食事

食中毒の症状で発熱のあるものは?頭痛、腹痛の場合は?嘔吐下痢

2015年6月26日

食中毒09

自分の体調に変化があって、

  • なんかちょっと熱があるかも?
  • そういえば昨日食べた○○がちょっと変な匂いしていたかもしれない。
  • 今日はなんか吐き気がするなあ・・・。

こんな風に感じると、

check002  昨日食べた物が原因で食中毒になったのかも?

と心配になってしまうこともありますよね。

食中毒の症状には、

  • 発熱
  • 嘔吐、吐き気
  • 腹痛、下痢
  • 頭痛、めまい

といった症状が主に出てきます。

実際に、こんな食中毒の症状と思う体調の変化が出てきた場合は、どういった食べ物や菌が関係しているのか?

それぞれの食中毒の症状を見ることで、あなたの原因となる行動について探っていきましょう。

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食中毒の症状で発熱のあるものは?

食中毒で発熱の症状が出る、代表的なものは

check001  『サルモネラ菌』

よくニュースや新聞などでも幾度と無く出てくるので、一度は聞いた名前のある菌だと思います。

この、サルモネラ菌による食中毒の場合、特に発熱症状が現れるのが特徴の食中毒となっています。

 

サルモネラ菌による食中毒は、

7~9月の間がピーク

となっているので、夏場の食中毒として代表されるものとして有名ですね。

発熱は38℃くらいまで上昇し、ひどい時は40℃近くになる場合も。
他にも嘔吐や下痢などの症状も現れます。

特に鶏卵や肉類からの感染経路が多いとされていますが、人やペットの糞便などからの接触感染もあるので注意が必要です。

食中毒の症状として発熱が伴うものとしては、次のようなものがあります。

 

O157

生の牛肉、レバーなどから感染。
保菌者の便や使用後のタオル等からの二次感染もある。

ただ、O157による食中毒の症状は発熱よりも
嘔吐や腹痛、血便といった症状のほうが顕著に現れやすい。

 

カンピロバクター

鶏肉、牛レバーなどから感染。
井戸水や簡易水道水など、殺菌処理されていない水からの可能性もあります。

子供は犬や猫から感染の可能性も。

 

ノロウイルス

こちらもよく聞く名前の菌ですね。
一年中危険性はありますが、特に冬場に猛威をふるう食中毒として有名です。

特に牡蠣(カキ)を含む二枚貝からノロウイルスが検出された報告が多いです。
感染者の便や吐瀉物などからの感染もあるため、二次感染の注意も必要です。

主に下痢、腹痛、嘔吐といった症状が現れます。
水様便の症状が特に顕著に現れます。

発熱の症状も現れる場合もありますが、高くても38℃ほどです。

>>ノロウイルス症状は大人と子供で違う?軽い場合は?

 

エルシニア・エンテロコリチカ

動物の糞などによる汚染で、
食肉(特に豚肉)や飲料水などが原因になりやすい食中毒です。

この菌の特徴は、低温(0℃~4℃)でも増殖するために、
冷蔵庫内でも増えていくことが確認されています。

食中毒の症状として発熱は38℃以上にまで上がる場合もあり、
下痢や腹痛(特に右下腹部痛)と言った症状も現れるのが特徴です。

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赤痢

日本ではそこまで多くない食中毒の原因菌ですが、環境があまり良くない国に行くと蔓延している食中毒です。

感染経路には「生モノ、水」といったものから「感染者の糞便、ハエ、接触感染」などがあります。

衛生環境のあまりよくない海外に行った際には、特に注意したい食中毒です。

急激な発熱や、血便を伴う下痢や腹痛といった症状が現れるのが特徴ですが、最近は軽度な症状になってきている傾向です。

 

食中毒の症状で頭痛のあるものは?

食中毒の症状では頭痛の症状が現れる場合のケースも有ります。

食中毒で頭痛の症状が出る、代表的なものは

  • サルモネラ菌
  • カンピロバクター
  • ボツリヌス菌

上で登場したものですが、ボツリヌス菌だけ、まだ紹介されていないのでここで説明しておきましょう。

 

ボツリヌス菌

ボツリヌス菌は様々な食品に広く点在していて、特に自家製の瓶詰め食品や、タッパーなどの容器に入れた食品に繁殖しやすい菌として知られています。

酸素がなく、水分や栄養分、温度(3.3℃)がそろうとボツリヌス菌の繁殖が活発になると言われています。

 

あなたは、

乳幼児にハチミツを食べさせてはいけない。

ということを聞いたことがありませんか?

実はハチミツの中にはこの「ボツリヌス菌」が入っている場合があるからです。

大人では大丈夫ですが乳幼児にとっては非常に危険な食べ物となるので、ハチミツを食べることは1987年に当時の厚生省が禁止したのです。

 

ボツリヌス菌による食中毒では、吐き気や嘔吐のほかにも「視力障害、言語障害、嚥下障害などの神経症状」が現れるのが特徴で、重症の場合には呼吸麻痺により死亡するケースもあるので注意が必要です。

食中毒での頭痛の症状ですが、頭痛が発生するのは食中毒の初期の頃が多く、その後に腹痛や発熱などを伴うケースに発展していくことが多いようです。

また、頭痛だけの食中毒というのはないようです。

ですので、頭痛の症状だけなら食中毒ではなく、他のことが原因だと考えたほうがいいでしょう。

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食中毒の症状で腹痛のあるものは?

食中毒の症状で特に多いのが、この腹痛や下痢などの体調の悪化です。
ほとんどの食中毒の症状として現れると言ってもいいほどです。

その中でも、特に腹痛、下痢の症状が現れるものとして代表的なのは

  • 腸炎ビブリオ(魚介類、刺身やすし類)
  • O157(生の牛肉、レバー)

O157の場合は血便が出る場合もあるので、腹痛の症状は激しいものとなります。

腸炎ビブリオも腹痛の症状が特に現れやすい食中毒ですが、あまり聞かない名前かもしれません。

 

しかし実際には、サルモネラ菌並みに猛威を振るう菌として知られていて、

check001  生の魚介類を食べたあと、半日~1日ほど後に腹痛があったら、ほぼ腸炎ビブリオによる食中毒

このように考えられるほど多いようです。

 

また、食中毒の症状が現れたのが早ければ早いほど、重度の食中毒の危険性があると言われています。

腹痛や下痢といった症状が出た場合は、下痢止めなどの薬を飲まず悪い菌を便と一緒に排出させることが大切です。

 

補足

この食中毒の潜伏期間などがどのくらいなのか?といったことなどは、こちらのページで詳しくまとめているので、あわせて読んでみてくださいね。

関連ページ

>>食中毒の潜伏期間/何時間後に症状が出るの?

 

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あとがき

食中毒と言っても様々な種類のものがあるので、その症状についても様々変わってくることがわかりますね。

ですがこれらの症状は、個人の体調や年齢などによってもその症状にも違いはあるので、あくまで一般的な症状だということです。

食中毒のような症状を感じたら、直近で食べた食べ物を思い出し何が悪かったのかということを覚えておけば、今後の対策にもつながります。

食中毒のような症状が現れたと感じて、休んでも体調が戻らなかったりするのであれば、病院へ行くことも大切です。

特に「生もの」などの加熱処理がされていないものは、こういったリスクが有ることも頭に入れておかないといけませんね。

 

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