもその色がサンゴのような色だったという事から、サンゴ色のナスということで名付けられたと言われています。
で、実際に珊瑚樹というトマトもあります。
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糖度10度以上ですって!すごい。
イチゴで8~10度、スイカで11度くらいと言われてるので甘そうですね。
トマトを英語で書くと?
トマトって漢字で書くとこんなにたくさん表現があるんですね。
さすがにこんなにあるとは驚きですが、では英語ではなんていうんでしょう?
実はこれは逆に単純明快で、
トマト:tomato
トマトケチャップ:tomato ketchup
トマトジュース:tomato juice
トマトピューレ:tomato puree
トマトソース:tomato sauce
さっきの漢字とは違い、こちらはそのまま「トマト:tomato」です。
だから日本ではそのまま使ってるわけなんですね。
プチトマトは英語でなんて言うの?
ちなみにミニトマト、プチトマトっていう小さいトマトがありますよね。
あれは英語ではなんていうんでしょう?
やっぱりmini tomato?っていうの?
と思いきや、実はこちらは
cherry tomato(チェリートマト)
あらまあ、こちらはサクランボのような小さいトマトという事でこのように呼ぶようなんですね。
他にも、
- baby tomato
- salad tomato
といったように赤ちゃんのような、サラダに盛り付けるようなトマトという事でこういった英語表現になるようです。
「mini tomato」「petit tomato」は和製英語みたいです。
トマトを中国語やイタリア語、フランス語で書くと?
トマトを漢字や英語で書くとどうなるのかそれぞれについてみてきましたが、次は他の海外ではどんなふうに呼ばれるのかをまとめてみました。
まず中国では
- 蕃茄
- 西紅柿
- 洋茄子
このように呼ばれるようで、何種類かありますね。
蕃茄は中国で呼ばれていたものが日本でも使われていたと言われています。
ちなみに中国語で
- ケチャップは蕃茄醤
- トマトジュースは蕃茄汁、西紅柿汁
というように書くようですね。
トマトをイタリア語、フランス語で書くと?
さてトマトの本場とも言われるイタリアでは、
pomodoro(ポモドーロ)
と書かれます。
フランス語では英語と同じく
tomato
というように書かれるようですね。
あとがき
トマトは漢字でどう書くのか見てきましたが、まさか5つも読み方があったなんて知りませんでしたね。
私も一つも知らなかったので、これでだいぶ勉強になりました。
また中国語や英語、イタリア語やフランス語などのトマトの言葉も一緒にまとめましたが、ミニトマトとかプチトマトっていう言い方は無いんですね。
これもまた一つ勉強になったと思います。
こうやって身近なことでも知らないことは多いので、改めて確認してみるといろんな気づきもあって面白かったですね。