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除湿機デシカント式のメリットデメリットやおすすめは?電気代

2016年6月9日

除湿機 デシカント メリット

梅雨の季節のジメジメ対策や部屋干しなどのために、除湿機を使おうかと考えている方も多いと思います。

いま、除湿機は様々な種類のものが販売されていますね。

いざ、除湿機を買おうとした時、迷うのが

「種類」

除湿機の種類の違いがわからずに、

check002  「一体どれがいいの?」

と、あなたは悩んでいないでしょうか?

今販売されている除湿機の種類は、大きく分類して

check001  「3つの種類」

の除湿機があります。

除湿機の3つの種類
  • コンプレッサー式
  • デシカント(ゼオライト)式
  • ハイブリッド式

このページではこの3つの種類の中の

085145   「デシカント(ゼオライト)式」

について、まとめてみました。

このページでは主に、

  • デシカント式のメリットとデメリットは何か?
  • デシカント式のおすすめはどの除湿機なのか?
  • 他の除湿機との効果や電気代などの比較

といった点にスポットを当ててまとめたので、是非購入の際の参考にして下さい。

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除湿機のデシカント式にはどんなメリットがあるの?

除湿機の種類の一つ

「デシカント(ゼオライト)式」

この方式は、

check001  ゼオライトと呼ばれる吸湿剤に水分を吸着させて、熱交換器で冷やして水滴に変え、乾いた空気を吹き出す。

というようになっています。

湿気取りのために、おせんべいとかと一緒に「シリカゲル」が入っていると思いますが、大きな原理は同じようなことです。

除湿機 デシカント01

デシカント(ゼオライト)式の除湿機としては、この吸湿剤がずっと湿気を吸い取ってくれるように、暖かい空気を当てて乾燥させています。

それで次々と空気中の湿気を取り除いていってくれるわけですね。

さて、そのデシカント式では一体どんなメリットがあるのか?

一般的にデシカント式のメリットはこのようにまとめられます。

デシカント式のメリット
  • 除湿能力が室温に左右されにくい。
  • 冬場の除湿にも使える。
  • 冬の結露対策に向いている。
  • コンプレッサー式に比べて本体が軽い。
  • 運転音が静か。
  • 気温が低い時の洗濯物の部屋干しに向いている。

コンパクトさと部屋干しや結露の悩みに良さそうなデシカント式ですが、それぞれのメリットについてもう少し詳しく触れていきます。

 

デシカント式のメリットの詳細

除湿能力が室温に左右されにくい。

コンプレッサー式では室温が低いと除湿能力が落ちてしまいますが、このデシカント式の場合は寒い冬場でも能力が落ちにくいので、一年中通して活躍してくれます。

冬場の結露対策でも使えますね。

補足
ただ、結露対策で使いたい時は外気温や室温によって、うまく対策できない場合もあるので注意して下さい。

 

コンプレッサー式に比べて本体が軽い。

コンプレッサーを積んでいないので、本体は比較すると軽めです。とはいっても5~10kgほどはあります。

それでも除湿機の中では一番軽いので、使い勝手がいいですね。

洗濯物の部屋干しの際はもちろん、結露対策のしたい部屋、浴室乾燥でカビの防止、押し入れの中に入れて湿気取りなど、様々な用途に使いたいとき移動が簡単なので便利です。

運転音が静かというのも、コンプレッサーがないことが関係しています。

 

洗濯物の部屋干しに向いている。

夏場や梅雨時ではコンプレッサー式が使える条件が整っているので使いやすいですが、冬場には除湿能力が下がるので向いていません。

でもデシカント式なら梅雨時の部屋干しにはもちろん、秋の台風のシーズンなどにも同じように使うことができるので、衣類乾燥で使いやすいと思います。(室温が上がるので、暑い時期は注意)

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除湿機のデシカント式にはどんなデメリットがあるの?

先ほどのデシカント式除湿機のメリットを見ると、

check001  「オールシーズン使えて小回りも効くなんて使いやすそう!」

と思いますが、一方でデメリットもあります。

一般的にデシカント式のデメリットはこのようにまとめられます。

デシカント式のデメリット
  • 消費電力が高い。
  • 電気代が高い。
  • ヒーターを使うので室温が上がりやすい(3~8℃程度)

これらはコンプレッサー式と比べた場合のデメリットですが、何やら色々と問題がありそうですね。では、それぞれのデメリットについてもう少し詳しく触れていきます。

 

デシカント式のデメリットの詳細

消費電力が高い。

上でもちょっと触れたように、デシカント式は

この吸湿剤がずっと湿気を吸い取ってくれるように、暖かい空気を当てて乾燥させてる。

つまり、ヒーターを使って内部の吸湿剤を乾燥させているのですが、これが消費電力を使います。つまり、電気代が高く付くということなんですね。

どのくらいかというと、コンプレッサー式のものと比較した場合を見てみましょう。

定格除湿能力が7.5L/日のデシカント方式の消費電力と電気代はこのようになっています。

  • 消費電力:410W
  • 1時間で約11.1円

今回モデルに使ったのは、

【デシカント式】

パナソニック「F-YZSX80
定格除湿能力:7.4L/日
消費電力:410W
電気代(1時間):約11.1円

それに比べてコンプレッサー方式の除湿機は、定格除湿能力が10L/日とデシカント式よりも能力の高いクラスのもので比較しても消費電力は約200w程です。

この場合の電気代は

1時間で約5.5円

*電気代は27円/kWhで計算

【コンプレッサー式】

コロナ「CDM-10A2
定格除湿能力:10L/日
消費電力:205W
電気代(1時間):約5.5円

これを見てもわかるように、定格除湿能力がコンプレッサー式のほうが高いにもかかわらずデシカント式のほうが2倍ほども電気代が高いのです。

この電気代の問題も含めて、他の除湿機のコンプレッサー式やハイブリッド式については、こちらで詳しくまとめているのであわせて呼んでみてくださいね。

関連ページ

>>除湿機コンプレッサー式のメリットデメリットやおすすめは?電気代
>>除湿機ハイブリッド式のメリットデメリットやおすすめは?電気代

 

ヒーターを使うので室温が上がりやすい(3~8℃程度)

デシカント式はヒーターを使う分室温の上昇があります。だから梅雨時や夏場での使用にはあまり向いていません。

梅雨時の部屋干しに使うのにも向いていますが、室温が上がるといった点は注意したいですね。

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除湿機のデシカント式のおすすめは?

このデシカント式の除湿機のおすすめはといっても、パナソニック製が目立ちますね。他にもトヨトミや日立、東芝製もありますが、パナソニックのデシカント式を購入しておけばほぼ間違いはないと思います。

【パナソニック 衣類乾燥除湿機 デシカント方式 F-YZSX80】

*使いたい部屋にあった能力のものを選んでくださいね。

 

あとがき

このように、デシカント式の特徴は、

ヒーターが良くも悪くも働いてくれる。

というところにありますね。

ですので、デシカント式の除湿機は、

  • オールシーズンの部屋干しなどに使いたい。
  • 小回りがきく、いろんな部屋に使いたい。
  • 冬場によく使う予定がある。

こういった人に選んでもらいたい除湿機だと思います。

 

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